うそとは?
原典・おふでさきには、「うそ」という言葉が十一回出てきます。
いまゝでハ神のゆう事うたこふて なにもうそやとゆうていたなり
おふでさき第1号42
なにもかもいかなはなしもとくほどに なにをゆうてもうそとをもうな
おふでさき第3号 24
このよふをはじめた神のしんぢつを といてきかするうそとをもうな
おふでさき第3号68
ない人間・ない世界を創めた真実の神が、初めてこの世の表に現れて、ありとあらゆる全ての根元を説いて聞かせるのですから、人にはなかなか理解できない話もあります。
人間には、理解しがたい故にうそと感じられてしまいます。
しかし、それは真実の話ですから、陽気ぐらし実現のためには、人間に理解させる必要があります。
それを「うそとおもうな」という言葉で仰せ下されています。
また、おやさまは親神様の思召しに反する心遣いとして、八つのほこりを説かれ、同時に「うそとついしよこれきらい」と戒められています。
天理教教理における「うそ」という言葉は、親神様のお教えが真実であるという意味と人間の心遣い、行動の「うそ」を使うなという戒めとしての意味があります。