証拠試しとは?
原典やおふでさきなどに
- 「しようこ」
- 「ためし」
- 「しようこだめし」
という単語がしばしば出てきます。
天理教の信仰というのは、「証拠信心の道」とも言います。
天理教が始まった頃、教祖(おやさま)を「狐つき」などと嘲笑する人々に、教祖(おやさま)は「月日のやしろ」であることを納得させるために、色々と心を尽くされました。
そのひとつとして、「ふしぎなたすけ」を目のあたりに見せられました。
「よろづたすけ」の道あけと言われる「おびやたすけ」(お産の守護)においても、まず教祖ご自身のお産に、その「ためし」をかけておられます。
これを「帯屋(おびや)ためし」と言います。
【安産の秘訣】昔の習慣は要らない⁉神様の十全の守護などについて!「おふでさき」に
このたびハたすけ一ちよにかゝるのも わがみのためしかゝりたるうゑ
おふでさき第3号44
と仰せられているように、天理教のたすけ一条の道は、「証拠試し」ということを一つの特質としています。
頑是ない人間を育てられる親神様が、「証拠試し」をして、人間の眼に見えるようにご守護を見せ、何とか納得させようという深い親心の現れです。
また「おふでさき」にはこの他にも
このよふのたしかためしかかけてある これにまちがいないとをもゑよ
おふでさき第3号22
と仰せ下さいます。
親神様はこの世のすべての事に「ためし」をかけ、間違いのないことを、人間に納得ずくめの上で親切にお導き下されています。
無い人間、無い世界をお創め下された真実の親神様であるからこそ、はじめてなしうる「証拠試し」「証拠信心の道」であると悟らせて頂きます。