みなさんは、天理教・教会本部 月次祭の日である毎月26日限定で、阪神・神戸三宮駅から近鉄・天理駅へ乗り換えなしでおぢばに帰れる直通列車の存在をご存知でしょうか?
今回は、電車が大好きなKさんから教えてもらった知識と実際に乗ってみた感想などを紹介していきたいと思います!

ねがいくんは、毎月26日限定の神戸三宮駅から天理駅の直通列車に乗ったことがないんだね〜

そうなんです、、、26日は普段、車でおぢばに帰るんですよね。。。

これから天理ゆきの直通列車を乗る人たちのためにも、あらかじめ知っておくと安心できる知識を教えてあげるよ!

Kさん!よろしくお願いします!
時間通りに行っても「天理」の電車がない!?
実は、天理教・教会本部 月次祭の日である毎月26日限定で運行される天理ゆきの直通列車には、乗車前に知っておかないと少し不安に感じる要素があります。
電光掲示板に「天理」の文字がない!
(阪神・神戸三宮駅のホームにて)

時間も番線も間違ってないのに天理ゆき直通列車がない!

ねがいくん、実はね、天理ゆき直通列車は「バケ電」なんだよ!

バケ電?なんですかそれは?
天理駅直通列車は、神戸三宮駅を朝の8:53に出発するのですが、電光掲示板や行き先表示のどこを探しても「天理」という文字は表示されないのです。
その理由は、この天理ゆき直通列車がバケ電であることが理由なんです。
バケ電とは・・・行き先表示されている駅と終着駅が違う電車のこと。行き先が「化ける」という意味。
天理ゆき直通電車は電車に表示されている行き先表示板と時刻・行き先を表示する案内板には「大和西大寺」と記載されています。
神戸三宮駅では「大和西大寺」と記載されていながら終着駅は「天理」駅というバケ電になっているのです。
土日・祝日は運行してない
バケ電の理由を説明する前に、もう一つ天理ゆき直通列車に乗れない理由があります。
それは26日が土日・祝日であれば運行していないということです。

神戸三宮駅発の天理ゆき直通列車は平日のみの運行となっているんだよ!

休日運行しないのはかなり不便ですね、、、
バケ電になってしまう理由
それでは気になるバケ電になってしまう理由を解説していきます。
これは「時刻表」と「運営している鉄道会社」の関係にあります。
阪神・神戸三宮駅から近鉄・天理駅は名前の通り、「阪神」と「近鉄」で運営している会社が違うので、バケ電になってしまう理由の一つになっています。
神戸三宮駅から大阪難波駅まで
大阪難波駅から天理駅まで
また、天理ゆき直通電車は月に1度「26日」のみの運行となっています。
ほとんどの時刻表は、休日・平日にしか分かれていないため、日にちで開かれる月次祭に時刻表を合わせることができないのもバケ電になってしまうもう一つの理由です。
阪神・近鉄 → 天理教に嫌がらせ?

休日は運行してないし、電光掲示板には「天理」と表示されないし、鉄道会社による嫌がらせじゃないんですか?

ねがいくん、それは違うよ。
ここまで記事を書いていると阪神と近鉄は不親切ではないか?と考えてしまいます。
それは、神戸三宮駅の行き先表示板と時刻表・行き先を表示する案内板に「大和西大寺」を表示して、利用者の多い休日は運行しないという点です。
月次祭専用の看板を装着して運行

確かに行き先表示板にも電子掲示板にも「天理」とは表示されていないけど、電車の前方と後方に月次祭専用の看板を設置してくれているんだよ!

あっ!?ほんとだ!!!
先ほど行き先表示板と時刻・行き先を表示する案内板に「大和西大寺」と表示されていることを説明しましたが、「大和西大寺」快速急行の天理ゆき直通列車の前方と後方には、月次祭専用の看板を駅員さんが付けてくれます。


月次祭で天理駅を利用する方といつもの通勤・通学で使う一般の利用者のどちらの方にも、できる限り便利に使ってもらいたい配慮がなされているんだよ!
実際に乗ってみて思うこと

確かに乗ってみて分かったのは、神戸三宮駅からずっと主要な駅では、天理ゆき急行に接続することをアナウンスしてくれてました!
前述したように阪神電車と近鉄電車は運営する会社が違います。
なので阪神電車は、近鉄電車の駅である大和西大寺駅から天理ゆき急行になるアナウンスをする必要は特にないのです。
それにも関わらず、アナウンスしてくれるのは、月次祭の利用者の方も大切にしている証拠でもあります。
👇月次祭で使える記事はこちら👇
知ってると言いたくなる!?天理ゆき直通列車3つの豆知識!

ここでは私が知っている天理ゆき直通列車の豆知識を3つ紹介していきます!
運行種別が3回変わる!?
- 神戸三宮から桜川 大和西大寺ゆきの快速急行(青色表示)
- 桜川から大和西大寺 大和西大寺ゆき快速急行(赤色表示)
- 大和西大寺駅から平端 臨時急行天理行き
下の画像のように、電車内にいると気づきにくいですが、実は運行種別が3回変わっているのです。



かぐらづとめには間に合わない、、、
信仰熱心な方はお気付きかと思いますが、実は8:53発の天理ゆき直通電車に乗っても、月次祭のかぐらづとめには間に合わないのです。

神戸三宮を出て、大阪難波→大和西大寺を経て、天理に着いたのは10:24でした笑笑
かぐらづとめに間に合うには、直通列車を使うのではなく、しっかり時刻表を見て、計画的におぢばへ帰る必要があります。
団参券の紹介


天理教未信者の方にはあまり知られていませんが、天理教では、信者さんに向けて販売されている切符が存在します。
今回、私は急遽電車で行く予定になったので、行きしなは神戸三宮駅から一般的にある券売機で天理駅までの1250円の切符を購入しました。
帰りは、「天理教輸送部」の販売所に行き、所定の紙に必要事項を記入して天理駅から神戸三宮駅の運賃である940円で団参券を購入しました。

団参券を買うと普通の切符よりも310円もおトクに購入できるんだよ!
👇ちなみに天理教輸送部販売所はここだよ👇
本日のまとめ

神戸三宮駅から天理ゆき直通列車に乗って、乗り継ぎがなかったので、電車内でゆっくりこの記事を書くことができました!

直通列車に乗ることで、時間を有効に使うことができてよかったね!
- 電光掲示板や行き先表示に「天理」の表示がないのはバケ電だから!
- 神戸三宮駅からの天理ゆき直通列車は、休日運行はしていない!
- 月次祭の時は、専用の看板を付けて運行している
- 実は天理ゆき直通列車は、運行種別が3回変わる
- 天理ゆき直通列車は8:53に出発し、かぐらづとめには間に合わない
- 団参券は310円安い!