立教187年2月号 天理教八生兵庫分教会 よろこび月報

ご挨拶

日々はそれぞれの持ち場立場において、八生兵庫分教会の上に絶大なるお力添えを賜り、誠にありがとうございます。

去るⅠ月26日、厳しい寒さの中、教祖が現身を隠された明治20年陰暦正月26日に由来する立教187年春季大祭が、中山大亮様を祭主に本部神殿にて厳粛に勤められました。

大亮様は祭文の中で「年祭活動2年目の早々に能登半島地震という事情をお見せ頂きました.私共は世界たすけの教えを奉じるお互いの心の成人の鈍さに対する厳しいお仕込みと受け止め、しっかりと思案、反省の上、心を引き締め直して2年目の活動を進めさせて頂き、140年祭に向けてお誓い申し上げた心定めの達成を目指して、全教一丸となってたすけ一条に邁進させて頂きます」と奏上されました。

続いて、かぐらづとめとてをどりが陽気に勤め終えられたあと神殿講話に立たれた中田善亮表統領は、まず教祖年祭の元一日である春の大祭の意義即ち、教祖が25年先の定命を縮めて現身を隠された意味は、つとめを勤めさづけを取り次いでおたすけをする人が成人することにあると話を起こされました。続いて秋季大祭での真柱様のお言葉を引いて、ひながたの中で重要なことは、教祖は五十年間粘り強く人々を丹精された点にあるとし、一旦休憩しているようぼくをつなぐよう要望されました。また、年頭のご挨拶にも言及され、地震という節をようぼくへの親神様からの お仕込みと受け止め年祭活動に一層拍車をかけることが大切であると述べられました。また諭達を紐解き、人間創造の元初まりにおける道具衆のように、教祖の道具衆としての自覚を高めて、持ち場立場に応じた使命を果たすことの重要性や、いんねん納消という厳しい山坂を通りきった先を楽しみに通ることもひながたで教えて頂いてるとご教示下さいました。

最後に年祭活動は準備期間ではなく三年千日そのものが本番であり、真実のおたすけに励み、親神様の御守護を見せて頂けるよう勇んで務めて頂きたいと述べて講話を締めくくられました。

私達は表統領先生をはじめ去る月にお聞かせ頂いた親々のお声にお応えするべく、諭達大教会活動方針、そして八生兵庫分教会の活動指針を拠り所に、地道におつとめと布教、特に身上のおたすけ、またようぼく中席者の丹精、道の将来を担う人材の育成に努め励み、明るい心を絶やさずに、一歩一歩をやの思いに近づく成人の歩みを進めて参りましょう。

今月も何卒、宜しくお願い致します。

全人類共通の天のルール

天理教の教えは、決して天理教の信者であるから知るべき教えではなく、全人類が知らなければならない真実のをやの思いであり、「天の理」というこの世のルールです

ですから交通ルールを知らずに車を運転すれば、交通事故が多発するのと同じように、人間が天のルールを知らずにルールを守らなければ、この世の真の治まりはあり得ないということです。

その教えの中でも最も大切なルールは、この世の全てのものは神様からのかりものであるという「心通りのかしものかりもの」です。それは自分にとって都合の良いかりものではなく、親神様がそれぞれの本音を見定められてお貸し与え下さった丁度よいかりものであるということです。

芯の心の立て替え

(兵神)大教会長様より、「すべての人間は誰しもそれぞれの人生というドラマの主人公である」とお聞かせ頂きました。その主人公である自分の心こそが、人生というストーリーの上に成ってきた事柄の原因でありますから、誰のせいでもありません。

このことを潔く本音で認め、生き通しの魂が来生、来々生と続いていく上に、より善きかりものをお借りできるよう、自らの性格を改めていくことが肝心と思います。この信仰を通して、芯の心の立て替えをしなければ、何一つ現象は変わりません。ですから生まれた場所、育てられた家庭環境、入る学校、職場の人間関係、収入や伴侶、自分を取り巻く家族の在り様、そしてにおいがかかる相手、おたすけする相手も、ありとあらゆるもの一切、心一つに神様がお貸し下さっております。

日常の中の立て合い

昨日は婦人会創立の日の練り合いで、つくづく“信仰とは順序をわきまえた慎みである”と学ばせて頂き、特に日常の中の些細な会話や言動の中での慎みが大切であることを改めて感じました。まず“立て合い”というのは、1人の時にも出来るということを思うのですが、例えばトイレを出る際にスリッパを揃える、また汚れていないか確認をして、汚れていれば綺麗にするー、次に使われる方の心を立てていく。お料理一つにしても、食べる方に喜んで頂こうと、食材を吟味したり、ひと手間かけて真心をこめて料理するーこれも“立て合い”のように思います。

神様の御用として

教会の台所当番でも、神様の御用という意識を真摯に持ってかかるなら、布教に歩けばにおいがかかる、おたすけがあがる、お尽くしが出来る方とのお出会いを頂けるーということになります。それを「当番だからやらなあかん…」と言って、真心を込めずに、適当なことをしていては、おたすけも成ってこないように思います。

空中ブランコのイメージ

鳴物やおてふりも、やはり同じように真心をこめ、気を入れてつとめることが肝心だと思っております。現在、鳴物で特に努力をしていることは、力を抜くということです。力みという自分の我を退けてフッと力を抜くことで、自分の考えや力以上の内容を貸して頂けるように思います。同じように野球やゴルフのスイング、格闘技等でも、余計なところに力が入っていると最高のパフォーマンスを発揮できません。私がよくイメージするのが、サーカスの空中ブランコです。怖いからと言って力んでしまうと、向こう側の台まで届きません。親の理にもたれるように、全身の力を抜いて、ヒューッと飛ぶことでうまく着地できるイメージです

次のステージへ

これは親々がお打ち出し下さる旬々の御用においても、同じことが言えるように思います。親が右と言って下さったら、フーッと右へ、左ならフーッと左へと添わせて頂けば、親の理で鮮やかにふしぎなご守護を頂けるーしかしそこで「そうは仰られても今は駄目や、私には無理や…」と我を張ってしまうから、折角のご守護を頂けないことになると思うのです。素直に通らせて頂く中に、年祭活動が終わる頃には、次のステージへと導いて頂けると確信しております。

運命が立つ百四十年祭

このたびの年祭は、運命が立つと共に、いんねんも立つように感じておりますので、我が身我が家のことはさておいて、人様のお役に立たせて頂くことを真心をこめてさせて頂きましょう。それは「しないといけないから…」というような受け身の心ではなく、「自分みたいな者が、人様のお役に立たせて頂いてありがたい…」とどんなご用にも低い心、喜びの心、感謝の心でつとめさせて頂く姿を教祖は一番喜んで下さると思います。日々に積み重ねてゆく本音の心遣いの集大成が年祭です。これからの2年間、お互いに親の声に添って、真心を尽くし合い年祭活動をつとめさせて頂きましょう。

お尽くしは減らさない

皆様方には、元日よりお見せ頂いた能登半島地震という大節に際して、被災地への義援金などのご支援を賜り、誠にありがとうございました。

思い起こせば、当教会におきましても29年前のちょうど今頃、阪神淡路大震災において被災し、この場所にあった会社も垂水にあった自宅も全壊致しました。天浦分教会につながる最も古い信者である西村家が、数ある信者の中で一番大きな被災を受けました。復興の道中には大変な苦労が数々ございましたが、何とか節から芽を出すべく懸命につとめさせて頂く中に、震災から14年、平成21年に神殿普請完成、そして翌年には教会名称の理のお許しを戴き、念願であった教会設立を果たしました。

そして15年という歳月を経て、愈々普請の返済が来月で完済となります。その間、皆様方のご真実を頂戴しならん中一度も返済が滞ることなく、またお尽くしを一切減らすことなく、寧ろ更に増やして上級へと運ばせて頂くことができました。これは本当に有難く、すべて親々の理のおかげであります

親神様の思召しを汲みとる   

様々な天災地変、奇病・疫病の蔓延、資源の枯渇や生態系の乱れなど、すべては親神様の残念立腹の現れであると仰せられます。「金だけ、今だけ、自分だけ」というような刹那的思案、そして人類の傲慢な天恩大恩を忘れた姿に対する親神様からの警告ではないでしょうかー

そしてお道を歩む私たちようぼくに対して、おつとめに対する理の軽さ、おさづけの取次ぎを疎かにしていることを残念に思召され、7年前のかんろだいの倒壊や、その翌年のおさづけの理をお渡し下さる真柱様の御身上にお見せ下さってまでも、ようぼくに対してお急き込み下さっている切なる親心ではないでしょうかー

おつとめに力を入れる 

そうした上から、当教会においては、おつとめ奉仕に関しては 夫婦で道一条を志して以来、九つの鳴物を揃え、奉仕者の手を揃え、教祖にお喜び頂ける勇んだおつとめを目指して、においがけ・おたすけに励んで参りました。元旦祭で一人一役を目標に、それぞれがおつとめ役割で出来ないものがないように、成人致しましょう。

互い立て合いが肝心

(兵神)大教会長様は、今年の兵神の目標は「互い立て合い」と仰せられました。立てるとは、お互いを尊重し合うこと、そして身上・事情で倒れている方に寄り添い、立ち上がってもらえるようおたすけをし、そして真心を尽くし合うことです。

また誰もがそれぞれの人生の主役ですから、周りの方はみな脇役です。お互いに相手のストーリーがハッピーエンドを迎えられるように、主人公を立てていくことが“立て合い”です。

心の熱量と使命感を高める 

三年千日は“非常時”だと聞かせて頂きます。何もせずとも年祭の日は訪れますが、あえてこの期間を仕切って、自らが非常時にしていかなければなりません。年祭期間を意義ある期間にするためにも、まずはそれぞれの考え方と行動を変えることが肝心です。即ちこれまでと同じではなく、心の熱量と使命感を高め、そして因縁自覚を深め、年祭期間を自らの行動によって非常時に持っていき、一切を喜びに変えて通りきらせて頂きたいと思います。

教祖の道具衆であるようぼくの行うことは、一貫して変わりません。“三座のおつとめ”や“ようぼく掘り起こし団参”等、親々のお打ち出しに真剣に取り組むことで、この三年千日が成人へとつながる非常時となるのです。

とにかく年祭活動二年目を、八生兵庫

にをいがけ・おたすけの成果

別席者3名
おさづけの理拝戴1名

月間喜びスケジュール

日  程    日  付行    事時   間
月3日(土)◇天浦 三座のおつとめ◇9:00~ 11:00~ 13:00~
4日(日)天浦分教会 霊祭10:00執行
6日(火)婦人の集い/女鳴物勉強会10:00 神殿集合
7日(水)<西区布教>9:30 神殿集合
10日(土)天浦月次祭前日ひのきしん13:00天浦集合
11日(日)天浦分教会 月次祭9:30執行
12日(月)名田分教会 月次祭/<西宮布教>10:00執行/9:30神殿集合
14日(水)<兵庫布教>10:00 神殿集合
15日(木)琴緒分教会 月次祭11:00 執行
16日(金)<松山布教>5:30兵庫発
17日(土)<中央区布教>9:30神殿集合
18日(日)八生兵庫分教会 霊祭/ 女鳴物勉強会10:00執行
20日(火)<天浦分教会布教実習>
22日(木)<垂水布教>9:30神殿集合
23日(金)兵神大教会 月次祭<10:00執行>
25日(日)八生兵庫 別席団参9:00兵庫発
26日(月)御本部月次祭 <10:00執行>