【2020年2月号】天理教八生兵庫分教会 よろこび月報

ご 挨 拶

天理教八生兵庫分教会長 西村 一郎

日々はそれぞれの持ち場立場において、八生兵庫分教会の上に絶大なるお力添えを賜り、誠に有難うございます。

去る1月26日、国内外から帰参した教友が参拝場はもとより神苑一帯を埋め尽くす中、教祖が現身を隠された明治20年陰暦正月26日に由来する立教183年春季大祭が中山大亮様を祭主に本部神殿にて厳粛に勤められました。

大亮様の祭文奏上に続いて、かぐらづとめとてをどりが滞りなく勤め終えられたあと、神殿講話に立たれた表統領中田善亮本部員は冒頭で“春季大祭の意義”についてふれられた後“教祖のひながたこそ成人に至る唯一の道である”とされ、次いでおさしづを引用して、成人にとって重要な“順序の理”について諄々とお話下さいました。

その中で一番大切なことは“親神様に通じる誠の心を定めることである”と明言、“順序とは積み重ねと年限をかけること“とされ、ご自身が幼少期に三代真柱様より教えられたお話をもとに”人が成人し、また人を丹精するには物事の順番を教え、あまり性急に事を運ばず、じっくりと時間をかけなけなければならない“と述べられました。

次に“いんねんを切り替えることで成人が進み、なるほどの人を目指すことにより、如何なる御守護もお見せ頂き、地域に明るい光を照らすことになるのだ”とご教示下さいました。

更にぢばと教会の関係について触れられ“いつでも行ける教会には成人するための要素が多くある”として、教会に参拝することの重要性をお説き下さいました。

そして最後に“ようぼくは今一度初心に帰り、そのあるべき姿をよく思案して、成人の歩みを確かめながら、道の仲間が共に陽気ぐらしという同じ方向に向かって真っすぐに通ること“を切望されて講話を締め括られました。  

私達は表統領先生をはじめ、去る月にお聞かせ頂いた親々のお声にお応えするべく、八生兵庫分教会創立10周年、更に2年後に訪れ来る天浦分教会創立80周年という次の塚に向かって、地道におつとめと布教、又、ようぼく中席者の丹精、道の将来を担う人材の育成に努め励み、一歩一歩をやの思いに近づく成人の歩みを進めてまいりましょう。

本年も何卒宜しくお願い申し上げます。

にをいがけ・おたすけの成果

別  席  者12名
修養科修了生1名

この道は『心の成人の道』

清水 慶政 大教会長様

『 芳洋 』 立教183年1月23日号「風~かぜ」より抜粋

私たちが世の中の人々や次の世代の人達に伝えていきたいことは、親神様教祖のご存在であり、そのおはたらきであり、親心であります。

それをどうやって伝えるかというと、それは私たちの信仰信念によってです。

身上や事情のおたすけにかからせて頂くにも、武器となるのはおつとめとおさづけと私たちの信仰信念しかありません。

教祖の御教えを信じて、自ら教えを実践して通る中で得た喜びや、信仰信念が何よりも大切なのです。 

この道は心の成人の道であるとお聞かせ頂きます。この道が心の成人の道である限り、努力や苦労は避けては通れません。

しかし、だからこそ普通では味わえない感動や喜びが味わえるのだと思いますし、ゆるぎのない信仰信念が少しずつ培われていくのだと思います。

神様を親と捉えるほんまの信心

名田分教会長夫人 滝井なつゑ奥様   

八生兵庫分教会 R183年春季大祭における神殿講話より

私の実家である船場(大教会)の初代は─

尽くした理・年限の理・精神の理この三つさえあれば、言う通り願い通り、天よりたすけて下さる」と人に説いたと聞かせて頂いております。

尽くし続けるというその真実を、一回きりではなくコツコツと年限を重ねていくことに値打ちがあり、どんな御守護も頂けるということです。

私は名田分教会の部内の教会長をさせて頂いているのですが、実は10年前、奇しくもこちらの八生兵庫の会長さんと同じ日におぢばで会長の理のお赦しを戴いて、スタートさせて頂きました。

ですから、私が会長をつとめて10年ということになります。

私は信仰の道において、日々の理に勝るものはないと思います。

10周年を迎える皆様方、どうぞ晴れやかにしっかりとした おつとめをつとめさせて頂けるように、おつくし・においがけに勇んでつとめさせて頂き、陽気に明るく楽しんで、共々にこの道を歩ませて頂きたいと思います。

教祖ご存命を心から信じて!

木下寿美子先生教話集『親から子への贈り物

              第5集「十七、理の親が嫌い」より

アカンものでも良いようにしていくのが道であり、駄目なものでも生かして行くのが道ですから、良いとか悪いとかいうのではなくて、とにかく与えてもろたもの、成ってきた理はみんな喜んで受けたら良いんだ。

もっと自分の自我を取って、存命の教祖にしっかりとおすがりするというのが、当然な信仰の在り方であり、口では常にそれを言いながら自分自身の心の中は、やはり自分の思いに負けているようなところがあった自分というものを、もっと離れて捨てて、教祖の大きな理にしっかりとすがっていくという信仰に立て変わらなかったら、口でなんぼ唱えても心に誠がなかったら何もならない。

口で唱えると同時に、行いの上にで誠に近寄って行かなかったら、口だけでは何にもならない。

なんとかもっと実のある本当に教祖存命と、心から信じられるような道を通らせて頂きたいと思っております。

おつとめにかける信念!

立教177年3月20日一郎会長様 朝席のおはなしより

私はやり続けました。朝 夕、そして月次祭のおつとめ。

26日のかぐらづとめの参拝・・・絶対に欠かさなかった。

この25年間・・・本来、陰気ぐらしの人生からたすけて頂き…勇みに勇まない日とてなかった喜ばないという日は一日とてなかった!

おつとめというものは命の切り替えをするのや…ということは、切れてしまう命も繋がる。

教会に住込む道一条の私たちは、何もない。

資格も無く、お金も無い、立場も無い。 

この無の中から有を生み出し、不思議を見せて下さる。

それが 何故成ってくるのか─?

その第一はおつとめです。

その次は親孝行と人だすけの上に出し切る納消です!

そこに教祖ご存命の理が入ってきます。

貧に落ちきるということは形あるものを一旦手離し、一から始めるということです。

寿美子先生の言葉には説得力があります。

出来たばかりの教会を大教会長様の声一つで納消し、何もない垂水の地から復興され、無になって歩くことを始められた。

このことが、今日、全教が羨むような天浦の教会の姿があるのです。 

人間は魂の徳で立つ

立教183年1月28日 順子奥様 朝席のお話より

初女奥様の思い出①

私が美容師を辞めて、道一条を志し、天浦分教会に住み込んでまだ間もない頃のこと─(木下寿美子)先生が、「私に着いてらっしゃい…」と、何も分からない私を大教会に連れて行って下さいました。

周りは皆ひのきしんでいそいそとやっているんですが、私は場違いにもハイヒールにスーツを着て、ハンドバックを提げ、周りから見れば天浦に来た珍しいお客さんといった感じだったでしょう。

右も左も分からない私は、ひのきしんなんて出来る格好でもなく、大教会の敷地内をウロウロしていると、退屈そうにしてる私に気づいた当時小学3年生くらいの(清水)初女奥様(現・兵神大教会長夫人)が・・・

「おねえちゃん、お父ちゃんのお部屋、見せよか?」

と声をかけて下さいました。「えっ・・・」と戸惑いながら、当時の大教会長様のお部屋に案内された私に、初女奥様が「ここ、おとうちゃんの部屋!」「これが私のべんきょう机!」といって説明して下さるんです。

拝見させて頂くと、お布団も破れたところを繕っておられ、一室に親子お三人で質素に暮されてることに驚かされると同時に、何よりも「何か喜ばせてあげよう」という親心で私をご接待して下さった初女奥様の親心に感動を覚えました

初女奥様の思い出②

奈良の学園前で店を出していた頃、30代の(清水)俊子奥様が3歳の初女様を連れて、初めてご来店下さった時のことです。

シャンプーブースに行かれる俊子奥様は、初女様に

「ここで待っておきなさいよ。」

とポテトチップの袋を手渡されました。応接室のようなところで賢く待っておられた初女様がふと、カウンターにいた私と目が合うと

「おねえちゃん、お皿貸してちょうだい。」

と言うので「はい、どうぞ」と一枚お渡ししたところ、なんと3歳の初女様が難しい顔をして新聞を読んでいた当時の私の師匠である叔父にお皿に取り分けたポテトチップを「どうぞ」といって差し出されたんです。

おやつを自分だけで独り占めしたがる年頃のお嬢様が、どうであれ叔父も大教会につながる信者の一人ですから、その一用木に対して、たった3歳にして親心を持っていらっしゃるんだなぁ・・・と。やはりその魂が、親なんですね。「・・・すごい!」この一件で、その頃世間にいた私は、今以上にお道の素晴らしさを痛感しました。

前真柱様の思い出

勿体無くもその学園前のお店に三代真柱様が来て下さっておられました。お話をさせて頂いた時に

相手にほこりを積ませない会話をなさる─素晴らしいなぁ。

その頃の私に「こういう会話をするんだよ・・・」と教えて下さるように。

私は商売の世界で生きる信仰らしい信仰もない21歳の若僧でしたから、その時頭で理解するというのではない何か・・・

真柱様のお徳で、グンッとこちらの心に理をうつして下さったように思います。

人によっては、わざわざ人のいんねんを引き出すような声を掛けてくる方もいらっしゃいますね。

甘い言葉をかけて、情ですり寄ってくるようなややこしい方には気を付けて下さい。

いまのみち いかなみちでも なけくなよさきのほんみち たのしゆでいよ 

(おふでさき第3号37)

「いまどんな中にあっても、いま厳しいのがありがたいんですよ・・・いま大変なのがありがたいんですよ。」と、相手のほこりを理に変えて下さるような人を信頼してください。そしてまた皆さんも、相手にほこりを積まさない会話と陰で親の理を立てて人さまに勇んで頂けるよう心掛けてください。

月間よろこびスケジュール

R183.2.3~3.2

日   程                                 日  付行    事時   間
2月3日(月)     婦人の集い/女鳴物勉強会(天浦恵美子奥様) 【別席団参①】10:00 神殿集合 兵庫9:00発
【別席団参①】兵庫9:00発
 4日(火)天浦分教会 霊祭 西村武郎大人年祭・栄子刀自年祭9:30執行  
 7日(金)  <中央区布教>   9:30神殿集合
  8日(土)  <西区布教>11:00八生瀧川布出発
9日(日)    【別席団参②】八生兵庫 担当兵庫9:00発
10日(月)大教会伏せこみひのきしん/天浦月次祭前日ひのきしん9:30大教会/14:00天浦集合
11日(火) 日()日( 土)天浦分教会 月次祭9:30執行
12日(水) 日()日( 土)名田分教会 月次祭10:00執行
14日(金)<兵庫布教>    10:00 神殿集合
15日(土)琴緒分教会 月次祭11:00 執行
16日(日)  愛媛やよい布教所開所式 ◇   5:30兵庫発
【別席団参③】兵庫9:00発
18日(火)八生兵庫分教会 霊祭/教祖伝勉強会/喜竜会10:00執行/12:45/18:00
20日(木)<天浦分教会布教実習> 10:30天浦神殿 集合
22日(土)<垂水布教>/天浦子供会9:30神殿集合/10:00受付
23日(日)兵神大教会 月次祭/八生兵庫ミニ子供会10:00執行/14:30集合
25日(火)婦人会伏せ込み団参/天理バザー/<天理布教>兵庫8:00発
修養科生入学受付兵神詰所15:00面接
26日(水)御本部月次祭   6:30八生兵庫出発
29日(土)【別席団参④】兵庫9:00発
3月 1日(日)八生兵庫分教会 月次祭 前日ひのきしん/前日神名流し (13:00出発)
2日(月)八生兵庫分教会 月次祭10:00執行