立教182年7月号 八生兵庫分教会よろこび月報

ご挨拶

御身上中の真柱様のご平を願いたすけの根源たるぢばへ誠真実を伏せ込もう!

日々はそれぞれの持ち場立場において、八生兵庫分教会の上に誠真実を賜り、誠に有難うございます。

今年も瞬く間に半年が過ぎましたが、年頭から私たちは兵神大教会創立百三十周年記念祭に向かっての成人目標である「神一条の精神を定めよう」とその実践項目である「朝起き・正直・働き」を拠り所に、おつとめと布教を地道に務めさせて頂く中に、数々の出会いとおたすけの場をお与え頂き、遅々とした歩みながら、成人の歩を進めさせて頂いております。

そして、おたすけを推進する上で欠かすことのできない裏付けとしてお尽くしの御用の上にも、心血を注ぎ務めさせて頂いておりますが、特に今月は大教会を通してのおぢばへの仕切りを運ばせて頂く月でございます。

ご回復の途上にあられる御身上中の真柱様の更なるご平癒を願う上からも、たすけの根源たるぢばへのふせこみ、又魂への徳積みともいうべき尊き御用に向かい、心定めの完遂を目指し、教祖のご存命の理を頂き、親身のおたすけの中から真実込めて運ばせて頂きましょう。

又恒例の夏のこどもおぢばがえりに向かっても少年会最大の行事として、そのもつ意義即ちぢばという絶対の助かりの場所で行われ、しかも存命の教祖から息をかけて頂いて、その徳と先々の守りを頂ける世界に二つとない素晴らしい行事であるとの意義をしっかりと心に刻み、一人でも多くの子供達の参加を目指し、誘いかけに力を込めて参りましょう。

今月も何卒よろしくお願い申し上げます。

にをいがけ・おたすけの成果

別  席  者7名
修養科修了生2名

令和の挑戦者 

八生兵庫分教会 後継者 西村 真一

結構な日々の中で

現在私は、父が会長をつとめる八生兵庫分教会の上級教会であります天浦分教会に、可愛い妻と娘と3人で置いて頂き、青年として、また布教師として日々通らせて頂いています。

この天浦分教会という教会は、親心溢れる会長様・奥様のもと、120人を超える住込みの方がおられ、理を立てる事、人救けに歩く事を教えて頂き、多くの布教師さんが朝から夕方まで布教に歩いてるそんな勇んだ教会であります。

私には、いつも進むべき道にお連れ通り頂く尊敬すべき上級の会長様奥様がいて、教会には互いに切磋琢磨し救け合える布教師の仲間がいて、熱心で常に人だすけをしている両親がいて、そして最愛の妻・娘がいて・・・

考えてみれば、本当に何もかもが揃っているなぁ。そして自分自身も布教師として歩ませて貰いようぼくとして勇んだ毎日を送って

いる・・・

『親の言う事をしっかり聞いて通っているんや!自分は頑張っているんや─。』 

そんな風に思っていました。

恵美子奥様からのお仕込み

ところが、つい数日前のことです。

上級の奥様(天浦・恵美子奥様)がこの度の感話の御用に際して、私の為に長い時間をかけて、いろんなおたすけの話をして下さいました。

西村家の元一日の話─どんなところから救けて頂いたのか、諄々とお聞かせて下さいました。

それは私にとって衝撃的で、重たく、その中にも親心溢れるお話でありました。

その時に、思ったんです。

『あぁ自分はそんなきれいなもんではないなぁ。どこまでも親不孝者で、恩の感じ方も薄い・・・自分は出来ている、ちゃんとやっているなんて、勘違いも過ぎるなぁ…。』

そんな全く薄っぺらな自分の恩の感じ方に、愕然としました。

元々西村家は、夫婦の心が合わなく頭の高い家でリウマチや脳の病気で苦しみ、又相次ぐ長男の事情身上で悩んでいました。

私のお爺さんが中々の荒くれ者で大酒飲みの遊び人で、そのお爺さんに悩まされた曾婆(ひいばあ)さん(西村久子信仰初代)が、天浦分教会二代会長・木下寿美子先生に救けて頂いたのが信仰の始まりです。

木下寿美子先生は、どんな時もぢば一筋・親孝心一条の偉大なる信仰者であり、多くの人を救けてこられ、私の家もその一つであります。

父の身上を通して深まる信仰

そして現在、八生兵庫分教会の初代会長であります、父に見せて頂く様々な節を通し信仰が深まっていく事になります。

父はこれまでの人生で2度死にかけた事があります。

最初は9歳の時にかかった小児リウマチと脳に水が溜まる水頭症2度目は44歳の時にかかった脳幹のくも膜下出血─。

どちらの時も本当に死ぬ寸前でしたが、奇跡的に救けて頂き、そしてその大節がある度毎に、西村家の信仰がどんどんと深まっていきました。

小児リュウマチ、水頭症のおかげで講社から布教所になり、クモ膜下出血のおかげで、布教所から教会へと親の声を受け親心に導かれ、私の家は運命のステージを上げて頂きました。

母の15 年延命の神様との約束

父が重度のクモ膜下出血になった時の事は忘れもしません。

今から18年前の2001年10月30日、私が小学校6年生の時です。父が倒れたと聞き、急いで母と病院にかけつけると、そこにはいつも勇んでいる父からは想像出来ないような姿で父はベッドに横たわっていました。

全身管まみれで白目を()いて意識不明の重体─

子供ながら不安とショックで全身の血の気がひきました。

後頭部の血管が破裂し即死に近い状態でした。

お医者さんが言うには『たすかる見込みはほぼありません…もし 命がたすかっても、植物人間になる…』

この時、母は本当に辛かったと思います。

必死のパッチでおたすけをしていましたので、

『こんなに一生懸命やってるのに、何でこんなことになるんやろ?』そう思ったことでしょう。

その時母は

『 15年だけ命を置いて下さい。』

と、神様にお願いしたそうです。なぜ15年かというと、それは後継予定者である私がある程度成人するまで・・・との想いがあったそうです。

その時父が倒れたとの報せを聞いて、当時の天浦分教会の会長様が、住み込みの一青年である父のおたすけの為に、すぐさま上級教会へ物凄い額の理立てを運んで下さったんです。

更には、教会にいる住み込みさんたちが、父の為に財布を空にして神様に命乞いをして下さり、毎日のように十二下りのお願いづとめをして下さいました。

そのおかげにより、上級の親の決死のおたすけにより、父は無い命をたすけて貰う事が出来たんです。

もしあの時父が死んでいたら、私は今この場にはいません。

もしかしたら信仰からそれているかもしれません。

感謝してもしきれない程の御守護を頂きました。

後日、父のたすかった姿を見て、主治医の先生が『奇跡です!天理教のことはわかりませんが、その信仰のお陰ですよ!』そう言って下さいました。

そして、節から15年後の2016年10月29日、私は結婚させて頂きましたが、奇しくも結婚式の次の日が、母が神様に父の延命をお願いした満了の日でした。

正直、もしかしたら父も今日で最期なのかなぁ、と思っていました。

ところが父は命を延長して頂き、これまで以上に生かされている喜びを爆発させて、人だすけに走り回っています。

心と運命のたすかり

ここまで聞けば素晴らしい御守護の話なんですが、実はまだ続きがあります。

次は、私の番でした─

私が、結婚して数ヶ月たった時の事です。

何日間か、頭痛が続いたので近くの病院でCTを撮って貰いました。

結果は異常なしだったんですが、何故か納得いかず、父がクモ膜下出血で倒れた事を医者に告げると、それならMRIをとりましょう、という事で撮って貰うことになりました。

数時間後MRIの結果が出て、脳の血管に異常がある脳動脈瘤ということでした。私も父と同じクモ膜下出血になる種を頂いたんです。

今まで、健康そのもので生きてきた自分が『まさか、そんな事になるなんて・・・』私の心は一気に不安でいっぱいになりました。

しかし不思議にも、しばらくして直ぐに『大丈夫や、どうにかなる!』と前を向くことが出来たんです。

『この節の中にも、喜べる事はある筈や!』 

『そうや!この身上が本当に自分で良かった…父のお陰で早く見つかったんや!』

そう思えました。

その時初めて  

『救けて貰ってるんやなぁ…信仰って有難いなぁ。』

普通なら悲観して嘆くところを、逆に有難いって思えたこと─死ぬかも知れなかった運命を─ それらを救けて頂いていることに気づくことが出来たんです。

においがけの最大の効能

思い返してみれば、私は布教師といっても本当に未熟者で大したおたすけなんか全く出来ていません。

毎日毎日布教に出て、正直勇めない時もあります。

話を聞いてくれる方も殆んどない・・・何時間も公園のベンチで休憩する事もあります。

やってる振りだけの時もあります。

『一体自分は何をやっているんやろ?こんな事をしてて何になるんやろ?』

心の本音の部分では、『自分なんかが人の事を思っておたすけ出来るのか?』

その度に何か情けないような、惨めな辛い気持ちになります。─これが現実です。

ですが、こんな私でも、節を頂き病気が分かった時に、『大丈夫や…どうにかなる!』と思えたんです。

その時に 考えました…

『何で、こう思えたんやろ?』

『あぁそうか、この虚しいような、何とも情けないようなにおいがけの日々こそが、そう思える心を作ってくれていたんや!この節の、この瞬間のための毎日の布教やったんや!』

そう思えた時に本当に救けて頂いている実感が湧きあがってきました。

今でも確かに、脳動脈瘤は存在していますが、特に悪化することなくご守護頂いています。

教祖からの気づきのプレゼント

こうして感話の機会を頂いたお陰で、結構な日々に思い上がり、勘違いしていた自分に気づくことができました。

また自分はどれだけ救けられ、どれだけご守護頂いているのかということに気づくことができました。

そういった事を、教祖が私に教えて下さる為の今日の感話であったように思わせて頂きます。

本当に有難うございます!

・・・つくづく思う事があります。

『もし、信仰していなかったら、親に導かれ救けられていなかったら、親神様・教祖の存在を知らなかったらどうなっていたんだろう・・・。』

好き勝手して家族揃って幸せになっているとは全く思えません。

恐らく人の言うことなど聞けず、起きてくる様々な都合の悪い事は全て周りのせい、親のせい、社会のせい、自分は間違っていない、そんな考えで生きていると思います。

そして、いんねん通り夫婦は別れ、家族疎遠となり、孤独に生きている自分が目に浮かびます。

そう考えると、『現在、家族が揃って道一条で通らせて頂き、布教に歩かせて頂ける日々というのは物凄く有難い、本来ならあり得ない姿なのではないかなぁ。』と  思うんです。

・・・今の姿は奇跡であると。

生涯一布教師として

ここまで救けて頂いたご恩を少しでもお返し出来ますよう、親孝行と人だすけに励み、生涯一布教師として、喜び勇んで楽しんで、この道を通らせて頂きます。

最後に天浦分教会二代会長木下寿美子先生が布教師にお仕込み下さった宝物の言葉を紹介し、この感話を終わらせて頂きたいと思います。

「人生は心が高いか低いかで決まる。苦労が種やで。この道は親孝行と人だすけ、親の声が命やで。」

月間よろこびスケジュール

日   程                                 日  付行    事時   間
7月3日(水)八生兵庫 婦人の集い10:00神殿集合
   4日(木)天浦分教会 霊祭/お手振り勉強会10:00執行/13:00天浦神殿
   5日(金)【別席団参①】兵庫9:00発
   6日(土)  <兵庫布教>10:00 神殿集合
7日(日)【婦人会 決起のつどい】/<西区布教>13:00 兵庫教務支庁
8日(月)<中央区布教> KOGキャンペーン9:30 神殿集合
9日(火)【別席団参②】八生兵庫 担当9:00兵庫発
10日(水)<大教会伏せ込みひのきしん>/前日ひのきしん/おつとめ練習9:30兵神大教会/14:00天浦神殿
11日(木) 日()日( 土)天浦分教会 月次祭9:30執行
12日(金) 日()日( 土)名田分教会 月次祭 /<垂水布教>10:00執行/13:00出発
13日(土)    <松山布教>5:30兵庫出発
14日(日)☆KOGキャンペーン☆9:30 神殿集合
15日(月)琴緒分教会 月次祭 /<西区布教>11:00 執行/祭典終了後
16日(火)    /八生兵庫ミニ子供会9:30神殿集合/14:30~
【別席団参③】9:00兵庫発
18日(木)  八生兵庫分教会 霊祭/教祖伝勉強会/喜竜会10:00執行/13:00~/18:00
【別席団参③】//仕切り運び9:00兵庫発
20日(土)<天浦分教会布教実習> 10:30天浦神殿 集合
21日(日)【別席団参④】☆KOGキャンペーン☆9:00兵庫発
23日(火)    兵神大教会 月次祭10:00 執行
26日(金)御本部月次祭  祭6:30八生兵庫出発
27日~28日こどもおぢばがえり八生兵庫隊 第一回目    
30日~31日こどもおぢばがえり八生兵庫隊 第二回目      
8月 1日(木)八生兵庫分教会 月次祭 前日ひのきしん/前日神名流し (13:00出発)
2日(金)八生兵庫分教会 月次祭10:00執行