立教186年5月号 天理教八生兵庫分教会 よろこび月報

ご挨拶

日々それぞれの持ち場立場において、八生兵庫分教会の上に絶大なるお力添えを賜り、誠にありがとうございます。

去る4月18日、晴天のご守護の下、国内外から帰参した多くの教友が神苑を埋め尽くす中、教祖の二百二十五回目のお誕生日を寿ぐ教祖誕生祭がおぢば教祖殿にて晴れやかに執り行われました。

当教会からも21名が帰らせて頂き、ご存命の教祖にお祝いを申し上げると共に、おかけ下さる親心にお応えすべく、心の成人に向かって勇んで年祭活動を推し進めることをお誓いさせて頂きました。

その翌日には、四年ぶりに人数制限のない形で婦人会総会が開催され30名の婦人会員を含む44名が参加させて頂きました。

総会式典において、婦人会長様より「尊いをやの教え、自信と誇りをもって伝え広めることができるよう、自ら教えを求め、正しく学んで素直に実行し、教祖百四十年祭に向かって、すべての婦人会員が心の成人を目指して努力を 重ねてもらいたい」とのお言葉を頂きました。道の台としての役割を果たすべく、お聞かせ頂いた婦人会長様の思いに沿って、活発に活動を進めて参りましょう。

更に4月29日には、全教一斉ひのきしんデーが開催されました。私共もそれぞれの会場にて日頃賜る十全の御守護への感謝の心で務めさせて頂きました。

尚、この日に合わせて子供会を久々に開催させて頂き、夏のこどもおぢばがえりへの弾みとさせて頂きました。

今月も何卒よろしくお願い致します。

成人とひながた

立教186年4月9日一郎会長様 朝席のおはなしより

成人とは?

このたび大教会より諭達巡教の巡教員という勿体ないご命を頂き、先日も某教会において…

「成人とは何か?」また「ひながたとは何か?」という ことを主題にお話しさせて頂きました。

成人とは、神様の恩・人様の恩・物の恩が分かり、その恩に報いていくということです

まずは恩があることを知りその上でご恩に報いる努力をすることです。

そしてその恩を返す最大の方法が人だすけであります。

~ 中 略 ~

ひながたとは?

教祖のひながたは、たすけ一条の親心に満ち溢れています。

25年かけて貧のどん底に落ちきられました。

特に夫・善兵衛様が出直された後の10年間は極貧の中を通られました。

実はこの25年間は、私たち人間がたすかるための   理作りだったのです。

屋敷は神のでんぢやで 撒いたる種はみな生える

七下り八ツ

肥を置かずに作りとり

七下り十ド

とありますように、でんぢであるおぢばは、親神様のお心がお鎮まり下さる所であり、また教祖が25年間理を伏せ込んで下さった尊い場所なのです。

またその後の25年間は、よろづたすけの根本である おつとめを教えて下さる期間であり、教祖はいかなる迫害の中も終始一貫、常にお優しく隔てなく慈愛に溢れ、人をたすけられました。

24時間365日たすけ道場

私の恩師である木下寿美子先生より「常に“教祖(おやさま)教祖(おやさま)”と口に出して、日々通らなあかんで」と教えて下さいました。ご存命でお働き下さる教祖を念じつつ、一日24時間を隙間なくたすけ一条の御用に明け暮れる中に、親神様・教祖の親心を心から離さずに通ることができます。

この教会は 24時間365日開放しています。

どんな方が来られても、決して拒みません。一切は教祖の導きであり、またこの教会のかりものでありますから、夜中に電話がかかってきても、どのような方が来られてもおたすけをさせて頂くのです。

一対一の関係性

教会や親の為だと思って、日々させて頂いている事は、本当は全部自分のためのものです

また結果も大切ですが、どのような心で取り組んでいるのかはより大切です。

本当にご恩を感じてやっているのか、形だけの行いなのか、自らの心の内を検証することが成人する上に最も重要です。

つまりそれは、大教会長様が仰られている「親神様と自分、教祖と自分との一対一の関係性を築く」ということにつながります。

おやさま存命の理を信じて

立教186年4月17日  西村 順子 奥様 朝席でのお話

 

魂を揺さぶられた講習

教祖百年祭の年祭活動仕上げの年、当時まだ世間で働きながら信仰していた私は、どうしても自分の運命を変えたいと願い、それまで最も避けてきた教会住み込みに踏みきろうかと、様々なしがらみの中で真剣に悩んでいました。

そんな葛藤と苦悩の中、私は講習を受講するために、おぢばへ帰らせて頂きました。

そこで聞かせて頂いた講師の先生方のお話の一つ一つが、まさに乾いたスポンジが水を吸うように、私の細胞の隅々を駆け巡り、五臓六腑に染みわたるようでした

その時おぢばで頂いた魂を揺さぶられるような話の理によって、その後、世間の 商売の道を断ち切って、天浦分教会に住み込ませて頂き、結婚するまでの3年間、木下寿美子先生の御付きという尊い御用をつとめさせて頂くことができたのだと思います。

百十年祭後の大節

私たちは百年祭の年に結婚し、それから4年後、百十年祭の準備期間として、再び夫婦で天浦に住み込ませて頂く運びとなりました。

そして来たる百十年祭の後に、思いもよらなかった主人の重度のくも膜下出血で、生きるか死ぬかという 大節を見せて頂くこととなりました。

本来の私であれば乗り越えられないそんな大節を、理で通り切らせて頂くべく、その準備期間として、前もって天浦分教会に住み込み、にをいがけ・おたすけを通して、ありとあらゆる大変な方々を抱えさせて頂く中に、その節を乗りきらせて頂いたのだと実感しております。

三年千日の定義

決して年祭活動は三年で終わるのではなく、

云わば来たるべきそれぞれの大きな節に対しての準備期間であると思わせて頂きます。

ご存命でお導き下さる教祖は、私達の心の入れ 替えのためには、ありとあらゆる手段を用いて、一番苦しいものを人質にしてまでも、お力を注いで下さいます

ですから、ひながたを辿る三年千日を、何か一つでも懸命に理作りして通った方は、それが三年後には必ず身についているはずです。 

その理によって、その先の7年も勇んで通らせて頂けるのだと思います。

おたすけのバイブル

教祖がおふでさきを通して、ご家族やお屋敷の方々の

事情を台に、道を通る上での思案の筋道をお示し下され

たように、木下寿美子先生は、女子青年として傍で仕える

私のような者に「順子ちゃん、この人の人生は30年・40年経ったらやがてこうなるわよ・・・この家は、やがてはこうなるのよ。」と  記録には残せないような内容の具体的なお話をたくさん聞かせて 下さいました。現在どの家もどの方も、先生が仰られた通りの姿になっていることに感服致します。

今思えば、それは私にとってありがたく勿体ないことであり、 今でもおたすけや丹精をさせて頂く上で、私のバイブルとなっております。

これまでも苦しい事態に直面した時、「あの時、先生は こう仰られていた・・・こんな時、先生はこう行動された」という記憶が、私の心の指針となって、乗り越えさせて頂く事ができました。

いんねんという魔物

かつて寿美子先生は、まだ若かった私に対して、身を震わせて叱って下さり、本気で仕込んで下さいました。

そうすることで、 先生は私の中に潜む魔物を叩き潰して下さり、私を“いんねんという魔物”から守って下さっていたのです。

誰もの心に魔物は潜んでいます。私の中にあった魔物とは、恩知らずで親不孝な本質的に持った癖性分です。

魔物の大好物は、心の高さであり、そして大嫌いなものは心の低さだと思います

誰しも親に喜んで頂きたい、親孝行な人間にならせて頂きたいと思っているでしょう。

しかし、魔物に支配されてしまうと、愚かなことを分かっていながら、親に反発や批判を繰り返し、周りの心も腐らせててしまうことがあるものです。

結局は、自分自身の運命を潰してしまいます。

それが恐ろしい“いんねんという魔物”です。

理の苦労で魔物を退治

私たちはどのような中も親に尽くし運んで、人だすけの苦労を重ねさせて頂くことで、魔物が出ない日々を通らせて頂けます。

おたすけの相手にたすかって頂きたいと願う誠の心、理の親に御恩を返したいと思う親孝行な心 ─この二つさえあれば、無から有の生み出しは出来ると思わせて頂きます。

そうした苦労によって自分の人格を変えることができるとともに、いんねんという魔物に負けない力をつけられるのです。

どうか、よふぼくとしてお使い頂いていることに感謝して、今日も一日、低い心で通らせて頂きましょう。

にをいがけ・おたすけの成果

別  席  者6名
  よ う ぼ く1名

月間よろこびスケジュール

日   程                           日  付行    事時   間
5月3日(水)    天浦 三座のおつとめ9:00~ 11:00~ 13:00~
  4日(木)天浦 霊祭10:00 執行
  6日(土)婦人の集い/女鳴物勉強会10:00 神殿集合/午後から
  7日(日)<西区布教>11:00八生瀧川布出発
10日(水)天浦月次祭前日ひ13:00天浦集合
11日(木)天浦 月次祭  9:30執行
12日(金)名田 月次祭 10:00執行
13日(土)<中央区布教>10:00 神殿集合 兵庫9:00発
14日(日)<兵庫布教>10:00 神殿集合 兵庫9:00発
15日(月)琴緒 月次祭11:00執行
16日(火)<松山布教>      5:30兵庫発
17日(水)<西宮布教>9:30神殿集合
18日(木)八生兵庫 霊祭/女鳴物勉強会10:00執行/12:45
19日(金)◇別席団参◇9:00 八生兵庫 出発
20日(土)<天浦分教会布教実習>10:30天浦神殿 集合
21日(日)〇 八生兵庫子供会 〇12:00 教会集合
22日(月)<垂水布教>9:30神殿集合
23日(火)兵神 月次祭  <10:00執行>
26日(金)御本部月次祭 <10:00執行>
28日(日)<北区布教>9:30神殿集合
29日(月)◇別席団参◇ 9:00 八生兵庫 出発
6月 1日(木)八生兵庫分教会 月次祭 前日ひのきしん 
2日(金)八生兵庫 月次祭青の思案場10:00執行/夕づとめ後