立教185年4月号 天理教八生兵庫分教会 よろこび月報

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立教185年3月号 天理教八生兵庫分教会 よろこび月報

ご挨拶

日々それぞれの持ち場立場において、八生兵庫分教会の上に絶大なるお力添えを賜り、誠にありがとうございます。

今世界を見わたすと、ウクライナ・ミャンマー・アフガンなど各地で頻発する戦争、内乱、テロ、地球温暖化に起因する大規模自然災害、奇病、疫病の蔓延、更には海洋資源のかつてない不作など親神様の思召しと程遠い状況が常態化しています。

これらの節を治め、一日も早い陽気ぐらし世界の 実現を目指すため、教祖が身をもってお示し下さいましたひながたの道を我が道として真剣に辿り、世界 一れつのたすけをお急き込み下さる御心に添って、道具衆としての務めをしっかりと果させて頂きましょう。

殊に4月18日と仕切っての天浦成人理立、又6月に迫る天浦創立八十周年記念祭に向かっては過去80年にわたっておたすけ頂いた天浦分教会への御恩報じの心で務めさせて頂きましょう。

今月も何卒よろしくお願い致します。

にをいがけ・おたすけの成果

令和4年3月3日~4月2日

別  席  者5名
よ う ぼ く2名

翼をひろげて

布教師の第一歩

商売の世界から道一条に飛び込んだ全く何も分からない私は、ひのきしんをするつもりで何枚もエプロンを持参して天浦分教会へ住み込みました。

しかし(木下寿美子)先生から、順子ちゃん、あんたは人だすけをしなさい。人だすけをしないと運命は変わらないのよ。明日から歩きなさい!」と言って頂き私は教会に住み込んだ次の日から、においがけに歩かせて頂くこととなりました。

私にとって初めてのにをいがけ、そして初めての戸別訪問、今でもその情景をはっきりと覚えています。

インターフォンの前で「どうしようかなぁ?・・・押そうかな?・・・でも出てきたら嫌だなぁ・・・」そして「要りません。」と断ってくれたら、ホッとするような大変情けない戸別訪問から、私の布教師人生は始まりました。

ピンポーン「こんにちは、天理教です。」・・・『そんなん要らん!』・・・「ありがとうございました。」─全てはそこから始まったんです。

教会ができるのも、別席者が出来るのも、親にお尽くしを運べるのも、みなこの無の中で歩く「においがけ」からです。

ある一日の気づきと感動

 それからというもの、何の教理も取り次げない私の話など、誰一人として聞いて下さる方もない中、十円のお金も持たずに、 雨の日も風の日も只々無の中を歩かせて頂きました。

においがけに歩きだして間もない頃、あれは凍えるような3月の寒い日でした─真冬の雲の切れ間からパァーッと差し込んだ陽の光が、私の身体をそっと温めてくれる・・・その温もりを全身に感じながら、ふとあぜ道に咲いている黄色いたんぽぽに心癒され・・・そよ風に揺れる小さな紫のすみれを心から愛おしく想える・・・そして、そこはかとなく漂ってくる沈丁花の甘い香りに、春の息吹を感じる・・・

こんなにも自然のありがたみをしみじみと感じたことはありませんでした。

考えてみれば、私が東京の青山で美容をしていた頃は、春も夏も秋も冬もない…そんな季節を感じられる心の余裕などありませんでした。 

私はその場にひれ伏すようにして「私はこれまで、形に捉われ、金に縛られ、名誉に踊らされ、自分のプライドと欲と執着に振り回されて生きてきたんだなぁ・・・」と気付かせて頂きました。

親神様の十億年のご苦心と親心

私は教会へ戻って、その時の感動を先生にお話させて頂くと、先生はこう言って下さいました。

「順子ちゃん、それなのよ・・・それこそが親神様の親心なのよ。

私たちは神様のお姿を見ることはできないでしょう…そのお声を聞くことさえできないわね。

でもね、いまここに命があり、大自然の営み、四季の移ろいを感じられるでしょう。

十億年もご苦心されて創られた可愛い私たち人間を、こんなにも愛してやまない親心で、只々「陽気ぐらしをさせてやりたい」と、365日24時間一秒の休みもなくお働き下さる火・水・風のご守護こそが親神様なのよ!

その瞬間、私はブワァ―ッと声をあげて泣きました。

女一人東京単独布教

ある時、先生から東京で単独布教をする機会を一年ほど与えて 頂きました。当時東京の世田谷区に天浦の出張所がありまして、約15坪の2階建ての一軒家で、そこを拠点にたった一人、交通費も何もない私は、人から頂いたママチャリに乗って布教を始めさせて頂きました。

11日天浦の月次祭、26日御本部月次祭の月2回は関西に帰ることになっていました。・・・

しかし何の援助もない中で、私はその時に初めて「無から有を生み出す」という体験をさせて頂きました。布教の中でおさづけを取り次がせて頂くとお供えを頂きますが、それはあくまでも神様へのお供えであり種ですから、その方のお名前と「どこそこの身上におさづけさせて頂きました」と書いて理の親に全部送ります。

今日の夜行バスでおぢばに帰らないといけないという時に、布教先で「これはお供えとちがうよ。」と下さったものがバス代ちょうどの金額だったり・・・本当に不思議な経験を何度もさせて頂きました。

3名の修養科生

あれは9月の天浦の月次祭に帰った時のことです。当時80代の 先生が「天浦の今年の修養科生の心定め、あと3人なのよね・・・」とその時私は咄嗟(とっさ)に「先生、・・・その3名、私にさせて下さい!」私は若かったので、全く宛てもないのに、怖いモノ知らずに受けたんです。

そうして東京の出張所に帰ると、なんとそこに18歳の家出してきた女の子が寝ていました。

それからその娘と代々木公園に布教に行くと、元ヤクザの路上生活の方に出会い「私、親孝行したいんです」と20分間土下座して修養科入学を願いました。

ふっと顔を上げると女の子も一緒になって土下座しているではありませんか。

すると元ヤクザが「しゃぁないなあぁ~」と受けてくれました。あと一人は半分ボケたおばあちゃんでした。

もう私も受けた限りは思い詰めてカンカンになって、顔洗ったかどうか寝たか起きたかも分からん状態で・・・なんとその18歳の娘がお父さんに買ってもらったという車に4人が乗りこみ、免許取り立ての娘の危うい運転でノンストップでおぢばへ

そうして修養科へ、、、決してそれは私の努力でなく、親々の理によって成ってきた不思議なおたすけでした。

木下寿美子先生という偉大な布教師の積まれた徳と理で、鮮やかなおやさまのお働きを、嫌というほど思い知らされました。 

~連載教話『翼をひろげて』 総集編~ つ づ く ≫≫

不思議なご守護を頂くためには

立教185年3月5日 一郎会長様 朝席のおはなしより

惰性でやるか!ド真剣か!

本日の教話集の冒頭で「不思議な理を頂くことは、そんなに難しいことではない…」と寿美子先生は仰られています。つまり教えられたことを、日々きちっと継続して行いさえすれば、ご存命のおやさまが必ず不思議を見せて下さるということです。

寿美子先生はお出直しになられる96歳まで何事においても、真剣に向き合っておられました。

特におつとめに対しての力の入れ方は尋常ではなく、毎朝の十二下りにおいても神殿の建具が揺れるのではないかという位の大きな声でお地(方)を奉唱され、必死の様相でつとめられていました。

日々ただワーッと惰性でやっているのか、身を入れてド真剣につとめるのかで頂くご守護が全然違ってきます。

こうして思い返しますと、先生の白熱的なおつとめに対する執念とその取り組みには、凄まじいものがありました。

私もその薫陶(くんとう)を頂いていますので、おつとめは何が何でも休みません。

旅行に行った先でも、尿管結石で入院したときでも、ベッドの上で朝5時からおつとめをしていました。

万人たすかるひながたの道

次に先生は「日々おやさまから教えて頂いたことを固く守り、そして1人でも多くの方にその理を広めていくそこに本当の道がある。」と仰られております。・・・しびれますね!

難しいことをせえとも、紋型無きことをせえとも言わん。・・・ひながたの道なおせばどうもなろうまい、ひながたの道より道ないで

おさしづ

というおさしづがあるように、このお道が難しいんじゃない・・・こちらの心が難しくしているだけなのです。おやさまは超人にしかできないようなことをせぇとは仰いません。全ての人がたすかるためにおつけ下された「万人たすかるひながたの道」なのです。

ひながたの辿り方

ひながた」とは、どんなことでも喜ばせてもらうことです。

そして、親の声が出たら自分の思いや都合を捨てて素直に実行するということです。

そして、人をたすけることです。

できるだけ欲と執着は離しましょう。癖性分を取りましょう。きつい心や冷たい心でなく優しい心になりましょう。

どうぞお互いに今日も一日、この間違いないおやさまのひながたの道を真剣に辿らせて頂きましょう!

月間よろこびスケジュール

日   程                                 日  付行    事時   間
4月3日(日)    ふじんの集い 【別席団参①】10:00 神殿集合
 4日(月)天浦 霊祭10:00執行
 6日(水)  <兵庫布教>    10:00 神殿集合
  8日(金)  <中央区布教>9:30神殿集合
  9日(土)  <西宮布教>9:30神殿集合
10日(日)大教会伏せ込みひ/天浦月次祭前日ひ9:30大教会/13:00天浦集合
11日(月) 日()日( 土)天浦 月次祭<遥拝式>9:30執行
12日(火) 日()日( 土)名田 月次祭 /鳴物勉強会/教理勉強会10:00執行
13日(水)<松山布教>5:00 兵庫出発
14日(木)八生兵庫 霊祭女鳴物修練10:00執行/12:45
15日(金)琴緒 月次祭11:00 執行
16日(土)  兵神 月次祭10:00執行
18日(月)教祖御誕生祭10:00執行
19日(火)天理教婦人会総会 
20日(水)<天浦分教会布教実習>10:30天浦神殿 集合
21日(木)<垂水布教>9:30神殿集合
26日(火)御本部月次祭<遥拝式>・鳴物練習  よう <10:00執行>
27日(水)<西区布教>11:00八生瀧川布出発
5月 1日(日)八生兵庫分教会 月次祭 前日ひのきしん 
2日(月)八生兵庫 月次祭10:00執行