天理教人名辞典 亀蔵 かめぞう

亀蔵 かめぞう

梶本亀蔵。

梶本惣治郎、はるの長男として嘉永7年(18別)11月5日に生まれる。

母はるは、初産のため中山家に帰っていたが、このとき教祖(おやさま)は「何でも彼でも、内からためしして見せるで。」と仰せられ、腹に息を3度かけ、同じく3度撫でておかれた。

これが、をびや許しの始まりである。

亀蔵はこれによって無事誕生した(『稿本天理教教祖伝』36ページ)。

万延元年(1860)正月29日、7歳で出直し。

しかし、その魂は再びはるにやどり、慶応2年(1866)5月7日眞之亮(初代真柱)として生まれかわったといわれている。

教祖は、「先に長男亀蔵として生まれさせたが、長男のため親の思いが掛って、貰い受けることが出来なかったので、一旦迎い取り、今度は三男として同じ魂を生まれさせた」と話した(『稿本天理教教祖伝』67ページ)。

前川の父の魂ともいう。