棟梁とは?
天理教では、「棟梁」とい大工用語を使って、親神様の理想とされる「陽気ぐらし」の世界建設をにたとえてお教え下されています。
「陽気ぐらし」の世界建設にたずさわる人々の色々な役割を「棟梁」という言葉でたとえられております。
原典みかぐらうたに
いづれとうりようよにんいる はやくうかゞ゛いたてゝみよ
と仰せられている四人の「棟梁」とは、「あらきとうりょう」と、「たてまえとうりょう」「こざいくとうりょう」「かんな」であります。
「あらきとうりょう」から天理教の教えのあらましを受け、導き出された「用木」の人々に、更に事細かく親神様の親心を伝えるのが、「小細工棟梁(こざいくとうりょう)」です。
次に、これらを一つのまとまった進行形態に組み立てる者が「建前棟梁(たてまえとうりょう)」です。
さらに、「かんな(鉋)」が入信者の信仰に磨きをかけます。
これらのようにきりなし普請である「陽気ぐらし」の世界建設には、いろいろな仕事を分担する「棟梁」が必要なのであります。
各々の個性を十分に発揮し、それぞれは違った仕事のように思えますが、「陽気ぐらし」の世界建設という大理想の下に一手一つに歩むことによって親神様の思召しが達成され「陽気ぐらし」の世界が実現するのです。