天理教人名辞典 久太郎 きゅうたろう

久太郎 きゅうたろう

芝村(現、桜井市芝)の人。

元治元年(1864)10月27日、つとめ場所の棟上げの翌日、大豆越村(現桜井市)山中家へ行く途中、大和神社前で鳴物入りで天理教の神名を唱え、取り調べを受けたうちの一人(『稿本天理教教祖伝』56ページ)。

慶応元年(1865)の「普請中新人用書留細帳(講中世話方)」に人夫として、9月3・4・10・12の各日、10月13・14の両日の計6日間と、同帳慶応2年の「家根普師」の項には10月6日の条にその名を記す。

つとめ場所の建築人夫として働いたのであろう。