おふでさき 第2号

おふでさき

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第貮号 明治貮巳年三月 七十貮才老女

これからハをくハんみちをつけかける
せかいの心みないさめるで (2-1)

上たるハ心いさんでくるほとに
なんどきにくるこくけんがきた (2-2)

ちやつんであとかりとりてしもたなら
あといでるのハよふきづとめや (2-3)

このつとめとこからくるとをもうかな
上たるところいさみくるぞや (2-4)

たん/\と神のしゆごふとゆうものハ
めつらし事をみなしかけるで (2-5)

にち/\に神の心のせきこみを
みないちれつハなんとをもてる (2-6)

なにゝてもやまいいたみハさらになし
神のせきこみてびきなるそや (2-7)

せきこみもなにゆへなるとゆうならば
つとめのにんぢうほしい事から (2-8)

このつとめなんの事やとをもている
よろづたすけのもよふばかりを (2-9)

このたすけいまばかりとハをもうなよ
これまつたいのこふきなるぞや (2-10)

一寸はなしのぼせかんてきゆうている
やまいでハない神のせきこみ (2-11)

たん/\としんぢつ神の一ちよふ
といてきかせどまだハかりない (2-12)

はや/\とをもてでよふとをもへとも
みちがのふてハでるにでられん (2-13)

このみちをはやくつけよとをもへとも
ほかなるとこでつけるとこなし (2-14)

このみちをしんぢつをもう事ならば
むねのうちよりよろづしやんせ (2-15)

このはなしなんの事やとをもている
神のうちわけばしよせきこむ (2-16)

このみちが一寸みゑかけた事ならば
せかいの心みないさみてる (2-17)

なにゝても神のゆう事しかときけ
やしきのそふぢでけた事なら (2-18)

もふみへるよこめふるまないほどに
ゆめみたよふにほこりちるぞや (2-19)

このほこりすきやかはろた事ならば
あとハよろづのたすけ一ちよ (2-20)

このさきハたん/\つとめせきこんで
よろづたすけのもよふばかりを (2-21)

せかいぢうとこがあしきやいたみしよ
神のみちをせてびきしらすに (2-22)

このよふにやまいとゆうてないほどに
みのうちさハりみなしやんせよ (2-23)

にち/\に神のせきこみこのたすけ
みな一れつハなんとをもてる (2-24)

高山のをいけにハいた水なれど
てバなハにこりごもくまぢりで (2-25)

だん/\と心しづめてしやんする
すんだる水とかハりくるぞや (2-26)

山なかのみづのなかいと入こんで
いかなる水もすます事なり (2-27)

にち/\に心つくするそのかたわ
むねをふさめよすゑハたのもし (2-28)

これからハ高山いけいとびはいり
いかなごもくもそうぢするなり (2-29)

こもくさいすきやかだしてしもたなら
あとなる水ハすんであるなり (2-30)

これからハからとにほんのはなしする
なにをゆうともハかりあるまい (2-31)

とふぢんがにほんのぢいゝ入こんで
まゝにするのが神のりいふく (2-32)

たん/\とにほんたすけるもよふだて
とふじん神のまゝにするなり (2-33)

このさきハからとにほんをハけるてな
これハかりたらせかいをさまる (2-34)

いまゝでハ上たる心ハからいで
せかいなみやとをもていたなり (2-35)

これからハ神がたいない入こんで
心すみやかわけてみせるで (2-36) 

にち/\によりくる人にことハりを
ゆへばだん/\なをもまあすで (2-37)

いかほどのをふくの人がきたるとも
なにもあんぢな神のひきうけ (2-38)

めつらしいこのよはじめのかんろたい
これがにほんのをさまりとなる (2-39)

高山に火と水とがみへてある
たれがめへにもこれがみへんか (2-40)

たん/\といかなはなしもといてある
たしかな事がみゑてあるから (2-41)

しやハせをよきよふにとてじうぶんに
みについてくるこれをたのしめ (2-42)

なにもかもごふよくつくしそのゆへハ
神のりいふくみへてくるぞや (2-43)

たん/\と十五日よりみゑかける
善とあくとハみなあらハれる (2-44) 

このはなしとこの事ともゆハんてな
みへてきたればみなとくしんせ (2-45)

高山のにほんのものととふぢんと
わけるもよふもこれもはしらや (2-46)

とふじんとにほんのものとハけるのハ
火と水とをいれてハけるで (2-47)

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