ご挨拶
昨年中はそれぞれの持ち場立場において、八生兵庫分教会の上に絶大なるお力添えを賜り、誠にありがとうございました。
昨年は教祖百四十年祭三年千日年祭活動1年目の年として、ご発布頂く【諭達第4号】、大教会より打ち出されている活動方針「教祖のひながたを手本に明るい心で通りきろう」、実践目標「身上おたすけ」「人だすけ」、そして当教会の掲げる「心の温度を2度上げよう」「パッション情熱、ミッション使命、モーション行動、喜ぶ・楽しむ・尊重する」を指針に、教祖のご存命の理にお縋りしながら、陽気ぐらし建設と心の成人、そして年頭心定め完遂を目指して明るく勇んだ心で務めさせて頂きました。その結果、人作りとお尽くしの心定めを完遂させて頂き、その他にも成人を促す上から時折にお見せ頂く節も、そこから芽を出すべく、懸命に通る中に数々の不思議な御守護をお与え頂き、当教会の名称の内容充実とそれぞれの成人の上に進展をお見せ頂きました。
今年は年頭から厳しい節をお見せ頂いておりますが、そこにこもる親の思いを思案しながら、年祭活動二年目も、教祖の道具衆として、その使命であるにをいがけ、おたすけ、尽くし、運び、ひのきしんはもとより、教会から離れているようぼくに対しての声掛け、おさづけの効能を見せて頂けるようぼくを目指して懸命に務めさせて頂きましょう。
本年も一年、何卒よろしくお願い致します。
教祖から頂戴した親心
大教会長様より、年祭活動三年千日の実践目標として、「身上おたすけ」と「人だすけ」をお打ち出し頂いてより教会内でも様々な重大な身上のおたすけが出て参りましたが、年祭の 追い風を頂き、数々の不思議なご守護を頂戴しています。
この年末に、古くからつながる信者さんのご主人に、突然命にかかわるがんのおたすけが入りました。早速私は病院へおさづけに運ばせて頂き、教祖のお下がりをお届けさせて頂いたり、教会の皆で連日お願いづとめをさせて頂きました。そんな中で、朝4時の十二下りのお願いづとめを勤めていると、教祖からふと「教祖伝!」というメッセージを頂戴し、その日から天浦の練り合いが終わった後、毎晩そのお宅へ通い、その奥様とマンツーマンで教祖伝の勉強をさせて頂くことにしました。
これまで私はひながたを教理として、頭では分かっているつもりでいましたが、日常の暮らしの中にひながたの実践がなかったということに、この度のおたすけを通して、はたと気がつかせて頂きました。その時、なるほどこれは教祖が私自身に、改めておひながたを一字一句漏らさずに味わい、教祖のご苦労を偲ばせて頂く中に、足元の信仰を見つめ直す機会を与えて下さったのだと、教祖の深い親心を感じさせて頂くことが出来ました。
仕切りに定めた心
年祭活動1年目の今年ほど「心通りのかしものかりもの」という理を、強く実感させて頂いた年はありませんでした。この度の年祭における私の仕切りに対するどうでもという心定めをお受け取り下さいまして、勿体なくも定めた通りのお尽くしを運ばせて頂くことができました。
この世界たすけの仕切りに向かってさせて頂いたそれぞれの苦労は、どこへもいきません。させて頂いた苦労の分だけ、自分の魂に“成人”という一番大切なものを頂戴できます。何よりも親に尽くすその苦労を通して、治まってきた本音、心の成人、人格の向上ーそれを教祖がご覧になってお喜び下さっていると思わせて頂きます。
私の5度目の年祭
思い返せば、私は教祖九十年祭より、この度の百四十年祭で5回目の年祭を迎えることになります。この度のご諭達にありますようにー
ひながたの道を通らねばひながた要らん。( 中 略 )
ひながたの道より道が無いで。(おさしづ 明治22年11月7日)
この度の年祭は、これまでのような見せている形じゃない、打ち上げた 文言じゃない、本当に心の誠を働かせる実践実行の年祭であると思わせて頂いております。三年千日をひながたに添って通らせて頂く中に、教祖の理によってそれぞれの人格を引き上げ、本音を変えて頂ける旬であると感じさせて頂きます。
ひながた三つの実践
私はこの年祭活動一年目のおたすけを通して、改めて教祖百四十年祭に日に向かい、決して形ではなく、心の働きをもって何としても「ひながたを辿らせて頂きたい」と強く決心することが出来ました。
ひながたとは、神一条、たすけ一条、たんのう一条です。
まず“神一条の精神”とは、親神様の思召しを、真柱様が流して下さり、大教会長様が流して下さり、理の親々を通して流して頂くその親の声一すじに通らせて頂こうと思います。
そして“たすけ一条の精神”とは、「たすけ」と聞かせて頂いたら、自分の都合、自分の時間を構うことなく、走らせて頂きたいー
そして心の底から一切のかりものに対して、たんのうをさせて頂きたい。たんのうがなければ、おたすけは出来ません。日常の言葉、日常の立ち居振る舞いにはっきりと現れてきます。
自分のエゴと都合で動く日々から、自分の都合を捨てて“滅私(めっし)”のつとめ方を目指して真剣にひながたを辿らせて頂きたいと思います。
この三点を心に、今後続々と出てくるであろう身上事情のおたすけに向かわせて頂こうと思います。
真のたすかり
私たちは“真のたすかり”という焦点がぶれないように、ひながたを辿らせて頂きたいものです。尽くしたから自分の思うような嬉しい結果が出てくるのではありません。一生懸命尽くした後に、えっと思うような大変な問題が目の前に立ちはだかり、それを通して、魂の浄化・人格の向上・心の成人をさせて頂けるのです。これが一番のご守護であり、真のたすかりだと思わせて頂きます。また身上や事情がおさまることが、本当のたすかりではありません。たとえおたすけに通わせて頂いた方が出直したとしても、魂に親神様のご恩を心におさめて、これまでの自らの通り方を教祖にお詫び申し上げ、その方を取り巻く周囲の人たちの心が成人することこそがたすかりだと思わせて頂きます。
尽くした理は末代
私どもの教会の神殿普請の返済も、ようやく来年で終わろうとしておりますが、30年前震災で全壊してより、様々な節の中で届かぬながら心の立て替えをさせて頂く中で、今日のたすけ道場をご守護頂きました。
かつてお道の普請というものは、年間のお供えの約10倍の額の普請をさせて頂けると、お聞かせ頂いたことがあります。「尽くした理、運んだ理はどこへもいてはせん。一粒万倍にして返すー」
節や迫害は「埋(おぼ)りた宝を掘りに来るようなものや」と教祖よりお聞かせいただいておりますので、どうか年祭活動二年目も、一手一つでそれぞれの成人を目指してチャレンジしていきましょう。
おぢばでたすかる
世界の平和をもたらすつとめが、かんろだいのつとめ、つまり毎月26日につとめられるかぐらづとめです。その理を受けて、各教会でつとめられる月次祭のおつとめ、また日々の朝夕のおつとめを以て、真の平和世界を願います。「ぢば」とは別席のお誓いの言葉にありますように、「親神様のお鎮まり下さる処で、よろづたすけのつとめ場所である」と示されております。よろづたすけの中には、 世界の平和や天変地異、奇病・疫病の蔓延からの護り、立毛(農作物)や魚介類などの自然界の豊かな恵み、個々の事情や身上、ひいては運命・人生のたすかり、これらをもたらして下さるのがおつとめであり、そのおつとめをつとめる処がぢばであります。だから、おぢばでたすかるのです。真実の親である親神様がお鎮まり下さり、御存命の教祖がおられるこんなにありがたい所は、世界中のどこにもありません。
お道でたすかる
木下寿美子先生は、他の宗教が悪いとは申しませんが、このお道ほど行いの上で本腰を入れておたすけするような教えはないと仰せられます。確かに他宗教でも立派な建物でたくさんの方が集まっていますが、「ご飯を食べさせて下さい、今晩泊めて下さい」とお願いしてもなかなか受け入れてもらえません。しかし、天理教では神様を親と仰ぐ人間はいちれつ兄弟姉妹の関係ですから、この教会でも24時間鍵をかけず、どんなおたすけでも請け負わせて頂いております。それだけでなく「世界一列をたすけるために天降った。みきを神の社に貰い受けたいー」というご宣言の通り、根本的なたすけから始まった世界たすけの信仰であります。
天然自然の道
この素晴らしいたすかる教えを広めようと布教する私たちは、それに相応しい行いを日々積み重ねます。相手の心に言葉が響くためには、やはり日々の通り方が肝心です。良い行いが身につくまで年限がかかりますが、永らえて永らえて苦労を楽しんで通る“天然自然の道”が目標であります。
苦労から逃げてはいけません。苦労の道、しんどい状況を いかに受け入れ、その中を喜んで通るか、それが信仰なのです。
なぜ苦労が楽しいのかと言いますと、その背景にはすごい 成長があり、大きな徳分を頂くことができます。更には、変えられなかった自分自身の癖性分を変えて頂けるのです。
「おたすけはおたすかり」と聞かせて頂きますので、人様に何とかどうでもたすかって頂きたいという誠の心で、この年祭活動を通りきらせて頂きましょう。
にをいがけ・おたすけの成果(令和5年12月3日~令和6年1月14日)
別席者 | 令和5年 7名 令和6年 2名 |
修養科生 | 3名 |
月間喜びスケジュール
日 程 日 付 | 行 事 | 時 間 |
1月15日(月) | 琴緒分教会 春季大祭 | 11:00 執行 |
16日(火) | <松山布教> | 5:30 八生兵庫出発 |
18日(木) | 八生兵庫分教会 霊祭/女鳴物勉強会 | 10:00執行 |
20日(土) | <天浦分教会布教実習> | 10:30天浦神殿 集合 |
21日(日) | <中央区布教> | 9:30 神殿集合 |
22日(月) | <垂水布教> | 9:30 神殿集合 |
23日(火) | 兵神大教会 春季大祭 | 10:00 執行 |
26日(木) | 御本部春季大祭 | 11:30 執行 |
2月1日(木) | 八生兵庫分教会 月次祭前日ひのきしん | 午前9時 開始 |
2日(金) | 八生兵庫分教会 月次祭 | 午前10時 執行 |