立教187年4月号 天理教八生兵庫分教会 よろこび月報

ご挨拶

日々それぞれの持ち場立場において、八生兵庫分教会の上に絶大なるお力添えを賜り、誠にありがとうございます。

春爛漫のこの月4月は、私達全人類の母なる教祖が御誕生遊ばされた縁りの月としておぢばでは教祖御誕生祭が執り行われます。

教祖は寛政10年4月18日、大和国山辺郡三昧田にお生まれになられ、幼少の頃より聡明で、13歳で中山家に嫁がれてからも夫に忠実やかに仕え、父母には孝養を尽くし、使用人はもとより罪を犯した者や怠け者らに対しても隔てなく接し、許されるなど人並優れた天分をお持ちの方であられました。

旬刻限が到来し、月日のやしろとお定まり下されてからは親神様の思召しのままにお通り下され、あらゆる艱難苦労の中を、常に明るい心で、口に・筆に・そして行いに示して、万人たすかるひながたの道をお付け下さいました。

更に深い思惑から、現身を隠されて後も、存命の理をもって日夜を分かたず親心をおかけ下されています。

来たる18日には、教祖の226回目のお誕生日を寿ぎ申し上げ、更にその翌日19日は婦人会総会が開催されます。

婦人会長様のお話を聞かせて頂き、教祖より産み育てという女性の徳分を頂いて、道の台としての役割を果たす人が増えていくよう、多くの女性をお誘いすべく大型バス団参を務めさせて頂きます。

更に今月は本年1回目の天浦成人理立を運ばせて頂く月柄に当たります。

これまでおたすけ頂いたご恩にお応えさせて頂くべく、心定め完遂に向かって全力で取り組ませて頂きましょう。

教祖百四十年祭活動真っただ中の現在、諭達と大教会活動方針、更には八生兵庫分教会の行動指針を拠り所に、教祖の道具衆としての務めを果たして、着実に成人の歩みを進めて参りましょう。

今月も何卒よろしくお願い致します。

年祭は成人の旬

立教187年3月23日 朝席のおはなし

ぶつかりから成人

皆さま、地球がどうやって出来たかご存じですか?

現在の定説では、小惑星が激突し合って、約46億年前に地球が出来たとされています。

また宇宙はビッグバンという大爆発から生まれたと言われています。

~ 中 略 ~

いま大相撲で三月場所をやっていますが、相撲の稽古で最も重要とされる稽古は、何だかご存じですか?

それは、“ぶつかり稽古”です。

そして“てっぽう”と言われる(てっぽう)柱に左右交互に突っ張りを繰り返すという伝統的な稽古があります。

このようにぶつかるということによって、様々なものを生み出し、成長に結びつくということが分かります。

これは私たち信仰者にも言えることで、人や物事のぶつかりの中から、様々なことを気付かせて頂くことが出来ます

しかし、ぶつかりと言っても自我の突っ張り合いといった喧々囂々(けんけんごうごう)(けんけんごうごう)とした(いさか)い(いさかい)のような悪い意味でのぶつかりでは、成人には繋がりません。

理の苦労で成人

成人とは、恩の心を深め、たすけ心を高めていくことです。

理の苦労、つまり

親孝行と人たすけの苦労でしか、成人はできないのだ・・・」

と木下寿美子先生は仰られています。

本来、私も苦労は大嫌いでした。

しかし、私のような者でも寿美子先生のご指導により、布教師としてお育て頂き、ようぼくとしての使命に目覚め、現在ではこうして理の苦労を求めて、教祖百四十年祭年祭活動を勇んで通らせて頂いております。

教祖より選ばれし道具衆としての自覚が高まれば、日夜にをいがけ・おたすけ・尽くし・運びの為に勇気を持って突進することができます

子供の出世待ちかねる

おふでさきに、

だん/\とこどものしゆせまちかねる

神のをもわくこればかりなり(第四号65)

とあります。

これは寿美子先生が入信以来、晩年まで約50年にわたって言い続けられたことで、この“子供の出世”とは心の成人です。

お互いにご恩報じの心を強く持って、心の成人に向かって、諦める事なく理の苦労にぶつかっていきましょう。

おやさま存命の理を信じて!

立教187年3月29日 朝席のおはなし

先日、私は古希を迎えました。

思えば布教師となって、丸40年が経ちます。

この度、長男夫婦から古希の祝いとして

「お母さん、どこかいい温泉でも・・・」

と言ってもらいましたが、

「教祖のおかげで現在こうして子や孫、夫婦共々に結構において頂いているー」

こう考えた時に、折角子や孫が集まってくれるのならと、共におぢばで揃ってお礼の参拝をさせて頂き、幼い孫たちと一緒に膝当てをつけてご本部の回廊を拭かせて頂き、そして天理駅前で神名流しをすることにしました。

布教師である私にとって、どんなプレゼントよりも、これが最大の喜びであり、本来の家のいんねんを思う時、現在計り知れないたすかりを頂いていることに胸が熱くなりました。

死線を越えて

振り返りますと、道一条を志し、布教師となって神殿建築、教会設立ーその道中には

「もう死んだ方がよっぽど楽やろなぁ…」

と思った日もございましたが、現在のたすけ道場の形ができた今、皆で勇んでおつとめをし、親に尽くさせて頂き、また大勢の方がたすかっていくーこれが私の喜びです。

やはり人に話を取り次がせて頂いても、自分が通ってきたものしか、相手の心を動かすことはできません。

受け売りのような話ではなく、自ら泣くような思いをしたり、情けない散々な道中で掴んでいったものを提供するから、人の心に届くのだと思わせて頂きます。

ですから私たちは、求めて理の苦労をさせて頂き、本気になって人様に向き合っていきましよう。

本気になって向き合う

木下寿美子先生はいつも、本気で私たち布教師に向き合って丹精して下さいました。

こちらがお仕込みに対してへそを曲げたりしようものなら、明け方まで夜を徹してお仕込み下さいました。

そのたび当時の私もフラフラでありましたが、いま考えてみれば私より五十も年上であった先生は、もっと大変であられたと思います。

それにも関わらず、そんな私の頑なな性格を治す為に全身を震わせて徹底的に仕込んで下さったご恩たるや、何ものにも代えようがありません。

そんな偉大な先生のご恩を思う時、未代にわたってご恩返しさせて頂きたいと切に思っております。

親が道をつける

天浦の女子青年時代より、寿美子先生から長きにわたってお育て頂いた私自身は、現在十代、二十代、三十代という若い世代の方々のお世話取り、丹精をさせて頂くことが多くあります。

かつてはこどもおぢばがえりや少年会の行事に来ていた子供たちも、中学、高校、大学となれば、疎遠になるケースがほとんどでした。

しかし現在つながっている若い子たちは、およそその両親か祖父母の代でお道とご縁があり、その親が教会につながり、何らかの形で伏せ込み、尽くして下さっている方ばかりです。

どうであっても親が、道を切らずにご恩報じしているお子さんは、一時は横を向いていても、最終的にはちゃんと信仰ができるように思います。

親の通り方が、子や孫の運命に大きく関わってきます

苦労が大切 

なぜ熱々のお茶やコーヒーが美味しく感じるかというと、それは「ふ~っふ~っ」とひと手間かけることによって、その味わいを深めます。

人間はひと苦労する事で、同じものでも味わいが増すという事だと思います。

やはり人様の為に良い苦労してきた方は、教祖のひながたの苦労がよくわかると思うのです。

また、このお道の信仰の値打ちもよく理解できます。

大教会長様が教えて下さるように

「親に尽くしたい、人に喜んでもらいたい」

という真心に、苦労が伴うと“誠”になると聞かせて頂きました

この年祭の成人の旬に、布教の中で怒鳴られていいんです、また(ののし)られたらいいんですーその苦労を通して、低い心になって人様にたすかって頂ける理を作らせて頂きましょう。

にをいがけ・おたすけの成果

別席者4名
おさづけの理拝戴3名
修養科修了生2名
修養科3名

月間喜びスケジュール

日程 日付行事時間
月3日(水)天浦 三座のおつとめ9:00 神殿集合
4日(木)天浦 霊祭10:00執行
6日(土)婦人の集い / 女鳴り物練習10:00 神殿集合
7日(日)<西区布教>9:30 神殿集合
8日(月)<中央区布教>9:30神殿集合
9日(火)八生兵庫 霊祭/女鳴物修練10:00執行
10日(水)天浦月次祭前日ひのきしん/ 成人理立13:00天浦集合
11日(木)天浦 月次祭 10:00執行
12日(金)名田 月次祭 /<西宮布教>10:00執行/9:30 神殿集合
13日(土)<松山布教>5:00 兵庫出発
15日(月)琴緒 月次祭11:00 執行
16日(火)兵神 月次祭10:00執行
18日(木)教祖御誕生祭6:30 兵庫出発
19日(金)天理教婦人会総会 ◇ 別席団参 ◇7:30 兵庫出発(大型バス)
20日(土)<天浦分教会布教実習>10:30天浦神殿 集合
21日(日)<垂水布教>9:30神殿集合
23日(火)<兵庫布教>10:00 神殿集合
26日(金)御本部月次祭6:30 兵庫出発
28日(日)八生兵庫 別席団参9:00 兵庫出発
29日(月)《 全教一斉ひのきしんデー 》
5月1日(水)八生兵庫分教会 月次祭 前日ひのきしん
2日(木)八生兵庫 月次祭10:00執行