天理教人名辞典 又吉 またきち

又吉 またきち

忍阪村(現、桜井市忍阪)の西田伝蔵と教祖(おやさま)の妹くわの5人の子のうちの三男。

又吉は西田家では又三郎という。

『稿本天理教教祖伝』(33頁)では、嘉永6年(1853)、教祖の末女こかんの浪速布教に、同行者として「忍阪村の又吉外二人をつれて」行かれたと記された人。

後に三輪村へ養子となり、通称「三輪の又やん」といったという。

長兄の改三郎は文政11年(1820)の生まれで秀司より8歳年少、嘉永6年には25歳、こかんより8歳上。

次兄藤助はこかんより2、3歳上。又吉はこかんと同年代くらいか。