今、コロナ禍ということもあり、世界的な大不況がやってきています。
あちこちの業界が大打撃な中で、お坊さんや宗教家たちには、この不況の中でどのような影響があるのでしょうか?
そもそも、宗教自体に不況など関係あるのでしょうか?
今回は、そんな様々な宗教の中でも、親しみ深いお坊さんを徹底解明していきたいと思います。
参考本 ぼうず丸もうけのカラクリ現役のお坊さん ショーエンK
お坊さんの主な収入源
お坊さんの中にも様々で、
- 豪邸
- 高級車
- 高級ブランド
などを所有しているお坊さんもおられます。
これらの資金源の多くは、信者さんからのお布施でなっています。 ちなみにお葬式のお布施全国平均は54.9万円で、所要時間は1時間です。 要するに、一度お葬式をすれば、時給50万円の仕事ができるわけです。もちろんそのお布施は、いつでも安心の即日現金一括払いになっています。
お布施の金額理論
社会で株価の大暴落が起きても、お坊さんには関係ありません。
なぜなら、お布施の大暴落などは存在しないからです。
そもそもお布施の金額は、「需要と供給」で決まるわけではないですし、ましてやお経の長さ・労働量で決まるわけでもないのです。ではどうやって決まるかというと、
お布施の金額は、お坊さんの格と檀家で決まる
「情報の文明学」(梅卓忠夫著/中公文庫)より
これがお布施金額理論です。
なので、偉いお坊さんにはたくさん出すのが普通であり、お金持ちもたくさん出さないと格好がつかないわけです。
さらに付け加えると、お坊さんの格と檀家に【信仰度・お世話になった度】のかけ算がされることもあります。お金持ちや資産家でなくても、信仰心のある信者さんは、高額なお布施を自らの意思でされることもあるのです。
最強の無税地帯「お寺」
お寺に対する「税金優遇」はまさに最強です。実際どれだけ税金優遇されるのでしょうか?
実は、、、
①不動産所得税
②事業税
③印紙税
④市町村民税
⑤道府県民税
⑥固定資産税
⑦都市計画税
⑧登録免許税
⑨所得税
⑩法人税
これだけもの税金が、宗教活動している限り全部非課税になるのです。
もちろん税金がかかる場合もありますが、基本的に「継続」という要件が必要で、「たまたま」の収入は全て非課税になるのです。
例えば、たまたまきふしてもらった土地が1億円で売れた場合でも、もちろん税金は0円です。 もし、これが普通の会社なら、4000万円くらいの税金がかかるんです。 仮に、継続的に商売をしていても、普通の会社よりも8%税金が少ないというのも、お寺が最強だと言われる所以です。 ちなみに、後継者に相続するときにも相続税はかからないのです。お坊さんの副収入
お坊さんの収入は、お葬式のお布施だけではなく、四十九日忌や一周忌などの法事でもお布施をもらいます。
- 法事
- お彼岸の供養
- お盆の供養
- 開眼供養
- 塔婆代収入
- 拝観料収入
住職の退職金
実は住職にも退職金があるのです。
資金源としては、これまでお布施が蓄えられてきた、お寺の預金通帳から支払われるようになっています。
仮に40年間住職として在籍すれば、退職する時に2200万円の退職金がもらえるようになります。まとめ
- お葬式のお布施の全国平均は54.9万円
- お布施の金額はお坊さんの格と檀家で決まる
- お寺に対する「税金優遇」はまさに最強
- お寺には様々な副収入が存在する
- 住職に退職金がある