節とは?
よく天理教では、”節”や”ふしから芽が出る”といった言葉を使います。
これは、木の節から芽が出て花が咲くように、人生において現れる困難や苦しみをふし(節)と捉えて、そこから幸福の花を咲かせようという心になるように努力しましょうという意味です。
現代では、人生のふしに遭遇すると、自暴自棄になって自殺をしたり、依存症になったりということが多々あります。
ですが、天理教の人々は、その時こそ節から芽を出し花を咲かせようとするのであります。
また天理教では、「成つて来るのは天の理」とも仰せ下されています。
どのような病気や事情に苛まれても、起きてくる全てのことが、親神様が心の成人を促すための深い思召しで、たまたま偶然で起こってきたのではありません。
そのような悩みや苦しみの中でも、自らのいんねんを自覚し、たんのうの心を治め、「ひのきしん」に勇み立つ時、そのふしから立派な芽を出すことができるのです。
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教祖はいかなるふしの中でも、常に陽気に勇んでお通り下され、ふしから芽を出すひながたを我々人間にお示し下されたのであります。
この「ふし(節)から芽が出る」という言葉は、教祖の一年祭の時、官憲の圧迫という節に直面し、教会本部設置許可という芽が出ました。
このようなことから、10年に1度の教祖年祭の年もふしと言われています。
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