立教182年3月号 天理教八生兵庫分教会よろこび月報

ご挨拶

成人目標・実践項目を踏み行い大教会長様にご安心頂ける成人の実を上げよう!

日々はそれぞれの持ち場立場において、八生兵庫分教会の上に誠真実を賜り、誠に有難うございます。

本年は成人の旬とお聞かせ頂く兵神大教会創立百三十周年記念祭執行の年として、お打ち出し頂く「神一条の精神を定める」との成人目標、そしてその意義を深めて頂いた「朝起き、正直、働き」の実践項目をしっかりと踏み行い、大教会長様にご安心頂ける成人の実を上げることができるよう、教祖の実在性と一対一の関係性に重きを置いて、おつとめと布教を中心とする様々な御用を務めて参りたいと思います。

具体的には、4月10日と仕切っての天浦成人理立、4月19日の婦人会総会に合わせてのおぢばがえり別席団参等当面の御用をしっかりと務め、そして11月30日に迎える兵神大教会創立百三十周年記念祭に向けて真剣に務めさせて頂きましょう。

今月も何卒よろしくお願い申し上げます。

にをいがけ・おたすけの成果

別  席  者6名

成人次第に見えて来る

木下寿美子先生教話集第一集17話

何故自分が、そんなに成長せないかんかと言うと「成人次第に見えて来る」という言葉がありますが、自分が成人しなかったら、いくらよくして頂いても分からんし、どんなに親心掛けてもろても、当たり前やと思うし感謝出来ないんですね。

でも、心が成人してくると人さんの行いとか云うものが、非常に身にしみるし、嫌な事は逆に寛大に「まあまあ、どんな事もあるし、どんな日もあるし、自分もきっと色々至らん所があるのやろ」という位に、ごく簡単に済ますことが出来るんです。

これが成人しないで、何の徳も理も無い、改めて勉強もしていない、何にもしていないと云うことになってくると、それが中々、そうは行かずに自分の思いばっかりを立てて、何でも相手が悪くて、自分はもう全く何でも出来ているように、相手が全部出来てなくてと云う風な、感覚になって来てしまう訳です。

そう云う気持ちになると、もう全部が気に入らん。

人のしていていることが、全部気に入らん。ですから「なんと嫌な世の中かしら」と。これは世の中ではなくて、皆自分の心の縮図ですから、こうして毎日お連れ通り頂いてる中で、自分が喜べない時は、

よく調べたら必ず自分の心に何処か欲望が出ているか、或いは思い違いをしているか、或いは勝手なことを考えているか、

何か出てくると思うんです。そうでない限り、世の中に愚痴不足も無ければ、ごくごく普通に通れる訳です。やっぱり捨て身になって、親の思いに沿うた時が、一番幸せやなあと思えるんです。

ですから、なんと理屈を言うてみても、道理を並べてみても、とにかく自分自身が、お互い成人さして貰って、その為には勝手に成人は出来ませんから、周囲の方に温かい心を掛けたり、何かまた、親の役に立つことをさしてもろたりしなかったら、成人云うたら勝手にするもんでもないし、自分が考えて出来るもんでもない。

とにかく、教祖の教えを素直に受け止めさして頂き、出来る出来んは、有りますけれども、自分としては精一杯精一杯というところをさしてもろとったら、初めは一寸しんどい思うても、段々と結構やと言うてはったんとおなじで、理の御用は、続いてさえいれば結構になることは決まっている訳ですから、続けるのも自分の精神一つですので、心を磨いて、磨いて、日々親の思いに溶け込めるようにお互いに努力さして貰いたいと思います。

”成人”と“成長”の大きな違い

立教182年2月25日 一郎会長様朝席より

一番の親不孝とは、子どもとして自ら〝成人〟をしないことなんです。

成長〟と〝成人〟は言葉の上では、大変似ているように思いますが、実はその意味は全く真逆のものなんです。

成長〟とは、吸収する、身につける、形として大きくなることです。〝成人〟とは、その逆に出していく、離していく、尽くしていくことなんです。

赤ちゃんは、お乳を飲んで吸収して、どんどん大きくなっていきますね─これは〝成長〟です。

そして小学生くらいになってくると、学校などで知識を学び、身につけていきます。─これも〝成長〟ですね。

しかし、だんだんと当番や係などの責任を担って、周囲に尽くしていくことを覚えます。─これが〝成人〟です。

私の祖母・西村久子はよく、「一郎、あんた朝早う学校行って、石炭の準備しときなさい!」「これ綺麗やから、教室に飾っときなさい!」と、よく花瓶と花を持たせてくれていました。

当時は少し恥ずかしい気持ちもありましたが、今になって思えば天理教のひのきしん精神だったんだと思います。

「まあ、誰かがしてくれるやろう・・・」というのが無責任ですね。

私もよく抜け落ちがあるんですが、その点、うちの(順子)奥様には、ほとんど手落ちがない。

それは常に現場主義で、いつ如何なるおたすけでも、自ら足を運んで確認をします。

だからどんどんおたすけもあがりますね。

何事も我が事として責任をもって事にあたる方は、みな 事を成し遂げて大成功していま。  

皆さんも確りと責任を果たす処に人さまからの信頼を得られますし、何より神様から信頼されたならば、「よしっ!この布教師にやったら、この人を託しましょう。しっかりおたすけして下さいよ。」と人も物もお金も、皆どんどん与えられていくんです

兵神大教会創立百三十周年記念祭に向かって、この旬に成人をさせて頂きましょう。

思い込みが成人を止める

立教182年2月19日 順子奥様 朝席より

順序秩序を立てるけじめ

全く運命の質を転換して頂くこの天理教で学んで教えて頂くことをしっかり身につけていくことが大事です。

自分が納得して、自分が気に入るような世界の中には、本当の救かりはありえません。

ましてや無秩序に天の理を無視して家族の情だけの世界でやっているようでは無理です。

親子夫婦家族の中でも、順序秩序を立てて物を云い、対処をしていく中にけじめというものが出来てきて、父親として、母親として、子供としては今どうしないといけないのか・・・というものが身についてき、育っていきます。

全ての今日の心の遣い方、物事の対処の仕方が10年後20年後の結末として、はっきりと出てくるのです。

おやさまとその人をつなぐパイプ役

親から頂く声には「自分としてはちょっと無理かなぁ…」と思うことでも、「ハイ」と受けてやる中に、教祖のお働きに奇跡をお見せ頂くんです。  

おたすけ人が声に対して「そんなの無理・・・」と思ってしまうことで、自分があの人この人とにおいをかけたり、おたすけしている人との神様の流れを止めてしまうわけです。無理を「ハイ」と受けて、そこに何とかと努力をする中に理が流れて、つながらん人がつながる・・・救からん人が救かる・・・尽くしがまったく出来なかった人が尽くして下さるという理がそこに出来るんです。

それは教祖とその人をつなぐパイプ役である自分が、その理をどう頂くかにかかってくるわけです。

自分の都合を取っ払う

いま、成人理立・仕切りに向かって、教祖の不思議な働きを頂かないといけない─じゃぁそれにはどう取り組むか?

そこでつい、どうしても皆自分の状態や都合に合わせてしまう。

一度その自分の状態や都合を取っ払ったら、必ず不思議なご守護を頂けるんです。

やっぱり夫を出世させ、いろんな節がありながらでも、子供も盛大にさせていく方は、一つの打ちだしに対して「なるほど!それはいいですねぇ・・・」「じゃぁ自分としてはこうさせて頂きましょう!」と必ず快く乗られますね。

低うなって頭をさげて

現象というものは絶対的に固定されたものじゃなく常に変化します。現象は自分の心によって変化しますから、例えば布教の中で「帰れ!水かけるぞ!」と言ってくる人でも、こちらが本当に教祖の理にお縋りして低うなって頭を下げた時に、「まぁ上がりや・・・」と一変することだってなんぼでもあります。

ですから大事なのは、絶対に思い込まないこと─ 

思い込みが人の成人を止めてしまう。

昨日は昨日で今日はまた新しい現象の展開があるわけですから、常に「教祖、教祖・・・」という思いで、頭の中を「可能や!出来る!」という思いに切り替えて、本日もそれぞれに目標をもって歩かせて頂きましょう。

月間よろこびスケジュール

日   程                                 日  付行    事時   間
3月3日(日)  八生兵庫 婦人の集い10:00 神殿集合
   4日(月)天浦分教会 春季霊祭10:00執行
5日(火)  【別席団参①】兵庫9:00発
6日(水)<兵庫布教>    10:00 神殿集合
7日(木)  <西区布教>   11:00八生瀧川布出発
   8日(金)  <中央区布教>    9:30神殿集合
9日(土)    【別席団参②】八生兵庫 担当兵庫9:00発
10日(日)<教会長布教所長夫妻布教・おつとめ練習>/前日ひのきしん9:30天浦/14:00神殿集合
11日(月) 日()日( 土)天浦分教会 月次祭9:30執行
12日(火) 日()日( 土)名田分教会 月次祭 /<垂水布教>10:00執行/13:00出発
14日(木) 日()日( 土)<西宮布教>9:30神殿集合
15日(金)琴緒分教会 月次祭11:00 執行
16日(土)  <松山布教>   5:30兵庫発
17日(日)【別席団参③】兵庫9:00発/天浦9:30受付
18日(月)八生兵庫分教会 春季霊祭10:00執行
教祖伝勉強会/喜竜会12:45~/18:00~
20日(水)<天浦分教会布教実習> 10:30天浦神殿 集合
23日(土)兵神大教会 月次祭/八生兵庫ミニ子供会10:00執行/14:30集合
24日(日)婦人会伏せ込み団参/天理バザー/<天理布教>兵庫8:00発
25日(月)修養科生入学受付兵神詰所15:00面接
26日(火)御本部月次祭   6:30八生兵庫出発
28日(水)春の学生おぢばがえり10:00執行(本部中庭)
29日(金)【別席団参④】兵庫9:00発
4月 1日(金)八生兵庫分教会 月次祭 前日ひのきしん/前日神名流し (13:00出発)
2日(土)八生兵庫分教会 月次祭10:00執行