天理教単語帳 おさしづとは?

おさしづとは?

おさしづとは、おふでさき・みかぐらうたと同じ天理教の三原典の1つです。

明治20年1月4日、おやさまのお身上が少し重く拝せられた頃から始まり、明治40年6月9日の本席・飯降伊蔵様のお出直しの日まで約20年間の天啓記録です。

みかぐらうた・おふでさきがおやさまの天啓によるものであるのに対して、おさしづはおやさま本席様の天啓によるものです。

明治20年1月26日、おやさまが現身をお隠しになられるまでのおさしづは、おやさまによるものがほとんどであり、それ以後の大部分が、本席様の天啓によるものです。

また、みかぐらうた・おふでさきはおやさまのご直筆であるのに対して、おさしづは、おやさま・本席様の天啓による親神様のおさしづを、側近の者がその時、その場所で記されたものです。

おさしづは「伺いのさしづ」「刻限のさしづ」からなっています。

伺いのさしづというのは、当時は人間が親神様に本席様を通して、実際に起こっている問題の神意を伺うことができ、その伺いに対する親神様からの懇切丁寧な「お指図」です。

この「伺いのさしづ」が編纂された「おさしづ」大部分をなしています。

刻限のさしづは、人間からの伺いなく、親神様の方から時を見計らって、心の成人を促すために「さしづ」されるものであり、全体からみると数は少ないですが、「理が重い」と言えます。