天理教単語帳 往還道(おうかんみち)とは?

往還道(おうかんみち)とは?

親神様は、神一条に信仰する者の姿を道にたとえてお話下されています。

神一条に歩む者の道すがらは、決してやさしいものではありません。

このいわゆる苦しい場面を細道と呼び苦しみの後の楽しい道を往還道と呼ばれています。

仏教ではよく、往相(おうそう)、観相(かんそう)という言葉が使われますが、往還とは、行ったり還ったりできる広い大きな道・結構な道ということです。

原典・おふでさきには、

よろづよのせかいぢふうをみハたせバ みちのしだいもいろ/\にある

このさきハみちにたとへてはなしする どこの事ともさらにゆハんで

やまさかやいばらぐろふもがけみちも つるぎのなかもとふりぬけたら

まだみへるひのなかもありふちなかも それをこしたらほそいみちあり

ほそみちをだん/\こせばをふみちや これがたしかなほんみちである

おふでさき第1号 45~49

とおしるし下されています。

また原典・おさしづには

おうかん道はふみかぶりないはづなれど、心にゆだんがあるからふみかぶる、なんぼ細い道でも心一つの理さえおさまればふみかぶりない 

明治27年1月15日のおさしづ

と仰せられ、「いかに結構なおうかん道を歩んでいても、油断をするな、心をひきしめて通れ」と戒められています。