立教186年10月 天理教八生兵庫分教会 よろこび月報

ご挨拶

天浦成人理立─親への伏せこみを通して理を頂き懸命に運ばせて頂こう!

日々それぞれの持ち場立場において、八生兵庫分教会の上に絶大なるお力添えを賜り、誠にありがとうございます。

さて、教祖年祭活動1年目も残すところ3か月となり、早くも終盤に差し掛かってきましたが、これまでを振り返った時、年頭より諭達第四号と大教会より「教祖のひながたを手本に明るい心で通りきろう」との活動方針と「身上おたすけ、人たすけ」という実践目標を掲げて頂いたおかげにより、どのように行動すべきか明確になり、私共八生兵庫分教会においても、日々喜びと感謝を表現する努力を重ねつつ、身上おたすけ、人たすけに邁進させて頂いております。

そして 具体的なにをいがけ・おたすけ・またお尽くしの成果としても、おさづけの理拝戴と修養科生は既に年頭心定めを達成し、

一回目の仕切り,成人理立も心定めを完遂させて頂くことができました。

また数々の節もお見せ頂いておりますが、そんな中にも私達は親神様・教祖の理に守られ、今日まで大難を小難に、小難を無難にお連れ通り頂き、節から芽を出す御守護を頂いております。

今月は、大恩ある上級天浦分教会に2回目の成人理立を運ばせて頂く月です。

私共八生兵庫につながる一同が今日こうして命をお守り頂き、運命救済の結構な道を辿らせて頂けるのも天浦の歴代会長様ご夫妻のご苦労と親心のお陰であることを常に心から離すことのないよう、親への伏せこみを通して理を頂き、心定め通り運ばせて頂けますよう、懸命に勤めさせて頂きましょう。

今月も何卒よろしくお願い致します。

にをいがけ・おたすけの成果

別  席  者4名
おさづけの理拝戴1名
修 養 科 修 了 生3名

翼をひろげて
道一条を定めようとする布教師たちへ

八生兵庫分教会長夫人 西村 順子 奥様

お陰と親心の修養科

今月26日、午後2時 ── 古い友人が親神様のもとへ帰って逝きました。

思い返せば、18歳の私は信仰に背を向け、周りから行かされた修養科に手ぶらで行き、「一日で帰ろう・・・」と思っていた私に、5・6歳年上のお姉さんのような方が、「順子ちゃん、一緒に三ヶ月通ろうね。」と優しく言って下さいました。

そのお陰でそんな私でも無事修養科を修了することが出来ました。

しかしその 裏で、木下寿美子先生がその女性に「順子ちゃんをお願いするわね。」と頼んで下さっていたそうで、そんな親心を知る由もない私は、散々わがままを通してきたと思います。

懐かしい思い出

その方は生まれた時から身体が少し不自由で、そして修養科の持ち物も、とても質素でいらっしゃいました。

派手な商売の中で育った私は、

その背景にその方の親々の真剣な神様への願いと、何とかたすけてやりたいという親心まではわかりませんでしたが、何かその姿に、崇高なものを感じておりました。

それから十数年後、詰所にて偶然再会した私に─「えぇーっ、順子ちゃんが、道一条に!・・・あなただけは、道から切れると思ってた・・・」と、心底驚かれました。

それからは時々お会いしては、ご相談を受けたり、またにおいがけに共に歩いたりして、そうしたひとときが今では楽しい思い出です。

告別式でのささやかな誓い

その方の告別式では、遺された4人の立派なお子さん方とその ご家族にも信仰が伝わっていることを聞かせて頂きました。

地味で謙虚で控えめで、たすけて頂いた元一日を忘れず、常におやさまを心から離さず信仰者らしい誠の心で通られた人生でいらしたその方を心の底から「ごくろうさまでした─」と送らせて頂きました。

またその中に、自分自身の信仰姿勢を深く反省し、「見えた姿ではなく、心の奥底に、おやさまに少しでもお喜び頂けるような真実な信仰者となるべく努力を重ねていきたい」としみじみと思ったのでした。

縦の伝道と横の布教

一郎会長様 立教186年8月9月月次祭神殿講話 まとめ

縦の伝道と横の布教は車の両輪

別席場の方にお聞きしたところ、昨今別席のお話を 聞きに来られる方のほとんどが若い方で、20代30代が7〜8割を占めているそうです。

お道につながる家庭では、17歳になれば初席を運ぶことが定着し、縦の伝道が行き届いている証でもあります。

しかしそれは半面、横の布教が疎かになっているという現れでもあります。

この縦の伝道と横の布教は、車の両輪のようなものであり、どちらも大事であり急務であります

縦の伝道① 親の信仰に喜びが肝心

縦の伝道には、第一に親の信仰姿勢が最も重要です

まず親が日々の中に陽気ぐらしを実践し、その喜び勇んだ姿を見て子供が自然に信仰を身につけていきます。

だから喜びのないまま 信仰を義務的にこなしていては、絶対に子供たちはついてきません。

ですから、自ら育つ努力をしながら、喜び勇んだ姿を日常に表現していくという事が肝心です。

日々のさりげない言動や態度から醸し出される陽気ぐらしの空気を敏感に感じて、子供の心に少しずつ信仰心が芽生えてくるのだと教えて頂きます。

縦の伝道② 少年会活動に参加

お道では親の目の行き届かない所を育成会員といわれる人たちが手伝い、親の代わりになって丹精するという形でつながっていくということもあります。

こどもおぢばがえりやおつとめまなび総会、そして月々の子供会を通して、日常生活では体験できない楽しさを味わい、たすけ合う心の大切さを学ぶことができます。

また一手一つの喜びを体験することにより、しっかりとした信仰心を培い将来の用木に育つ ための下地を作ることができます。

縦の伝道③ ひながたから学ぶ伝道

私たちが育成を考える上で、何よりも頼りとすべきは教祖のひながたです。

物を粗末にせずに大切に生かして使うこと─物だけではなくどんな人でもたすけたい、そういう心で日頃から、親神様のご守護が身の周りに溢れているんだと、そのお働きへの感謝の心をもって暮らす事の大切さを伝えることです。

かなか理想通りにはいきませんが、兵神の年祭活動方針にあるように、教祖のひながたを手本として、日々明るい心で暮らす事が縦の伝道の基本であります

縦の伝道④ 入信の元一日を伝える

信仰も代を重ねる毎に、元一日たすけて頂いたご恩というものがどうしても薄れていくものです。

入信の元一日、つまりどういう事情や身上から天理教に関わったのかという事を常に子供たちに伝えていくことです。

そして元一日の家の状況と現在の家の状況を比べた時に、どれだけ結構になっているかを比較したら分かる はずです。

とにかく子供達と一緒に教会へ参拝し、一緒にひのきしんをして、元一日の事をお話しする─こういった 努力を弛まずつとめさせて頂きたいものです。

横の布教① 芳しいにおいを放つ

梅や桜のように、綺麗なもの、良い香りのものは、わざわざこっちから誘いにいかなくても人が寄って来ます。

ではお道でいう“芳しい香り”とはどういうものなのでしょうか?

それは、優しさ、喜ぶ、勇む、そして頼りになるということではないでしょうか。

これらの芳しい要素を持って、発散して日々動けばいいのです。これが、においがけです。

私のモットーはいつでも、どこでも、だれにでも─においがけの方法は千種万態です。

神名流しや路傍講演もその一つです。

また 最近ではSNSを使った布教(空中戦)など様々な形があります。  

しかしその中でも基本は、やはり戸別訪問(地上戦)だと思います。

横の布教② 戸別布教は効能大

戸別布教は効率が悪く、怒られたり馬鹿にされるリスクもあり、ハードルが高いように思われがちです。

私は戸別は、成ってくるための種蒔きであり、理作りであると考えます。

寿美子先生から

「戸別布教は、負けて負けて通るから心が低くなる“万病に効く薬”である」

と教えて頂きました。

更に低い所には色んなものが集まってきます

から、どんどん不思議なご守護が現れます

戸別で一軒一軒必死になって伝えますが、全然聞いて貰えません。まるで空振りのように思えてきますがこれは全て素振りなんです

だから知らぬ間に心に力がついてきます。そして断られる中で「そこを何とか…もう一歩」と粘ります。()()る」ということで、運命の根を張るのです根は暗くて固く冷たい地中に伸びていきます自ずと運命の幹がしっかりとし、

そこには運命の花が咲き、実が成るでしょう

横の布教③ おやさまのおとも

木下寿美子先生は教祖百年祭への「諭達第3号」にあった「百という字は白紙に戻り一より始める」とはどういう事かと3年間に亘って思案され、出た結論が「歩く」と言うことでした。

それは別席者を与えて頂こうとか、おさづけさせて頂こうとか、お供えもらおうとか、思わなくて良い─親神様の恵みを称えながら、教祖のお伴をして無の心で「教祖、教祖…」とお話しをするような気持ちで歩くのです。

横の布教④ 親の自慢話

現在も天浦分教会に繋がる私たちは、逸話篇にもあるようにたすけて頂いた話を取り次いで回ります。

勿論行事の案内をすることもありますが、何も見返りを求めずに、ひたすらご恩を伝え、つまりは親の自慢話をして歩くのです。

これならば誰にでも出来ると思います。

ようぼくは選ばれし者として

「一言のにおいがけはその人の運命を変える。

それは親の声を聞く時、心の向きが変わるからである。」「においがけ・おたすけは用木の生命であり、至上の使命である。」

私はこの文言に心打たれて、道一条へと踏み切りました。

私は今なお、この使命感といんねんの自覚が原動力です。 

教祖が道具衆として使いたいとピックアップされたお互いは、選ばれし者というその立場の自覚と情熱をもって、縦の伝道と横の布教に喜び勇んで励ませて頂きましょう。

月間よろこびスケジュール

日   程                               日  付行    事時   間
10月 3日(火)     天浦 三座のおつとめ9:00 神殿集合
   4日(水)天浦 霊祭10:00執行
  6日(金)婦人の集い / 女鳴り物練習10:00 神殿集合
   7日(土)  <西区布教>9:30神殿集合
10日(火)天浦分教会 大祭 前日ひのきしん13:00 神殿集合
11日(水)天浦 秋季大祭 <遥拝式>9:30執行
12日(木)名田 秋季大祭 10:00執行
14日(土)  <兵庫布教>10:00 神殿集合
15日(日)琴緒 秋季大祭11:00 執行
16日(月)  <松山布教>      5:30兵庫発
17日(火)<西宮布教>9:30神殿集合
18日(水)八生兵庫 霊祭 / 女鳴り物練習10:00執行
 成人理立 運び 
19日(木)<中央区布教>9:30神殿集合
20日(金)<天浦分教会布教実習>10:30天浦神殿 集合
22日(日)<垂水布教>9:30神殿集合
23日(月)兵神 秋季大祭  <10:00執行>
26日(木)御本部秋季大祭 <10:00執行>
29日(日) )月)≪ようぼく一斉活動日≫13:00 会場:八生兵庫
30日(月)【八生兵庫 別席団参】9:00 兵庫出発
11月 1日(水)八生兵庫分教会 月次祭 前日ひのきしん 
2日(木)八生兵庫 月次祭10:00執行