立教181年11月号 天理教八生兵庫分教会 よろこび月報

ご挨拶

教理の研鑽に励み仕切りの御用に向かって真剣に務めさせて頂こう!

日々はそれぞれの持ち場立場において、八生兵庫分教会の上に誠真実を賜り、誠に有難うございます。

去る10月26日、国内外から大勢の教友がおぢばに帰り集う中、立教181年御本部秋季大祭が厳かに且つ陽気に執り行われました。

祭文奏上に続いて、かぐら・てをどりが勤められた後、内統領宮森与一郎本部員が神殿講話に立たれ教祖の御家族、特に末女こかん様の通られた道すがらを台に、如何なる中も人間思案に流れることなく、親の声を丸ごと受ける神一条の精神を培うことの大切さを強調され、御身上中の真柱様にご安心頂けるような成人の歩みを進めることを切望されました。

又、28日に開催された天理教青年会創立百周年記念総会には、八生兵庫分会からも22名が参加させて頂きました。

総会式において中山大亮青年会長様は、青年の務め方として

  1. 何事も自主性をもって取り組むこと
  2. 楽しんで通ること
  3. 世界たすという大きな視点で物事を考える

との3つの角目をお示し下さいました。

本年も残り二か月を切った今、おぢば及び親教会よりお打ち出し頂く声を頼りに、教理の研鑽に励みつつにをいがけ・おたすけ、又ようぼく・中席者丹精、更には道の将来を担う道の後継者の育成への不断の努力を重ね、年頭の心定めの完遂を目指し、月々の別席団参、そして本年 最後の12月の仕切りの御用に向かって真剣に務めさせて頂きましょう。

今月も何卒宜しくお願い申し上げます。

元というものの偉大さ

『親から子への贈り物』第五集38、「元というものの偉大さ」より抜粋

天理教の教えというものは、「紋型ないところから人間を創った元の親の話やで」と仰いますから、どんな偉い方でも、月日親神の御守護がなかったら、この世の中には居ることも、この世の中に生まれることも出来なかったわけですから、いかに元というものが尊い偉大なものであるかということを、私たちがもっともっと自分の心の意識の中に、常に蓄えておけるようになったら、本当に良いんですけど、その辺は努力で、常に努力努力以外にはしょうがないんやないかと。 

~ 中 略 ~

その目的は何かというたら、子供に陽気遊山に暮らしなさいよと、陽気遊山とは助け合い

ところが、火水風の守護はただで一杯もろているけども、お金の計算ばっかり世間はするから、親神様は残念無念と、そんなものは違うと。

そんなことをせずとも、親の方は見抜き見通しでしただけのことはみんな与えてやっていると、その親心がどうしても分からんのやと。

そういった心を、もっと自分のものにしていくということが、とっても大事やと、それは自分が段々と一つずつ苦労がある時に分かってくる。

これは苦労と引き換えでしか分からないものやと、なんぼ読んでも聞いても書いても分からへんと思います。

牛馬の道から素晴らしき道へ!

立教181年7月8日 順子奥様 別席団参バスの車中でのおはなし

なんと恩知らずな息子

先日、私の息子から・・・

「これまで、お母さんにはいっこも世話になった覚えはない ・・・」

と言われまして、十月(とつき)十日(とおか)しんどい思いをして産んで、全面母乳で育てて、父親には絶対に出来ないことをした私に対して「それはあんた、なんと恩知らずやないの!」と思いましたが・・・

それからよく考えてみたんですが、だいたい人間の記憶は2歳半くらいからのものですので、息子の記憶の中には私が世話したことは確かにないはずです。

というのも、私は我が家の因縁の自覚の上から運命の切り替え・子供たちの将来を思って、息子がまだ生後十カ月の時、出家のような形で教会に住込んで無になって布教に歩き始めました。2歳半ぐらいまでは、私が乳母車に乗せたりおんぶしたりして、大変な思いをして布教に連れ歩き、病気になった時は夜も寝ずの番で看病しましたが、そんなお陰は息子の中に無いのも当然です。

「恩知らずというのはこういうことやなぁ・・・

と思った時、ふと「自分はどうなんだろう?」と考えてみました。

お陰を知らない乳飲み子時代

そういえば私も、信仰を本格的に志すまでは、自分を導いて下さった先生がどんなお話をして、どんな風にお世話をして下さったのか・・・殆んど記憶がないんです。

18歳くらいまでは「もう、うるさいわ!要らんねん・・・」という感じで信仰に反発していましたし・・・

20代になって東京でお仕事をしているときにも、わざわざ先生がお寄り下さって声を掛けて下さり、美味しいものを届けて下さったり、たまにこちらから参拝させて頂いた時はご馳走して下さったりと、親心と愛情をかけ続けて下さっていたんです。

それから、因縁の自覚をしてどうでも運命を変えようと強い決心をして29歳の時、一族大反対の中、仕事を辞め、教会に住込み、先生の鞄持(かばんも)ちでお付きをさせて頂き、いまの自分にまでお育て頂きました。

訳の分からない乳飲み子を、伝い歩き出来るところまで、散々親心かけて下さり、私が天理教をすることを反対する者に対して矢面に立って、私を守って下さったり、そんなことが数えきれない程あるにもかかわらず、私の記憶が薄いものですから、本当の有難さが分からないで、これまで来たんだなぁ…と気づかせて頂きました。

一条(いちじょう)になってから、先生からお世話して頂き、お仕込み頂いたことの記憶は鮮明にあるんです。しかしそれ以前のことや、自分の思いと違っていたことなどは、ほとんど記憶が無い。

そんな自分でした。

ここしばらく、しみじみそういったことが分かって参りました。

人の振り見て我が振り直せ

それもこれも現在、親から捨てられたお子さんから、身寄りのないお年寄りまで大勢の方を受け入れて、計算もせず、何もかもお世話をさせて頂いていますが、その中でお陰を感じて、ご恩を返すような方は、ほんの一握りです。

現実はどんなにおたすけをしても、恩を仇で返すような方が多いですね。

その恩知らずな姿を通して・・・「人の振り見て我が振り直せ・・・自分自身はどうかなぁ」といつも振り返ります。

本来であれば、牛馬におちるはずの自分が、恩というものを教えて頂き、この素晴らしい生き方を29歳の時に、選ばせて頂いたことに心から感謝しています。

命がけの尽くし運び

(木下寿美子)先生が、命がけで尽くし運ばれたその積んで下さった理によって、私のような徳の無い者でもかろうじて小指一本引っ掛けて頂いて、たすけて頂きました。

ですから、私も良き運命になる生き方を身につけるために授業料として、おぢばへのお尽くしというモノに命をかけて、取り組んでいます。

その中で痛い思い・(つら)い思い・みじめな思い、たくさん味わう中で、自分という人間がどれほど恩知らずで、どんな頭が高く、どんな気ままで訳の分からない者であったか、己の姿が見え、自分の中にある蛇の姿・鬼の姿も見えてきました・・・   

だから“変わろう!”という努力を、“運命を変えたい!”という本気の覚悟を人一倍もって、通らせて頂いています。 

~ 中 略 ~

みんな神様の子供ですから、可愛い子供をお世話させて頂く中に、要るモノが要るときに要るだけ、ちゃんと神様から与えて頂ける・・・

そんな毎日が今の私の暮らしです。

24時間年中無休のお母さん業

立教181年8月26日 御本部月次祭団参 一郎会長様バスの車中でのおはなし

神を親と捉える生き方をすれば、どうなるのか?

ほんまもんの信心が出来るんだとお聞かせ下さっています。

私たちは陽気ぐらし世界建設のようぼくであり、おやさまの道具衆ですから、真の信仰者としてほんまもんの信仰を目指さなければなりません

この道は“感謝とご恩報じの道”です。

元なるをやである親神様・おやさまを産んで下さった親として、ご恩をお返しするんですね。

親には大変なご恩があります。

それぞれの皆さんのお父さん・お母さんを思い浮かべてみて下さい─。

ひょっとしたら尊敬出来るお父さんやお母さんの姿ではないかもしれません。

しかし十月(とつき)十日(とおか)、腹を痛めて、産んで下さったご恩があります。

産まれ出た子を、玉のような赤ちゃんというて、抱き上げては、親は子に対して無条件の愛情を注ぎます。

たとえ夜泣きしようが、駄々をこねようが、オネショしようが、おむつを替えて、お風呂にも入れて、おっぱいをやる・・・

母親という仕事は、時給ゼロの 24時間休み無しです。

それぞれに24時間のお世話を無条件にしてもらった日が誰にもあるんですね。

~ 中 略 ~

親神様は、まず九億九万九千九百九十九人の子数をいざなみのみことの胎内に宿し込まれました。

一人でも大変な宿し込みを、約10億人もの子供を宿し込んで、産み下ろして下さり、一人一人に息をかけて下さったそうです。

一人一人の子供たちに頭を撫でるようにして、「丈夫に育つんだよ、丈夫に育つんだよ。」と息をかけて回り、親心をかけて下さいました。

しかも、産んで下さっただけでなく、今も尚一秒の休みもなくお働き下さっている。それを思う時、こんな有難い勿体ないことはない。この篤い親心に近づかせて頂くことが“成人”です。

~ 中 略 ~

そして大教会長様より、“教祖の実在性を実感してほしい”との思いを聞かせて頂きました。

つまり存命の理ですね。

いまこのバスにも、教祖がお乗り下さっており、私がこうして親の思いを汲んで、話しているのをきっとお喜び下されているであろう・・・

そして教祖は人数よりも、その一人一人がおぢばに帰ってくる心を見てお受け取り下さいます。

存命の理を実感したならば、教祖に何とか喜んで頂こう!この気持ちが道の子の当然の在り様ではないかと思います。

親には尽くすものであり、親は喜ばすものであります。

親と名のつくところにはとにかく孝行していくことが肝心です。

にをいがけ・おたすけの成果

別  席  者10名

月間よろこびスケジュール

日   程                                 日  付行    事時   間
11月3日(土)  兵神大教会 教理勉強会 第一講10:00神殿集合
   4日(日)天浦分教会 霊祭10:00執行
7日(水)  <西区布教>11:00八生瀧川布出発
8日(木)  <中央区布教>10:00 神殿集合
   9日(金)  【別席団参①】八生兵庫 担当9:00兵庫発
10日(土)<教会長布教所長夫妻布教・おつとめ練習>/前日ひのきしん9:30天浦/14:00神殿集合
11日(日) 日()日( 土)天浦分教会 月次祭9:30執行
12日(月)名田分教会 月次祭 /<垂水布教>10:00執行/月次祭終了後
13日(火)<兵庫布教>/【別席団参②】10:00神殿集合/9:00兵庫発
15日(木)琴緒分教会 月次祭11:00 執行
16日(金)<松山布教>5:30 八生兵庫出発
17日(土)<芦屋布教>/<西宮布教>10:00 神殿集合
18日(日)  八生兵庫分教会 霊祭/教祖伝勉強会10:00執行/12:45 開始
婦人の集い・ミニ子供会(おつとめ練習)14:30 開始
【別席団参③】/喜竜会9:00兵庫発/18:30 開始
20日(火)<天浦分教会布教実習> 10:30天浦神殿 集合
23日(金)兵神大教会 月次祭/天浦前日ひのきしん10:00 執行/14:00集合
24日(土)/第30回 天浦おつとめまなび総会/ (7:30八生兵庫発)9:30 執行
25日(日)天浦婦人会伏込団参・天理バザー/修養科受付8:00兵庫出発/15:00詰所面接
26日(月)  御本部月次祭   ・6:30 八生兵庫出発
30日(金)【別席団参④】/おつとめ練習9:00兵庫発/10:00 神殿集合
12月 1日(土)八生兵庫分教会 月次祭 前日ひのきしん/前日神名流し (13:00出発)
2日(日)八生兵庫分教会 月次祭10:00執行