天理教用語「紋型ない」とは?

紋方ないとは?

「紋型ないところから人間世界を創めた」

というように「紋型ない」という言葉は、天理教ではしばしば使われます。

紋型ないとは、”何もないところから”という意味で、親神様は何もないところから人間を創造して下されたという意味になります。

元の理 【全文+概要】

おさしづに

「最初はじめ、どこから始まつたか、元もん型なき時からつけた理、重い理といふか、軽い理といふか、軽いと思うてはならん、理は強いもの」

明治31年3月28日のおさしづ

「この道なにももんかたない処から、天よりあまくだりてはじめかけたる道、たれもわからんから天よりあまくだりてはじめた道、誰がかかりたかて、そらわからん、そこでどうしよう、こうしようとおもうたて、一時になるものやない、なれど何年たつたて通りぬけにやならん、どうで危い処も、こはい事もあろ/\、年限かさならにやできやせん」

明治33年5月3日のおさしづ

すなわち「紋型ない」ところから人間世界を創めたということは、実に重い理であり、人間にはっきりとした生きる目的があることを意味します。

またさらに、長い年月をかけて人間を育て上げる親神様の並々ならぬ苦労のほどもお教えくだされているのです。

また、教祖がなにもないところから天理教の教えの道をつけて下さいました。

このひながたの道も、紋型ないところから道をつけたということになります。