立教180年3月号 天理教八生兵庫分教会 よろこび月報

ご挨拶

修養科一期講師の伏せ込み─おぢばから吹く風!

日々はそれぞれの持ち場立場において、八生兵庫分教会の上に絶大なるお力添えを賜り、誠に有難うございます。

今、世の中はめざましい移り変わりの中、様々な進歩を遂げ、我々お道の信仰者にとっても大きな影響をもたらせています。そうした時だからこそ、昨年秋季大祭でお聞かせ頂いた真柱様の思召し─

「身近で基本的な教えであるかしもの・かりもの、八つの埃を心に治め、毎日の生活・言動に活かす」

「足元を見つめ直し、本来の目的である陽気暮らしの世界の実現に向けて、一層の道の伸展と銘々の成人を図る」

の実践が大切です。

八生兵庫に繋がるお互いはこのお言葉を胸にそれぞれ持ち場立場を活かして、教祖ひながたを定規におつとめと布教を芯に、日頃賜わる御恩に精一杯報いさせて頂くべく勤め励ませて頂きましょう。

今月も何卒宜しくお願い申し上げます。

にをいがけ・おたすけの成果

別  席  者3名
よ ふ ぼ く2名
修養科修了生2名
修 養 科 生2名

『教会初参拝者の増加』に向かって

立教180年2月23日 清水慶政 兵神大教会長様 月次祭神殿講話より

天理教青年会本部より特別例会にて・・・ 

青年会創立百周年に向けての活動として、「教会初参拝者の増加」をお打ち出し頂きました。

天理教婦人会からは「百万会員への取り組み」をお打ち出し頂いています。

ここで鍵になっていく課題は「神様のお話のお取次ぎ」>>>“神殿案内”の勉強をして頂きたい建物や場所の説明ではなく、「おぢば案内」をして頂きたい(親神様のご存在とお働き、そしてその親心をご紹介する)特に婦人会の皆様には、(教会に)寄り来る人に手当り次第神様のおはなしを取り次いで頂きたいとお話くださいました。

【教会初参拝者へのお取次ぎ①】 

本日はようこそ、お越し下さいました。

こちらは天理教・・・分教会という教会でございまして、ここが神様をお(まつ)りしている神殿であります。

私たちの信仰する神様は、天理(てんり)王命(おうのみこと)様と申し上げます。

何もないところから、この世と人間をお創り下さった 元の神様・実の神様でありまして、全人類の親なる神様であることから、私たち信仰者は「親神様」と申し上げてお慕い申し上げています。

この神殿の中央にお祀りしているのが、親神様でございます。

そして、向かって右側にお祀りしているのが、教祖・中山みき様 ─ 。

そして、向かって左側は    みたま様と申しまして、先人先生方やご先祖のみたまをお祀りしております。

親神様について

それでは、最初に親神様についてご説明をさせて頂きます。

先ほど、この神様は何もないところから、この世と人間をお創り下さった元の神様・実の神様であると お伝えしました。

また全人類の親なる神様だと申しましたが、・・・そもそも遠い遠いその昔、この世の元はじまりは何もない混沌とした泥海のような世界であったそうであります。

元はじまりのお話

親神様はそんな何もない混沌とした泥海の様子を ご覧になって、何とも味気ないとお思いになられまして「そうだ、人間を創り、その人間が陽気ぐらしをするのを見て神も共に楽しもう」と思いつかれまして、そしてこの世と人間が創造されることとなったのであります。

そこで親神様が一番最初になされたことは、人間の産みの親の役割を果たす夫婦の雛形をお定めになることでありました。まず親神様は、泥海の中にいた「うお」という人魚のような生き物、「みい」という白蛇のような生き物を引き寄せになられ、訳を話して相談をなされ、承知をさせて貰い受けられたのでございます。

そこに人間を宿しこむのに、必用な働きを仕込み、それぞれ男女の雛形と定められました。

こうして人間を産み出すための最初の夫婦の雛形が定まったわけでございます。

この夫婦の雛形の内、父親なる男の雛形を『いざなぎのみこと』、また母親なる女の雛形を『いざなみのみこと』と申し上げます。

更に親神様は、飲み食い出入り・息吹き分け・引き出し・切る道具等といった人間が生きるために必要な働きも次々とお仕込み下さいました。

こうしていよいよ、準備も整い人間を創造されることとなるわけですが、そこで親神様は泥海の中にたくさん居た「どじょう」を皆食べて、それを人間の魂の元となる「種」となされたそうであります。

そして親神様は、父親なる『いざなぎのみこと』また、母親なる『いざなみのみこと』の体内に入り込まれて、人間創造の守護を直々に教え、三日三夜の間に九億九万九千九百九十九人という子数を、母親なる『いざなみのみこと』の胎内に宿し込まれました。

その最初に人間が宿し込まれた場所が、現在の奈良県天理市、天理教教会本部の神殿の中央に位置する「ぢば」という地点であります。

それから母親なる『いざなみのみこと』はその場所に、三年三月の間留まって、七十五日かかって子数の全てを産み下ろされました。

人間を産み下ろされた後も、親神様はご苦心ご苦心を重ねられて、少しずつ少しずつ現在のような人間になるまでに一寸ずつ一寸ずつ親心をかけてお育て下さったのでございます。

実に長い長い年限をかけて、お育て下さりご守護下さったということでございます。

そればかりか、親神様は今も変わりなく私たちの体内の働きや火水風をはじめとする天然自然の恵みなど、限りない親心を以てご守護下さっています。

更に申しますと、親神様はただ人間を生かして下さるだけでなく、目でものを見る喜び、口からものを食べる楽しみ、触れて感じる喜び、人と話す愉しみ、足で歩く悦びなど、様々なたのしみやよろこびさえもお与え下さって、私たちが陽気ぐらし出来るようにお心をお砕き下さっています。

親神様こそ私たち人間の「産みの親」であり、「育ての親」であるということでございます。

これが、私たちの教祖・中山みき様のお口を通して伝えられたこの世と人間の「元はじまりのお話」のあらましでございます。

元なる神・真実の親

ここでおわかり頂けると思いますが、人間は創造されたと申しましても、泥をこねて創られたわけでもなく、何か部品を組み合わせて創られたわけでもなく、今の人間と同じように母親なる『いざなみのみこと』(はら)に宿し込まれて、そして産み下ろして頂いたということでございます。

世の中でも、”(はら)を痛めて産んだわが子”というような言い方がございますが、それと同じように神様が直々に親なる神様『いざなぎのみこと』『いざなみのみこと』を創られ、胎内に宿し込まれ、産み下ろして下さったということであります。

だからこそこの親神様は、私たち人間にとって、単なる創造主とか製造者といった存在ではなくて、まさしく元なる神様・真実の親であるといえるのであります。

おやさまについて

そして人間宿し込みの時の母親の役割を果たして下さった『いざなみのみこと』の魂のお方こそ、私たちの教祖・中山みき様であるとお聞かせ頂いております。

私たち天理教の信仰者は、教祖のことを親しみを込めて「おやさま」とお慕い申し上げております。

今から百八十年前、天保九年十月二十六日、親神様が中山みき様に入り込まれ、おやさまは親神様の思召しを世界中の人に伝える「月日のやしろ」というお立場になられました。

その時天理教は、始まったわけでございます。

月日のやしろ

この「月日のやしろ」と申しますのは、「月日」は親神様を表わす言葉、「やしろ」とは、神様がお鎮まり下さる建物のことです。

つまり「月日のやしろ」と申しますのは、おやさまのお体そのものが、親神様がお鎮まり下さる建物、「やしろ」になられたのでございます。

こうして私たち人間は、おやさまを通して初めて親神様のご存在を知り、その思召しをお聞かせて頂き、更に陽気ぐらしへと救われる真実の道をお教え頂きました。

「月日のやしろ」となられたおやさまは、疑い深い人々に対しても「わからん子供がわからんのやない。親の教えが届かんのや。親の教えが隅々まで届いたなら、子供の成人がわかるであろう。」と仰って、大きな親心をもって親神様のみ教えを(ねんご)ろに丁寧にお伝え下さり、難儀する人・不自由する人々を次々とお(すく)い、お導きになられました。

おやさまはどんなに素性の良くない人に対しても、またどんなに世の中から(うと)まれている人に対しても、分け隔てなく実のわが子に接するように、温かく心に寄り添って下さり、大きな大きな親心を以てお導き下さいました。

ひながたの親

おやさまはこうして沢山の人を救い、どんどんと不思議なたすけを(あらわ)されていきましたが、その一方でおやさまは中山家の財産や家財、そしてご自分たちご家族が召し上がられる食べ物や着る着物に至るまで、惜しげもなく人に施されていきましたので、おやさまをはじめご家族の皆様は、実に三十年以上もの間、暖を取る(まき)や、その日食べる食べ物にも事欠くような貧のドン底をお通り下さったのでございます。

更におやさまのご存在やお振舞が徐々に人の心を動かすようになっていき、多くの人々がたすけを求めてお屋敷に寄り集うようになって参りますと、今度は当時の支配者層や権力者から社会制度や支配体制を揺るがし兼ねない危険な存在として見なされてしまって、おやさまとそのご家族は長年にわたり世間からの誹謗中傷にさらされ、遂には無実の罪にさえ問われて大変なご苦労の道中をお通り下さいました。

しかしそうした中でもおやさまは、(ひる)むことなく、昼夜を分かたず、病に苦しむ人や難儀する人々の救済の為に、常にお心を砕かれお働き下さったのでございます。

教祖存命の理

明治二十年、今から約百三十年前の陰暦正月二十六日、おやさまは人々の陽気ぐらしと世界たすけを急き込まれ、御歳(おんとし)九十歳、目に見える姿をお隠し下さいました。

ですから、いま私たちはおやさまのお姿を目にすることは出来ませんが、おやさまのお心は永遠におぢばのある元の屋敷にお留まり下さって、今も変わることなくご存命のまま世界中の人々の成人をお見守り下さり、お働き下さっているということでございます。

陽気ぐらしについて

さて最後になりましたが、先程私たちの信仰する親神 天理王命様は何もないところから人間を創り、その人間が「陽気ぐらし」をするのを見て共に楽しみたいと思いつかれて、人間を創造して下さったと申しました。

そもそも人間を創られた目的である「陽気ぐらし」こそ私たち天理教の信仰者が目指す究極の目標でございます。

「陽気ぐらし」と申しますのは、文字通り陽気な心、即ち明るく澄んだ心で日々を暮らすことであります。

また世界中の人間が、親神様という同じ親をもつ兄弟姉妹として、相手を思いやり睦み合いたすけ合うことの出来る、争いや憎しみ・病気や災難のない真に平和な世界の姿でございます。

世界中の人間は全て親神様の目から見れば、例外なくわが子であり、例外なく皆等しく兄弟姉妹です。

ですから親神様は子供たちが兄弟姉妹として、相手を 思いやりたすけ合って暮らす陽気暮らしの世界の実現をお望み下さっています。

参拝の手順と言上の内容

それでは、これから皆さんとご一緒に参拝をさせて頂きたいと思いますが、天理教の礼拝はまず一礼して頂きまして、続いて四拍手・・・柏手(かしわで)を四回叩いて頂きます。

その後、頭を下げて頂きまして、この間に親神様にご挨拶やお礼・お願いを申し上げて頂きます。

そしてそのお礼やご挨拶、言上(ごんじょう)が済みましたならば、お直り頂きまして、最後にもう一度、四拍手一礼をして頂いて終わりでございます。

礼拝の時に申し上げて頂く言上(ごんじょう)について、親神様には…「・・・に住まいしておる・・・と申します。親神様、日頃は結構にご守護下さり、誠にありがとうございます。これからもどうぞ、宜しくお願い致します。」というようなご挨拶とお礼を申し上げて頂ければよろしいかと思います。

またおやさまにも、同様に言上(ごんじょう)して頂ければよろしいかと思いますが、何かお悩み事やお願いがございましたならば、この時に申し上げて頂ければ結構かと思います。

それでは皆様、ご一緒に参拝させて頂きます。

婦人会のつどいの成果報告

2月26日バス車内での順子奥様のお話より

昨年の8月28日に、婦人会長様より「婦人会百万会員!」という思い切った お打ち出しを頂きまして、その婦人会長様のお心を伝えに、本部の先生が巡教に来られまして、そこでは「女性には共感する力がある。」と聞かせて頂き、女性は何かを伝えていくのにはもってこいの徳分を持っているそうです。

その巡教を受けて、天浦の恵美子奥様が「何かしよう!」と各地で婦人会の集いを開催して下さり、天浦・八生兵庫、またオーストラリアや香港にも婦人会の集いのお伴をさせて頂きました。    

~ 中 略 ~

先日23日、大教会の婦人会委員部長の会合において、その活動によってどんな効果があったのかという発表をさせて頂きました。八生兵庫の婦人さんの中では、天理教を反対するから主人が嫌いでたまらないという方がおりまして、これまで主人に話しかけられても素っ気無くあしらっていたのですが、主人から話しかけられたら、一旦手を止めて主人の方へちゃんと振り向いて、「ふ~ん、そうやね!わぁ~、そうなの!」と肯定的な気持ちで努力したらしいです。

そうしたら、鮮やかにも教会に行くことに対して嫌なことを全く言わなくなったそうです。

その時に初めて今まで自分のせいで、主人を天理教嫌い

にし、自分が主人を怒らせていたことに気づけたそうです。

日頃の何でもないこと、これが非常に大事だということを、婦人会の集いで学びました。

女性は、くにさづちのみこと様・金銭縁談よろづつなぎ…でありますから、言葉で、表情で、心遣いで謙虚に繋いでいくことが肝心です。

そうすることによって対象に位置するつきよみのみこと様、立つという理。

運命が立つ、志が立つというご守護を頂けます。 

~ 中 略 ~

この婦人会の集いを通してたくさんの効果の程を聞かせて頂きました。

やっぱりこれはぢばの理です。

おやさまの理が流されて、自分たちのような者でもちょっと努力をして、ちょっと 教会に足を運び、練りあいを通して泣いたり笑ったりしながら 心改める中に少しずつ少しずつですけれども、本性を変えて頂き大きなものを失う手前で守られていることを実感致します。

女性は自分は被害者のようなふりをして、相手を加害者に仕立て上げてしまうことがよくあると思います。

実は「犯罪の陰に女あり。」最近目にする大きな事件でも皆女性が絡んでますよね。

「だって主人がこうなんだから、しょうがない・・・」とどうしてもつい自分を正当化してしまうんですけど、神様がお定めになった女の徳性はそうはいかないんですね。

とにかく4月19日婦人会総会にお声をかけ、教祖の世界だすけのお心を大勢の方に知って頂きたいと思います。

月間よろこびスケジュール

日   程                                 日  付行    事時   間
3月3日(金)  八生兵庫 婦人会の集い10:00 神殿集合
   4日(土)天浦分教会 春季霊祭10:00執行
   5日(日)【別席団参①】兵庫9:00発
   6日(月)  <中央区布教>    9:30神殿集合
7日(火)  <西区布教>   11:00八生瀧川布出発
   9日(木)<兵庫布教>    10:00 神殿集合
10日(金)<教会長布教所長夫妻布教・おつとめ練習>/前日ひのきしん9:30天浦/14:00神殿集合
11日(土) 日()日( 土)天浦分教会 月次祭9:30執行
12日(日) 日()日( 土)名田分教会 月次祭 /<垂水布教>10:00執行/13:00出発
15日(水)琴緒分教会 月次祭11:00 執行
16日(木)    【別席団参②】/<松山布教>兵庫9:00発
18日(土)八生兵庫分教会 春季霊祭/喜竜会10:00執行/18:00
20日(月)<天浦分教会布教実習> 10:30天浦神殿 集合
22日(水)【別席団参③】八生兵庫 担当: 9:00兵庫発
23日(木)兵神大教会 月次祭10:00執行
25日(土)天浦青年会活動/修養科生入学受付9:30集合/兵神詰所15:00面接
<天理布教>/詰所バザー8:00 兵庫出発
あまうら子供会「進級進学パーティ」9:30天浦神殿 受付
26日(日)御本部月次祭   6:30八生兵庫出発
28日(火)<芦屋・西宮布教>9:30神殿集合
30日(木)【別席団参④】/おつとめ練習兵庫9:00発/10:00神殿集合
4月 1日(土)八生兵庫分教会 月次祭 前日ひのきしん/前日神名流し (13:00出発)
2日(日)八生兵庫分教会 月次祭10:00執行