ごくらく(極楽)とは?
極楽、地獄、天国、煉獄、など、仏教やキリスト教をはじめ、多くの宗教で「ごくらく(極楽)」と「地獄」は対比的存在として語られます。
天理教では「ごくらく(極楽)」という言葉だけが使われています。
みかぐらうたに
こゝはこのよのごくらくや わしもはや/\まゐりたい (四下り目 九)
みかぐらうた
よくにきりないどろみづや こゝろすみきれごくらくや (十下り目 四)
とあります。
例えば、仏教では極楽というところは、西方十万億土の彼方にあります。
しかし天理教では、おちば、またあるいはこの世そのものが「ごくらく」であり、楽しい所なのであるとお教え下さいます。
またさらに、ごくらくというのは、欲の心を捨てて、澄み切った心になることで、現実の世界がそのままごくらくに感じられるとお教え下されています。
この現実世界がそのままごくらくとなるというのは、天理教でお教え下さる人間創造の目的である、「陽気ぐらし」世界の実現に繋がります。