じつのたすけとは?
原典・みかぐらうたには、
- 神
- 心
- たすけ
という言葉が非常に多く出てきます。
このことは、心のたてかえによって“おたすけしていく”という、天理教の教えがはっきり現れているものと言えます。
特に「たすけ」については、
- じつのたすけ
- めづらしたすけ
- ふしぎなたすけ
という表現で、当時の一般的な感覚で言う「拝み祈祷によるたすけ」とは区別されて使われています。
「じつ」というのは、「真実」という意味です。
原典・おふでさきにも
たすけでもをかみきとふでいくてない うかがいたてゝいくでなけれど
おふでさき 第3号45
と示されてありますが、それまで日本で行われてきた拝み祈祷によるたすけではなく、ない人間ない世界をお創りくだされた「実の親」である親神様が「元の理」に基づいて、人々の心を入れ替えさせ、一切の根を切る「ふしぎなたすけ」をするとお示し下されています。
「実の親」だからこそ、人間創造の宿し込みの理に基づいて、「じつのたすけ」ができるのです。
この「じつのたすけ」は、「人間宿し込みの理」に基づいて行われる「おつとめ」によってなされます。
ここにこそ、心身ともに根本からたすけられ、また、単に身上や災難や苦悩だけでなく、「病まず死なず弱らず」という珍しいふしぎなたすけも実現されるのです。