【意味(略注付き)】みかぐらうた 歌詞ページ 第一節〜第五節 十二下り 座りづとめ かぐらづとめ


第一節

あしきをはらうてたすけたまへ てんりわうのみこと

略注

一切のほこりを心から払い、さまざまな病気や災厄を一掃してどうかおたすけくださいませ。親神天理王命様。てんりおうのみこととは、天理王命は万物を創造し、守護し給う元の親神様、真実の親神様である。

第二節

ちよとはなしかみのいふこときいてくれ
あしきのことはいはんでな
このよのぢいとてんとをかたどりて
ふうふをこしらへきたるでな
これハこのよのはじめだし

略注

これから親神の本心をはっきりと簡明に話をするから、親神の言うことをしっかり聞いてもらいたい。
親神は決してよこしまなことは言わない。
親神はたすけ一条の親心から人間をたすけ、この世を明るくする神一条の話をする。
親神は天地の理をかたどって夫婦をこしらえた。
一夫一婦の理は、実に月日親神の理を受け、天地の理に習う重い理であって、夫婦和合の理にこそ、陽気ぐらしの世界は生まれてくる。

第三節

あしきをはらうてたすけせきこむ いちれつすましてかんろだい

略注

世界中の人間の心から一切のほこりを掃除して、一日も早く世界一れつをたすけたいと親神は急き込んでいる。
世界中の人の心を澄まし、陽気くらしの世界実現して、人類創造の親里たるぢばにかんろだいを建設することこそ、親神の切なる念願である。

第四節 よろづよ八首

よろづよのせかい一れつみはらせど むねのわかりたものはない

略注

元初まり以来今日までの世界中の人々の心を眺め渡しても、誰一人として心が澄みきって、をやの思いの分かった者はいない。

そのはずやといてきかしたこといない しらぬがむりでハないわいな

略注

それももっともである。
今までは親神が何も親心の真実を教え諭したことがないから、何も知らぬのも無理はない。

このたびはかみがおもてへあらいれて なにかいさいをときゝかす

略注

この度は旬刻限の到来により、元の親神がじきじきにこの世に現われて、何もかもすべての真実を事細かく説き聞かせる。


このところやまとのぢばのかみがたと いうていれどももと

略注

ここは、大和のぢばである、神がたであると言うているが、誰もその元々の由来を知らない。

かみがた・・・上方、神方、神館で、親神様のお鎮まりくださる所の意。

このもとをくはしくきいたらならバ、いかなものでもこいしなる

略注

ここは、大和のぢばである、神がたであると言うているが、誰もその元々の由来を知らない。

かみがた・・・上方、神方、神館で、親神様のお鎮まりくださる所の意。

このもとをくはしくきいたらならバ、いかなものでもこいしなる

略注

この元々の由来をくわしく聞いたならば、どのような者でも皆慕って来ずにはおれなくなる。

きゝたくバたづねくるならいうてきかす よろづいさいのもとなるを

略注

この訳を聞きたいと思うならば、尋ねて来るように。自発的で積極的な求道心があるならば親神の真実を言い聞かそう。
この所ぢばは、この世にありとあらゆるものの親里であるということを。

かみがで、なにかいさいをとくならバ せかい一れついさむなり

略注

親神が表へ現われて、何もかもすべての真実を詳らかに説き聞かせたならば、世界一列の人間は皆、この世が親神の守護する陽気ぐらしの世界であることを知って、勇み立ってくる。

一れつにはやくたすけをいそぐから せかいのこゝろもいさめかけ

略注

親神は、一刻も早く世界の人間を皆救けたいと思っているから、たずけ一条の上から世界中の人々の心を皆一斉に勇めてかかる。

ようし、ようし

略注

善、善い心、善行、善言、肯定、よい人を勇める、よい行いは人生を明るくする。
その根本はよい心である。
よい心とは真実の心、ここにこそ親神様のよいご守護をいただく理がある。
陽気ぐらしは、すべて善である。
「あしき」の正反対。

第五節

一下り目

一ッ 正月こゑのさづけは やれめづらしい

略注

万物のはじまるめでたい正月に肥のさづけを撒く。
有難いことである。
なんと親神様のご守護の結構なことか。

こゑのさづけ・・・肥のさづけ。おさづけを戴いた者が、糠三合、灰三合、土三合を神前に供え、このさづけを取り次いで各自の田畑に置かしていただくと、肥一駄に相当するご守護をくださる。元治元年お渡しくだされた。「おふでさき」に、
こへやとてなにがきくといをもうなよ 心のまことしんぢつがきく (四 51)
と、お教えくだされている。

につこりさづけもろたら やれたのもしや

略注

さづけをもらった嬉しさに、にっこり微笑する。まことに嬉しいことである。


 さんざんざいこころをさだめ

略注

この喜び勇んだ三才の童児の心を永久に変わらぬ己が心と定めつけよ。

四ッ よのなか

略注

人が勇めば、神も勇み、五般は豊穰、したがって商売は繁盛となる。
上のなが 大和の方言で、豊年論作を言う。


五ッ りをふく

略注

喜び勇んだ真心は、親神の摂理によって、自由自在の守護と現われてくる。
・・・ 理である。親神様のご供理によって、ご利益が見えてくる。

六ッ むしやうにでけまわす

略注

無制限に、何もかもあらゆるものが豊富に出来てくる。
注:満ああふれる水産の増進 きわまりなきたすけ一条の道の栄えを お歌いくだされているお歌である。

七ッ なにかにつくりとるなら

略注

何もかもすべてのものな 分け隔てなく 作らせていただくならば、
注 :犬の恵みさんで あらゆる作物を好き好悪なく耕作し生産するならば、人に対してもまた同じ、

八ッ やまといほうねんや

略注

大和は豊年満作となる。

九ッ ここまでついてこい

略注

一度、豊年に恵まれたならば、神恩に感謝し、なおさら一層精進し親神を慕うてしっかり信心の道に進んで来い。

十ド とりめがさだまりた

略注

とうとう収穫量が一定した。
注 毎年、豊年満作をお与えくださるを言う。世界中一列に毎年豊作を授けたい、というのが神意の真実である。単に農作に限らず人生万事皆然り。親子孫代々もまた同じ。取目。後嗣。「おふでさき」に、次のごとくお誌しくだされている。
またたすけりうけ一れつどこまでも いつもほふさくをしゑたいから (十二 96)


二下り目

とんとんとんと正月をどりはじめハ やれおもしろい

略注

足拍子賑やかに、めでたい正月から踊りはじめをするのは、まこととに面白くて陽気なものである。
注:この度たずけ一条の教えをはじめ、よふぎづとかによって陽気ぐらしの世界おはじめくだされる。一年中正月の気持ちで暮らすこそ、陽気世界ある。


ニッ ふしぎなふしんかゝれバ やれにぎはしや

略注

不思議な普請にとりかかれば、まことに賑やかなことになる。
ふしん・・・普請、世界のふしん、心のふしん、つとめ場所の普請、教会建築。

三ッ みにつく

略注

栄養が身について健康となり、徳が身について繁栄となる。

四ッ よなほり

略注

世界中の人々が、わが身思案を捨てて、互い立て合いたすけ合いの心と入れ替わる時、陰に沈んでいた世界は陽気ぐらしの世界へと立て替わる。
注:世界中の人々の心が悪から善に入れ替わり、陰から陽に入れ替わったならば、親神様の摂理のまにまに不景気険悪の世相は一変して、好景気繁盛の世の中となる。

五ッ いづれつきくるならば

略注

一れつ人間がみな、親神を慕ってついてくるならば、

六ッ むほんのねえをきらふ

略注

一切の闘争・内乱・戦争を根絶しよう。

七ッ なんじふをすくひあぐれば

略注

生活に困窮する者を人々が互い立て合いたすけあって救いあげるならば、

八ッ やまひのねをきらふ

略注

親神も自由自在にたすけ一条の守護を現わして、一切の疾病を根絶しよう。

九ッ こゝろをさだめゐやうなら

略注

真実誠の心を定めて、動揺しないならば、

ところのをさまりや

略注

国々所々は円満に治まり、ひいては世界の平和となる。
ところ・・・所、土地所々。
をさまり・・・治、平和、理想の平和、世界の平和、かんろだい建設の陽気ぐらしの世界。よふきづとめは世界平和達成の祈りである。「おふでさき」に、次のごとくお誌しくだされている。
はやはやと心そろをてしいかりと つとめするならせかいをさまる (十四 92)

三下り目

一ッ ひのもとしよやしきの つとめのばしよいよのもとや

略注

日の本、庄屋敷のつとめ場所は、この世・人間創造の所、すなわち宇宙万物の生命の根元である。
ひのもと・・・日の本。
しよやしき・・・ 庄屋敷。

二ッ ふしぎなつとめばしよハ たれにたのみはかけねども

略注

この世・人間創造の理によって、一列たすけのよふきづとめをするよろづたすけの源泉たるつとめ場所は、誰にも依頼はかけないけれど、

三ッ みなせかいがよりあうて でけたちきたるがこれふしぎ

略注

皆、世界一列の人間が寄り集まって、自ずから出来上がってくるのが、誠に不思議である。

四ッ ようようここまでついてきた じつのたすけはこれからや

略注

ようやくここまで信心の道についてきた。これからいよいよ真実のたすけをする。
じつのたすけ・・・祈祷や医薬による一時的、形而下的なおたすけではなく、人間の心からほこりを払って、一切の禍害から根本的に永久におたすけくださること。陽気ぐらしの実現。

五ッ いつもわらわれそしられて めずらしたすけをするほどに

略注

わが身を忘れて、たすけ一条の道に進む者を世間の人々は笑い嘲るけれども、このたすけ一条の道によってこそ、真実の人間を創造し、陽気ぐらしの世界をはじめるのである。
めずらしたすけ・・・この世・人間元の神、・実の神、天理王命様が、この度初めてこの世に現れて、今まで誰も見たことも聞いたこともない珍しいたすけをしてくださる。よふきづとめこそ、たすけ一条の根本の道である。

六ッ むりねがひはしてくれな ひとすぢごころになりてこい

略注

欲や高慢を捨てずに、親神の不思議なたすけを望むのではない。一切のほこりを払い去って、ただひとすじに親神に向かって進んで来い。

七ッ なんでもこれからひとすぢに かみにもたれてゆきまする

略注

なんでもかでも今後は一切の欲心を払い去って、ただ一筋に親神様にもたれてついていきます。
注:信心修業の要決をお歌いくださっている。このことは「おふでさき」に、次のごとくお示しくだされている。
ちかみちもよくもこふまんないよふに ただ一すぢのほんみちにでよ (五 30)

八ッ やむほどつらいことはない わしもこれからひのきしん

略注

病気は人生最大の苦痛である。病気の真因が欲と怠惰であると悟る時、自分もこれから欲を捨てて勇んでひのきしんに励ましていただこう。
やむ・・・この世に病気というものはない、病と見えるのはお手引きである。疾病は神恩に報謝せず、欲心に走って恩に恩を重ねることに起こってくる。
ひのきしん・・・欲を忘れて日々に報恩感謝の真実を親神様に捧げさせていただくこと。これこそ神恩に報じ、自由自在の御守護をいただく道である。

九ッ ここまでしんじんしたけれど もとのかみとはしらなんだ

略注

ここまで信仰してついてはきたが、この神様が元始まりに、この世・人間をご創造くださった元の神様とは知らなかった。
もとのかみ・・・元の神、元こしらえた神、世界万物の生命の根源たる親神、一れつ人間の真実の親神、天理王命様。
このよふのにんげんはじめもとの神 たれもしりたるものはあるまい (三 15)

このたびあらはれた じつのかみにはさうるない

略注

とうとうこの度、表に現われた。この世の複元たる真実の親神様に相違ない。
じつのかみ・・・実の神、真実の神、一切万物の実体にして諸神仏の本元に生し、現実に、この世界をご守違くだされている天理王命様。
しんぢつの神がをもていでるからハ いかなもよふもするとをもゑよ (三 85)

四下り目

一ッ ひとがなにごといほうとも かみがみているきをしずめ

略注

人が何とそしろうとも、観神が何もから見抜き見通しているから、親神の自由自在の守護に信頼して、心を静かに持て。

二ッ ふたりのこゝろををさめいよ なにかのことをもあらはれる

略注

夫婦の心を一つに結んで、誠真実に治めて通れよ。一切万事、喜ばしい親神の守護が現われてくる。

三ッ みなみてゐよそばなもの かみのすることなすことを

略注

皆、そばにいる者は、親神のすることなすことを、よく見ているがよい。親神の自由自在の働きを現わすから。

四ッ よるひるどんちやんつとめする そばもやかましうたてかろ

略注

夜も昼も太鼓やかねの鳴物を入れてつとめをする。何も知らない者は、やかましくうるさく思うことであろう。

五ッ いつもたすけがせくからに はやくやうきになりて

略注

いつも親神は一列たすけを急き込んでいるから、一列人間は早く陽気な心になってこい。
注:勇むことこそ、不思議なたすけをいただく第一歩である。

六ッ むらかたはやくにたすけたい なれどこころがわからいで

略注

村方はなおも早く救けたいと思っているが、あまり近くにいるので、つい人間思案が先になって、神一条の教えを理解できずにいる。
むらかた・・・当時の庄屋敷村の人々を仰せられた。

七ッ なにかよろづのたすけあい むねのうちよりしあんせよ

略注

人間は皆、兄弟姉妹(きょうだい)であるから、一切万事互いに立て合い扶け合っていくのが親神の望みである。皆一列の人間はめいめい心の底から、よくこのことを考えよ。
よろづのたすけあい・・・よろづ互いに扶け合うことが、親神様の人間に望み給う切なる念願であり、人間社会成立の真実である。このことは「おふでさき」に、
せかいぢうたがいにたすけするならば 月日も心みなひきうける (十三 38)
と仰せられているとおり、よろづ互いに抜け合うこそ、ふしぎななたすけの前提であり、人間生活の根本原理である。

ハッ やまひのすつきりねはぬける こゝろいだんくいさみくる

略注

欲を忘れてよろづ互いに扶け合うならば、親神の守護によって病の根元は一掃され、身体は健康となり心は勇み立って、心身共に陽気づくめとなる。

九ッ こゝはこのよのごくらくや わしもはやくまゐりたい

略注

このように心身共に陽気に勇む時、この世はそのままあらゆる幸福と歓喜のごとくそなわった極楽の世界となる。この結構なたすけの根元であるぢばへ私も早くお詣りしたい。

十ド このたびむねのうち すみきりましたがありがたい

略注

とうとうこの度、胸の掃除が出来上がって、一点の濁りもない澄みきった心になりました。こんな嬉しいことはない。

五下り目

一ッ ひろいせかいのうちなれバ たすけるところがまゝあらう

略注

広い世界の中には、人だすけをする所も、あちこちに数多くあることであろう。

二ッ ふしぎなたすけハこのところ おびやはうそのゆるしだす

略注

しかし親神じきじきの不思議なたすけは、人間創造の元の親里であるこのぢばのよってのみ現わすのであって、その道あけとして、産屋疱瘡の許しを出す。
おびやゆるし・・・妊娠六カ月以上になったならば、おぢばへ願い出ると、元の親里の理によって安産をお許しくだされる。このお許しを戴いた者は、誰でも皆安産させていただけるのである。
はうそのゆるし・・・このお許しを戴いた者は決して疱瘡にかからない。今は証拠まもり、すなわちご神符のうち小人のおまもり、すなわち十四歳以下の者の戴くおまもりにこの理はおつけくだされている。

三ッ みづとかみとはおなじこと こゝろのよごれをあらひきる

略注

水と神とは同じ理である。水が万物の汚れを洗い浄めるように、親神は人の心の汚れを洗い浄める。

四ッ よくのないものなけれども かみのまへにハよくはない

略注

人間は誰しも欲のない者はないが、神前に祈る時、一切の欲は消え去って、心はおのずから澄みきってくる。

五ッ いつまでしんぐしたとても やうきづくめである

略注

いつまで信心しても、この道は未来水劫に変わらぬ陽気づくめの道である。

六ッ むごいこゝろをうちわすれ やさしきこゝろになりてこい

略注

他人はどうなってもよいという残忍な心を忘れ去って、互いたてあいたすけあいの優しい心になってきてもらいたい。

七ッ なんでもなんぎハさ・ぬぞへ たすけいちじよのこのところ

略注

親神を慕うて来るならば、決して難儀不自由はさせない。ぢばは親神の現われている所、一刻人間によろづたすけを現わす世界だすけの本元である。

ハッ やまとばかりやないほどに くにくまでへもたすけゆく

略注

大和ばかりではないほどに、広く世界中どこどこまでも救けて回る。

九ッ こゝはこのよのもとのぢば めづらしところがあらはれた

略注

ここは、この世・人間を創造した元のぢばである。まことに珍しい所が、この度、表へ現われた。

どうでもしんぐするならバ かうをむすぼやないかいな

略注

どうでもこうでも熱心に信心するからには、講を結んで互いに手をつなぎ合い扶けあって、賑やかに信心させて頂こうではないか。
かう・・・講。親神様にたすけられ、親神様を慕うて道の兄弟姉妹が相寄り集まる一手一つの集い。これぞ地上における陽気ぐらしの実現であり、陽気世界の雛形である。本教には数おおく教会があるが、ことごとくぢばの理を中心として結ばれている。一手一つこそ本教の生命である。

六下り目

一ッ ひとのこゝろといふものハ うたがひぶかいものなるぞ

略注

人間の心というものは、疑惑と猜疑に覆われて、ありありとお見せいただく親神の姿も見ようとはせぬものであること。

二ッ ふしぎなたすけをするからに いかなることをもみさだめる

略注

不思議なたすけを現すからには、善悪ともに一切万事を見定める。

三ッ みなせかいのむねのうち かゞみのごとくにうつるなり

略注

世界一れつの人間の心遣いは、鏡に映すがごとく、親神の心に映るのである。

四ッ ようこそつとめについてきた これがたすけのもとだてや

略注

世界の嘲笑迫害に屈せず、ようこそよふきづとめについてきた。このよふきづとめこそ、たすけ一条の根本の道である。

五ッ いつもかぐらやてをどりや  すゑではめづらしたすけする

略注

いつもかぐらやてをどりをして、親神のこの世・人間創造を現して、広い世界の隅々までもよろづたすけを行き渡らせて、やがては陽気ぐらしの理想の世界を実現する。

六ッ むしやうやたらにねがひでる うけとるすぢもせんすぢや

略注

むやみやたらに願い出るが、願い出る人の心に千差万別のあるように、親神の守護もまた千差万様である。

七ッ なんぼしん/\゛したとても  こゝろえちがひはならんぞへ

略注

どれほど信心しても、根本の心がけを間違えて、欲や高慢を道連れにしてはならない。

八ッ やつぱりしん/\゛せにやならん こゝろえちがひはでなほしや

略注

と言って、やはり現実にこの世をご支配下されている親神を信心しないというわけにはいかないので、誤った心がけで信心してきた者は、もう一度振り出しに戻って、元一日の心になって、第一歩から正しい信仰の道に進んで来てもらいたい。

九ッ こゝまでしん/\゛してからハ  ひとつのかうをもみにやならぬ

略注

ここまで信心を続けてきたからには、自分だけがたすかったら良いのではなく、さらに広く世の中の人々をたすけさせていただき、一つの講を結成させていただかねばならない。
かう・・・功、講。

十ド このたびみえました  あふぎのうかゞひこれふしぎ

略注

たすけ一条の上から授けられた扇の伺いによって、おたすけの数々をお見せいただき、とうとうこの度、講をお見せいただくことになった。おさづけの理は誠に鮮やかである。
あふぎのうかゞひ・・・扇の伺い。この伺いをさづけられた者が扇を持って、神前に伺いを立てると、扇に現れる理によって、神意を悟ることができた。元治元年、当時、教祖から熱心な新人の者に、たすけ一条のために、この伺いをお許しくだされた。


ここから後半

七下り目

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八下り目

九下り目

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十下り目

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十一下り目

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十二下り目

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