おかきさげとは?
親神様のお教えを教えて頂く別席は、九度運ぶと満席となり、おさづけの理を拝戴させていただきます。
おさづけの理を拝戴すると、病気や怪我で苦しむ人に対して、親神様にその回復にお働きくださるようおさづけを取り次がせていただくことができ、よふぼくとして親神様の御用にお使いいただける人材となります。
このおさづけの理を拝戴する時、おかきさげというものを頂きます。
原典・おさしづにも
九度はこんで満席、かきさげより一つの事はいらん、かきさげだけよくこれを一度の処二度、二度の処三度、三度の処四度、五度六度までかやせば心によくおさまる
明治33年10月7日のおさしづ
とおかきさげの重要性が説かれています。
おかきさげは、荒書(あらがき)と細書(ほそがき)の二通からなっていて、荒書はおさづけの理を下されるお言葉が記されてあり、細書はおさづけ人としての心得、おさとしが記されています。
もともと、おやさまご存世当時にはお言葉だけで、おさづけを頂かれた方、また本席様が代役をつとめられるようになってからも初めの間は、お言葉だけを書いたものを頂いていた方がありますが、明治23年7月15日のおさしづから、仮席でこのようにおかきさげを下さることとなり、後に細書も一定の書式になりました。
おかきさげを下さるのは、おさづけ人が日々常にこの心を忘れぬよう座右にという親心からです。
したがって、おかきさげを袋に入れたままでしまい込まずに、おかきさげを何度も何度も再読させて頂き、その事柄を守らせてもらう日々の心を定めるのです。
おかきさげ【全文】