慣れている人ほど疎かにしている!?改めて勉強するおさづけの取り次ぎ方!

おさづけの前にお話を取り次いでいますか?

お話をできないような重病人の方に、どうやってお話の取り次ぎをしますか?

既によふぼくになられた方でも、意外と正式なおさづけの取り次ぎ方を忘れてしまっている場合があります。

今回は、そんな方も含めて、おさづけの取り次ぎ方をおさらいしていきたと思います。

取り次ぐ際の心得

天理教教会本部が発行している「仮席の栞」を見てみますと、おさづけの取り次ぎの心得として、

おさづけを取り次ぐということは、存命の教祖の手足となって、何よりも尊い人だすけのご用を勤めさせていただくことです。その自覚をもって、それにふさわしい態度でのぞむことが肝心です。

したがって、服装一つにも気を配り、正装でなくても、必ず清潔なものを身につけるようにしてください。

服装を整える間がない急な場合には、まず服装の見苦しい点を親神様にお詫び申し上げて、お取り次ぎしてください。

また上座から取り次ぐようにしてください。

天理教教会本部『仮席の栞』11頁
 

とお教えくださっています。

おさづけの取り次ぎかた

おさづけを取り次ぐにあたって、すぐにおさづけする方がおられますが、手順としては、まず最初に、神様のお話を取り次がせて頂くのが本来のあり方です。

お話をさせていただく

まず親神様の御教えを伝え、親神様の日々のご守護についてお話しさせて頂きましょう。

その際に注意したいのは、議論したり、説き伏せたりするような態度ではなく、相手に優しくいたわりながら、また、どうでもたすかってもらいたいという誠真実の心で、お話をさせていただくようにしましょう。

おさづけをを取り次ぐ対象の方が、症状が重くて意識がない場合には、家族の人や関係される方々にお話をするようにさせていただきます。

15歳未満の子供の病気に対しては、親に話をし、親と共に心を定めておさづけは子供に取り次ぐようにします。

重い心の病に罹っている人の場合も同様にしてください。

注意点

  • 議論しない 
  • 説き伏せない。
  • 相手をいたわり優しく語りかける。
  • たすかってもらいたいという心でお話をする。
取り次ぎとは?


お願いの仕方

お話が終わりましたら、いよいよおさづけを取り次がせていただきましょう。

最初に柏手を二つ打って、病人の住所、姓名、年令、病名、いつ頃からお障りをいただいているかということを申し上げ、次にお願いの筋を申し上げてから、真実込めておさづけを取り次ぎます。

「あしきはらひたすけたまへ天理王命」と三度お言葉を唱えながらお手を振ります。

続いて、病んでいる個所を「なむたすけたまへ天理王命」と三度唱えながら撫でてさすります。

これを三回繰り返して、最後に柏手を二つ打ちます。

なお、お願いをする場合、時を仕切って取り次ぎを行ってください。

最も長い仕切りは、三日三夜のお願いで、それ以上の長期のお願いはありません。

その時、三日のお願いだから、三日に一度取り次げばよいというようなことではなく、できるだけ一日に一度は病人を見舞い、お話をさせていただき、おさづけを取り次ぐことが大切です。

三日運んでも徴を見せていただけなかった場合には、自らの真実の足りない点を反省し、さらに一層真実の心を込めて、三日三夜の追い願いをします。

病状によって、一日一夜、二日二夜のお願いもします。

また、急なお願いをする場には、一時間のうちにというように、時間を仕切ってお願いさせていただくこともあります。

お話を取り次ぐ
病人の住所、姓名、年令、病名、いつ頃からお障りをいただいているかを申し上げる
お願いの筋を申し上げてから、真実込めておさづけを取り次ぐ
お願いは期限を仕切る。(最長で三日)
もし、おさづけの徴を見せていただけないときには、追い願いをする。

取り次ぐ際のルール

一人の病人で、取り次ぐ場所が複数ある場合には、おさづけの取り次ぎは、必ず一カ所ずつに取り次ぐことが決まりです。

ただし、柏手は、お取り次ぎの最初と最後に打つだけでよく、中間の取り次ぎには、柏手を打たず、黙礼して、次の個所に取り次がせていただきます。

取り次ぐ順番としては、

取り次ぐ順番

身体の前部から、頭➡顔➡両手➡胸➡腹➡両足

後部の肩➡背中➡お尻

このように、上から下へ、また、前から後ろへという順番で取り次ぎを行います。

なお、両目・両耳に取り次ぐ時は、いずれも左右同時に取り次ぎます。

もし、片方だけの患いの場合には、その方にのみ取り次ぐようにしましょう。

ですが、両手・両足の場合は、左右別々に取り次ぎます。

おさづけを受ける回数


もちろん、取り次ぐ側のおさづけに回数などはないですが、おさづけを受ける側は、一日六回までとなっております。

すなわち、昼間三度(朝、昼、夕)夜三度(宵、真夜中、夜明け)となります。

したがって、

「心易い間柄だから、、、」

「常に付き添って看護しているから、、、」

といって、同じ人に何度もおさづけを取り次ぐようなことは、おさづけの理を軽んずることになってしまいます。

まとめ

取り次ぎの心得

・存命の教祖の御用という思いで勤める

・服装は清潔なものを身につけるようにする

おさづけの取り次ぎ方

・親神様の日々のご守護についてお話しさせていただく。

症状が重くて意識がない場合には、家族の人や関係される方々にお話をする

15歳未満の子供の病気に対しては、親に話をする

お願いの仕方

お話を取り次ぐ
病人の住所、姓名、年令、病名、いつ頃からお障りをいただいているかを申し上げる
お願いの筋を申し上げてから、真実込めておさづけを取り次ぐ
お願いは期限を仕切る。(最長で三日)
もし、おさづけの徴を見せていただけないときには、追い願いをする。

おさづけを取り次ぐルール

取り次ぐ順番

身体の前部から、頭➡顔➡両手➡胸➡腹➡両足

後部の肩➡背中➡お尻

・おさづけを受けるのは1日6回まで(朝・昼・夕・宵・真夜中・夜明け)