布教の家の成り立ち
布教の家の歴史は、70年ほど前にさかのぼります。
戦後の厳しい日本で、布教師のために教務支庁舎の一部が提供され、定住地をご守護いただくまで布教師はそこを拠点に布教に歩いたというのが布教の家の始まりです。
このような成り立ちからも分かるように、布教の家は練習所や研修所ではなく、実際の布教の現場であり、ひたすらにをいがけ・おたすけを実践する中で、確固たる信仰信念を培い、布教師として自ら育つ場所なのです。
天理教教人(所属教会長ならびに直属教会長の推薦が必要) | |
3月29日 ~ 翌年3月27日(1年間) | |
1月25日9時 ~ 2月25日16時 ※年によって変更する場合があります。布教一課までお問い合わせください。 |
男子寮
北海道寮
- 男子寮
- 定員5名
- 昭和49年設立
教務支庁が平成8年に、教区長はじめ多くの先生方の親心を頂き、重厚な建物に建て替えられ、寮舎や浴室なども近代的になりました。
北海道の冬は特に寒さ厳しく、獄舎にご苦労くだされた教祖のひながたに思いを馳せることができ、布教師としての大きな自信が身に付きます。
青森寮
- 男子寮
- 定員5名
- 平成4年設立
寮生の世話取りとして、約20名の地元出身の卒寮生やOBが育成委員にあたっておられます。
毎月一度開催されている勉強会では、地域のようぼく・信者の参加者が増え、布教熱・おたすけ熱を高める場へと発展してきております。
気力のある若者なら、気候風土のきびしい青森で自分に挑戦し、一人でも多くの方をおぢばにお誘いしてください。
新潟寮
- 男子寮
- 定員6名
- 昭和63年設立
新潟寮の朝は、駅前での神名流し・路傍講演に始まり、道中のゴミ拾いは市から表彰されるほどこの街に根付いたにをいがけの一つとなっています。
寮生は「自ら考え、自ら動く。卒寮後も自分で歩ける布教師を目指す」という基本方針を基に、寮のOBや経験豊かな育成員が月に数度、寝食を共にして指導にあたっています。
また、定期的に基礎講座が開催されており、未信者の方にも足を運んでいただきやすく、おぢば帰りにお誘いしやすい環境が整っています。
石川寮
- 男子寮
- 定員6名
- 昭和61年設立
石川寮の所在地金沢は、人口46万人を擁する北陸の中核都市で、観光客が増え、古都のにぎわいをみせています。
このような環境の中で、布教の苦労から見えてくる大きな喜びや感動とおたすけを通して自らが磨かれていく心の成人を育成委員一同が真実を持って寮生をサポートします。
また、毎月、本部派遣委員によるお仕込みを行い、別に個人面談も月ごとに行うことによって、細やかな指導を目指しています。
埼玉寮
- 男子寮
- 定員6名
- 昭和59年設立
埼玉寮の指導方針は、寮生としての1年間を単なる布教経験にすることではなく、卒寮後にそれぞれが単独布教に出られる布教師になることを前提とし、一人になっても教祖の「たすけ一条」にたゆみない戸別訪問を続けられる人材を育成することにあります。
そのため、日々の生活では、甘えや妥協を徹底的に排し、本来の布教の家設立の主旨「単独布教師」にできるだけ近づくこと成人を求めています。
東京寮
- 男子寮
- 定員10名
- 昭和28年設立
東京寮では「歩こう、汗をかこう、恥をかこう」をスローガンに掲げ、どんな中も”にをい”のかけられる布教師を目指して歩いています。
東京には様々な人々が集まり、犯罪や事件が絶えない現在、人々の警戒心も都市部では特に強くなり、希薄な人間関係から、心の絆を強く求めている方が何万といると考えます。
こうした世間で、暗闇のように心を悩める一人一人に対して、教祖の御教えという一条の光を照らしながら、親身に寄り添っていく誠真実の「世界たすけ」を目指します。
愛知寮
- 男子寮
- 定員12名
- 昭和26年設立
愛知県内には教勢の盛んな教会が多く、布教熱の高い土地柄も寮生の布教意欲を駆り立ててくれます。
現在の育成体制は、寮長・副寮長の指導のもと、育成員やOBによる定期的なねりあい、毎月の本部派遣委員による布教相談、また共ににをいがけに歩くなど、こまめに寮生をバックアップしています。
初代の信仰を今に返し、にをいがけ・おたすけに専心すべく、伝統ある愛知寮で「生涯布教師!」の第一歩を踏み出してください。
大阪寮
- 男子寮
- 定員8名
- 平成元年設立
大阪寮では、これまで300名を超える布教師を送り出しました。
嘉永6年、教祖の御命により、こかん様が初めて神名をお流しくだされ、「道の玄関」とも仰せくだされたこの大阪は、親神様の深い思惑が込められた土地です。
単なる1年間の布教経験に終わることなく、生涯求道者たるの信念の育成を目指しつつ、育成委員・寮生全員が共に仲良く明るい家庭的な雰囲気でつとめております。
和歌山寮
- 男子寮
- 定員6名
- 平成6年設立
和歌山寮では、教区内の熱心な布教師の集まりである「わだちの会」に月2回参加し、布教やねりあいを通して刺激をもらって布教意欲を高めています。
また、入寮中ににをいの掛かった方をそのままにせず、修理や丹精を重ねています。
寮のカラーとしては自主性を重んじ、あくまで単独布教に出る「布教師」の覚悟を持って、真剣に布教を通して「自分の心に道をつける」意志を持っておられる方をお待ちしています。
岡山寮
- 男子寮
- 定員6名
- 平成7年開設
岡山寮では、夢とロマンをもって布教に取り組む人材育成を目指しています。
当寮では入寮時、寮生同士でねりあい、1年間の初席者などの心定めを掲げ、その達成を目指し、時にはスタッフも加わってさらにねりあいを重ね、実動につなげていきます。
布教の道中には勇めない日もあり、また理不尽なことも起こってきますが、そこを寮生同士励まし合い、心を低くすることで突破していく。布教に欠かせない「勇気」と「根気」も培われていきます。
広島寮
- 男子寮
- 定員6名
- 昭和28年設立
広島は人類史上初めて核兵器の痛みを味わい、75年間は草木も生えないだろうと言われた中、多くの布教師が橋の下などをねぐらにおたすけと布教に歩いていました。
そんな人たちのために広島教区内の多くの人たちの志で寮舎が建ち、布教の家広島寮が設立されました。
求道心を持って単独布教の第一歩を踏み出し道の先達になることを志す方、さらにはにをいがけ未経験の方も共に御教えを学び、一からにをいがけのやり方を模索していきましょう!
徳島寮
- 男子寮
- 定員5名
- 昭和60年設立
徳島県は、四国八十八カ所巡礼者(お遍路さん)を労う「お接待」の文化もあり、お道の布教者も広く受け入れられており、初心者にとってにをいがけの実践にとても良い環境です。
本寮の指針は、「にをいがけ・おたすけの心」を基準に、「人様にたすかっていただこう」と、小さなことからでも行えるようになることです。
卒寮生は多種多様な立場で、この心をもって自分らしく活躍されています。ぜひ徳島寮でおたすけの喜びという宝を持って帰ってください!
福岡寮
- 男子寮
- 定員6名
- 昭和58年設立
福岡寮の寮生の一日は、5時30分からの神殿掃除に始まり、庁舎内の清掃、朝づとめ。8時40分からお願いづとめとおかきさげの拝読。そして、庁舎前バス停にてよろづよ八首のてをどり、元の理の拝読、路傍講演を行います。
その後、昼食を抜いてにをいがけに歩き、帰寮後に神名流し、ゴミ拾いのひのきしんに歩き、夕づとめに続いてその日の反省会を済ませて一日を締めくくります。
「御存命の教祖のお供」を合言葉に、福岡の地を歩き回り、共に教祖御存命の真実を感じ取れる布教師になろうではありませんか!
女子寮
千葉寮
- 女子寮
- 定員8名
- 昭和63年設立
千葉寮は「管内の布教活性化の核となる布教の家を作りたい」との思いから開設されました。
目まぐるしく変遷する現代社会状況を踏まえ、女性布教師の安全も視野におき、長い目で考えたらどのような布教がこの女性布教師たちの財産になってゆくのかを考え、運営しています。
共に「みちのだい」としての資質を磨き、陽気ぐらしの台としてご恩報じの道を歩みましょう!
兵庫寮
- 女子寮
- 定員9名
- 昭和29年開設
寮生は「御存命の教祖のお供」を合言葉に、ただただひたすらに歩きます。
寮生に対する毎月の丹精は、教区長の講話をはじめ、寮長・育成員とのねりあいを適宜行い、また、布教の活発な教会へ出向いての実修で寮生の布教意欲は高まります。
兵庫寮での1年は、毎年大きな成果をお見せいただくこともさることながら、汗と涙を流してこの坂道を上り下りすることにより、それぞれが生涯の布教活動の礎を築かれていきます。
愛媛寮
- 女子寮
- 定員6名
- 開設
愛媛寮は開設以来、約50年の間に150人もの女性布教師が卒寮しました。
寮長はいつも寮生に「市内のご家庭の一軒一軒の幸福を、親神様に祈って歩く心でにをいがけに回らせていただきなさい」と話します。
日々のにをいがけ・おたすけの実践と先生方の体験を通したお仕込みによって、信仰の向上と自立を目指しています。
卒寮生の声
多くの先生方・先輩布教師からお話を聞く機会があり、視野が広がりました。
本当に多くの方がいろんな悩みを抱えているのだと実感し、やはり私たちは常におたすけの心を持っていなければいけないと思いました。
布教の家 大阪寮の卒寮生
若き天理教の布教師!布教の家の卒寮生の声!布教の家 兵庫寮の卒寮生
【Part2】若き天理教の布教師!布教の家の卒寮生の声!