一つの理 とは?
原典によく、
「一つの理」「一つの事」「一つの心」「一つの処」
などが出てきます。
本来、「一」という数字には、二つの意味があり、
一つ目は、二や三などの数え方のひとつとして使われており、
二つ目は、一つと多数の絶対的な一としての使われ方です。
原典おさしづに
「・・・・・・前以て伝へてある、六ツケ敷事をいひかける、一つの事に取りてしやんせよ」
(明治20・1・13)
と仰せくだされており、神様は人間にとって難しいことを言うが、すべて人間思案ではなく、大切な神様の思召しとして受け取り、思案するようお導き下されているのです。
また、
「こゝに一つの処、天理王命といふ原因は、元ない人間をこしらへた神一条である」
(明治21・1・8)
lこの時の意味としては、一つの処=ぢばを指しています。
「・・・・・・一つ所よりふいたる枝/\/\、一寸ふいたる芽は、こんどはをれん」
(明治21・3・9)
この「一つの所」もぢばを指しています。