教祖(おやさま)は、九十歳で現身をお隠しになられましたが、それは病気でもなければ老衰でもなく、親神様の深い思惑によって、「百十五歳定命」とのお教えを二十五年縮められました。
親神様は、世界一列をたすけるためにつとめ一條ということをお教えくださり、急き込まれました。
しかし、神意を充分理解しかねた当時の人々は、官憲による迫害などを恐れて、親神様の思召しにかなうだけのおつとめができませんでした。
その為に、おやさまの御身を持ってまで、人間の心の成人としてのつとめを急き込まれました。
しかし、肉体はかくされましたが、魂は永遠にいんねんあるやしきにとどまって、存命同様に一列の人間に尽きぬ親心を注がれています。
これを「教祖存命の理」と言います。
このことから、現在の教祖殿においても、おやさまのご存命中と同様に、食事から着物のおめしかえに至るまでお仕えされています。