こちらでは、みかぐらうたの全文を記載しております。
意味(略注)付きの全文も用意しております。
👇よろしければこちらもご覧ください。👇
あしきをはらうてたすけたまへ
てんりわうのみこと
ちよとはなしかみのいふこときいてくれ
あしきのことはいはんでな
このよのぢいとてんとをかたどりて
ふうふをこしらへきたるでな
これハこのよのはじめだし
あしきをはらうてたすけせきこむ
いちれつすましてかんろだい
よろづよのせかい一れつみはらせど むねのわかりたものはない
そのはずやといてきかしたことハない しらぬがむりでハないわいな
このたびはかみがおもてへあらハれて なにかいさいをときゝかす
このところやまとのぢばのかみがたと いうていれどももとしらぬ
このもとをくはしくきいたことならバ いかなものでもこいしなる
きゝたくバたづねくるならいうてきかす よろづいさいのもとなるを
かみがでゝなにかいさいをとくならばバ せかい一れついさむなり
一れつにはやくたすけをいそぐから せかいのこゝろもいさめかけ
一ッ 正月こゑのさづけは やれめづらしい
二ニ につこりさづけもろたら やれたのもしや
三ニ さんざいこゝろをさだめ
四ッ よのなか
五ッ りをふく
六ッ むしやうにでけまわす
七ッ なにかにつくりとるなら
八ッ やまとハほうねんや
九ッ こゝまでついてこい
十ド とりめがさだまりた
とん/\とんと正月をどりはじめハ やれおもしろい
二ッ ふしぎなふしんかゝれバ やれにぎはしや
三ッ みにつく
四ッ よなほり
五ッ いづれもつきくるならば
六ッ むほんのねえをきらふ
七ッ なんじふをすくひあぐれバ
八ッ やまひのねをきらふ
九ッ こゝろをさだめゐやうなら
十デ ところのをさまりや
一ッ ひのもとしよやしきの つとめのばしよハよのもとや
二ッ ふしぎなつとめばしよハ たれにたのみはかけねども
三ッ みなせかいがよりあうて でけたちきたるがこれふしぎ
四ッ よう/\こゝまでついてきた じつのたすけハこれからや
五ッ いつもわらはれそしられて めづらしたすけをするほどに
六ッ むりなねがひはしてくれな ひとすぢごゝろになりてこい
七ッ なんでもこれからひとすぢに かみにもたれてゆきまする
八ッ やむほどつらいことハない わしもこれからひのきしん
九ッ こゝまでしん/\゛したけれど もとのかみとハしらなんだ
十ド このたびあらはれた じつのかみにはさうゐない
一ッ ひとがなにごといはうとも かみがみているきをしずめ
二ッ ふたりのこゝろををさめいるよ なにかのことをもあらはれる
三ッ みなみてゐよそばなもの かみのすることなすことを
四ッ よるひるどんちやんつとめする そばもやかましうたてかろ
五ッ いつもたすけがせくからに はやくやうきになりてこい
六ッ むらかたはやくにたすけたい なれどこゝろがわからいで
七ッ なにかよろづのたすけあい むねのうちよりしあんせよ
八ッ やまひのすつきりねはぬける こゝろハだん/\いさみくる
九ッ こゝはこのよのごくらくや わしもはや/\まゐりたい
十ド このたびむねのうち すみきりましたがありがたい
一ッ ひろいせかいのうちなれバ たすけるところがまゝあらう
二ッ ふしぎなたすけハこのところ おびやはうそのゆるしだす
三ッ みづとかみとはおなじこと こゝろのよごれをあらひきる
四ッ よくのないものなけれども かみのまへにハよくはない
五ツ いつまでしん/\゛したとても やうきづくめであるほどに
六ッ むごいこゝろをうちわすれ やさしきこゝろになりてこい
七ッ なんでもなんぎハさゝぬぞへ たすけいちじよのこのところ
八ッ やまとばかりやないほどに くに/\までへもたすけゆく
九ッ こゝはこのよのもとのぢば めづらしところがあらはれた
どうでもしん/\゛するならバ かうをむすぼやないかいな
一ッ ひとのこゝろといふものハ うたがひぶかいものなるぞ
二ッ ふしぎなたすけをするからに いかなることをもみさだめる
三ッ みなせかいのむねのうち かゞみのごとくにうつるなり
四ッ ようこそつとめについてきた これがたすけのもとだてや
五ツ いつもかぐらやてをどりや すゑではめづらしたすけする
六ッ むしやうやたらにねがひでる うけとるすぢもせんすぢや
七ッ なんぼしん/\゛したとても こゝろえちがひはならんぞへ
八ッ やつぱりしん/\゛せにやならん こゝろえちがひはでなほしや
九ッ こゝまでしん/\゛してからハ ひとつのかうをもみにやならぬ
十ド このたびみえました あふぎのうかゞひこれふしぎ
一ッ ひとことはなしハひのきしん にほひばかりをかけておく
二ッ ふかいこゝろがあるなれバ たれもとめるでないほどに
三ッ みなせかいのこゝろにハ でんぢのいらぬものハない
四ッ よきぢがあらバ一れつに たれもほしいであらうがな
五ツ いづれのかたもおなしこと わしもあのぢをもとめたい
六ッ むりにどうせといはんでな そこはめい/\のむねしだい
七ッ なんでもでんぢがほしいから あたへハなにほどいるとても
八ッ やしきハかみのでんぢやで まいたるたねハみなはへる
九ッ こゝハこのよのでんぢなら わしもしつかりたねをまこ
十ド このたびいちれつに ようこそたねをまきにきた
たねをまいたるそのかたハ こえをおかずにつくりとり
一ッ ひろいせかいやくになかに いしもたちきもないかいな
二ッ ふしぎなふしんをするなれど たれにたのみハかけんでな
三ッ みなだん/\とせかいから よりきたことならでけてくる
四ッ よくのこゝろをうちわすれ とくとこゝろをさだめかけ
五ツ いつまでみあわせゐたるとも うちからするのやないほどに
六ッ むしやうやたらにせきこむな むねのうちよりしあんせよ
七ッ なにかこゝろがすんだなら はやくふしんにとりかゝれ
八ッ やまのなかへといりこんで いしもたちきもみておいた
九ッ このききらうかあのいしと おもへどかみのむねしだい
十ド このたびいちれつに すみきりましたがむねのうち
一ッ ひろいせかいをうちまわり 一せん二せんでたすけゆく
二ッ ふじゆうなきやうにしてやらう かみのこゝろにもたれつけ
三ッ みれバせかいのこゝろにハ よくがまじりてあるほどに
四ッ よくがあるならやめてくれ かみのうけとりでけんから
五ツ いづれのかたもおなじこと しあんさだめてついてこい
六ッ むりにでやうといふでない こゝろさだめのつくまでハ
七ッ なか/\このたびいちれつに しつかりしあんをせにやならん
八ッ やまのなかでもあちこちと てんりわうのつとめする
九ッ こゝでつとめをしてゐれど むねのわかりたものハない
とてもかみなをよびだせば はやくこもとへたづねでよ
一ッ ひとのこゝろといふものハ ちよとにわからんものなるぞ
二ッ ふしぎなたすけをしてゐれど あらはれでるのがいまはじめ
三ッ みづのなかなるこのどろう はやくいだしてもらひたい
四ッ よくにきりないどろみづや こゝろすみきれごくらくや
五ツ いつ/\までもこのことハ はなしのたねになるほどに
六ッ むごいことばをだしたるも はやくたすけをいそぐから
七ッ なんぎするのもこゝろから わがみうらみであるほどに
八ッ やまひはつらいものなれど もとをしりたるものハない
九ッ このたびまでハいちれつに やまひのもとハしれなんだ
十ド このたびあらはれた やまひのもとハこゝろから
一ッ ひのもとしよやしきの かみのやかたのぢばさだめ
二ッ ふうふそろうてひのきしん これがだいゝちものだねや
三ッ みれバせかいがだん/\と もつこになうてひのきしん
四ッ よくをわすれてひのきしん これがだいゝちこえとなる
五ツ いつ/\までもつちもちや まだあるならバわしもゆこ
六ッ むりにとめるやないほどに こゝろあるならたれなりと
七ッ なにかめづらしつちもちや これがきしんとなるならバ
八ッ やしきのつちをほりとりて ところかへるばかりやで
九ッ このたびまではいちれつに むねがわからんざんねんな
十ド ことしハこえおかず じふぶんものをつくりとり
やれたのもしやありがたや
一ッ いちにだいくのうかゞひに なにかのこともまかせおく
二ッ ふしぎなふしんをするならバ うかゞひたてゝていひつけよ
三ッ みなせかいからだん/\と きたるだいくににほいかけ
四ッ よきとうりやうかあるならバ はやくこもとへよせておけ
五ツ いづれとうりやうよにんいる はやくうかゞいたてゝみよ
六ッ むりにこいとハいはんでな いづれだん/\つきくるで
七ッ なにかめづらしこのふしん しかけたことならきりハない
八ッ やまのなかへとゆくならバ あらきとうりやうつれてゆけ
九ッ これハこざいくとうりやうや たてまへとうりやうこれかんな
十ド このたびいちれつに だいくのにんもそろひきた