年限の理

年限の理とは?

天理教立教の「三大いんねん」の一つに「旬刻限の理」があります。

年限と旬を待ってはじめて実は結ばれるのであります。

おさしづに

この道かかり、よう思ふてみよ、一日、二日、又三日といふ、一度ででけたものであろまい、年限ででけたもの 

明治31年3月28日のおさしづ

と仰せ下されています。

教祖のひながたの道も、一日や二日でできたものではありません。

五十年という「年限」の道を幾多の迫害や嘲笑の中をお通り下され、少しずつ「月日のやしろ」であることが人々にも信じられて、だんだんと歩まれこの道がついてきました。

天理教教祖伝第一章 月日のやしろ 天理教教祖伝

春に蒔いた種は、いくら一生懸命手入れしても、秋を待たなければ収穫することはできません。

年限の理を大切にするには、今日一日をおろそかにしないことです。

「一日生涯」という言葉があるように、今日一日を生涯だと思って、決して功を焦らず、一歩一歩順序の道を歩んでいきましょう。