【2021年3月号】八生兵庫分教会喜び月報!

ご 挨 拶

個々の成人の実を上げ思召しにお応えしよう!

日々はそれぞれの持ち場立場において、八生兵庫分教会の上に絶大なるお力添えを賜り誠に有難うございます。

さて、昨年から続く新型コロナウィルス感染や各地で頻発する紛争や弾圧、自然災害など世界中に大きな事情をお見せ頂いております。

私たちはこの節を治めて頂き、陽気ぐらし世界実現に至る唯一の手立ては親神様の理と教祖のひながたの実践以外にないと思い定め、おつとめの徹底勤修と朝起き・正直・働きを信仰生活の土台として、にをいがけ、おたすけ、つくし、ひのきしんに邁進させて頂いております。

そして更に、その上に立って

さあ、成人の旬、存命の教祖におすがりし、次代に揺るぎない信仰信念を伝えよう!

のスローガンのもと、推し進めて頂いている天浦創立80周年記念祭 活動への積極参加、又4月10日と仕切っての天浦成人理立、5月10日の天浦分教会歴代会長様の合同年祭

そして7月の仕切り等の御用を懸命に務めさせて頂くことにより個々の成人の実を上げて、思召しにお応えさせて頂きましょう。

今月も何卒宜しくお願い申し上げます。

天理教八生兵庫分教会長 西村 一郎

にをいがけ・おたすけの成果

別  席  者5名

勇みのカリスマ講座

天浦のふしん

木下寿美子先生は、灘区の大内通にあった出来たばかりの教会を当時の大教会長様のお声を受けて、丸ごと尽くされました。

そして、裸一貫で現在の天浦の土地に移って来たのが、昭和30年のことでした。

道一条になるまでの先生は、美容の商売で大成功され、当時(現在の貨幣価値で…)月収が3千万から5千万円ぐらいあったそうです。

また、日本に 3台しかないクライスラーという自動車に運転手付きで乗っておられました。

そんな贅沢な暮らしから、一転して 野宿のような5年間を過ごされます。

大内通の教会の入口の所にあった小屋を解体しその廃材で、垂水の地にバラックを建てて、6畳2間から のスタートでした。

一銭も無い中からのふしぎふしん

こはまだ原野のようなところで、ガスはもちろん、電気も水道もありません。確か水はもらい水で、しばらくろうそくの灯りで暮らしておられました。

それからようやく電気を引いてくれたのが、順子奥様の実家である村橋家の英子先生でした。 薄暗い教会に初めて電気がついた時は、どんなに嬉しかったことでしょう。

そうしてわずか半年で、一銭も無い中から教会が出来ました。

これは凄いことですね。

ここ(教話集)にあるOさんとは、希望分教会初代会長の尾口先生のことです。Nさんとは、実は私の親父・西村武郎のことです。

これは大変誇らしいことです─。

内造りに大工さんを入れたことで、数万円程かかることになって先生が西村の家に借りに来られたという事です─

祖母(西村久子)が天浦に陰ながら尽くしてくれていたその理によって、ちょうどその頃、トヨタ自動車と繋がりができ、商売も大変うまくいっていた頃です。

私の父が、会社組織に変えようということで、銀行に借りに行ったところ、土地建物の担保価値に比べてそれ以上の額を貸してくれるオーバーローンによって余剰金が出来ました。

そこで天浦がふしんをされるということで、先生にお貸ししたそうです。

ある時、売掛金が焦げ付いてたんですが、その債務者が火事を出してしまい思わぬ火災保険が入ってきて、「西村さん、すいませんでした…」と、まとまった額を返してもらえました・・・    

それで父は先生に「もう返さんでいい、お供えさせて頂きます」・・・

その天浦の最初の普請に伏せこんだ理によって、おそらくこの(八生兵庫の)ふしんもさせて頂けたのだと確信しております。

現在の天浦の大きなふしんの時も、7億3千万円のふしん金の内一投一発目、父が役員として1千万円を運ばせて頂きました。

その直後に親父が癌が見つかりました。

最初のふしんの時も大きな尽くしを運び、その直後に長男である私がリウマチで死にかけました。

ここが大変不思議ですよね。

いい事をして生死に関わる節が立て合います。

良い事したのに悪い事が起きているように思われるかもしれませんが・・・ 

天浦分教会の神殿ふしんより学ぶ─

この普請の後、しばらくして教祖八十年祭の時、布教所になりました。

ちゃんと親の声を聞いて行う中に、出てきた身上も鮮やかな御守護を頂き、更に道は広がりました。

同じようにこの時、天浦の普請も坪50万円でできるはずが、親の打ち出しで待って待って後、いよいよかかろうとすると、坪100万円になった─とにかく親のためには伏せこむ、時期が来るまでは待つということです。

しかし、その厳しい状況の中に、皆が必死のパッチだったので、当時よく足が立たん人が立っなど不思議なご守護を数々目の当たりにしました。

銀行への返済が15年毎月6百万円という大変な金額でしたが、それが12年で終わったのです。その時に銀行の支店長が言っていたのは─

天浦さんみたいにたすけ一条通っているところは返済が早い、しかし、会長さんが世間に働きに行ったりしたところは返済期限が遅れる…』と言って おられました。 

今朝は「天浦のふしん」について、学ばせて頂きました。

風の時代 ─おつとめとおやさま

長者三代続かず

世間では、どんなに盛大な商売をしていても、二十年三十年経ったときに、逼塞(ひっそく)尾羽(おは)()()らした状態が見えてきます。

形は立派な家屋敷、立派な商売をしていましても、その根っ子の部分に夫婦の裏切り合い・恩を仇で返したもの、親不孝、色情の狂い─とんでもないものが伏せ込まれ、やがてそれがキッチリと芽を吹き、まさに“長者三代続かず”という姿が現れてきます。

おやさまを見失わない

しかしお道を通れば、たとえ三畳一間でお茶漬けとお漬物だけの毎日であっても、夫婦が揃い、親子が恩の贈り合いをし、おたすけをしながら、その中で節が出ても「おやさま、おやさま・・・」とお(すが)りし、その節を運命が伸びゆく力に変えて通りきれます。

心の成人のために道中は、子供を亡くしたり、一家離散・断絶の運命を一時は見せられることもあります。その中でも真剣におやさまのひながたを慕い、 通りきる中にやがて盤石(ばんじゃく)な成程の姿が出てきます。

私も本気になって三十数年間この道を通らせて頂いて、こんな結構な素晴らしい道がどこにあるだろうか─とヒシヒシと感じています。・・・

どんな中も、決しておやさまを見失ってはなりません。

こんな素晴らしい道はない

精神定めて十二下り

朝、十二下りの時にそれぞれに注意をさせて頂きましたが、毎日やっているとどうしても自分流に流れてしまいがちです。

お手振りでも鳴り物でも、教えて頂いた通りに理に合わせて素直につとめさせて頂けば、本来のいんねんではあり得ない、いつまでも元気な体をご守護頂くんです

木下寿美子先生は九十歳になっても、手踊りされていました。

足が腰が痛いから・・・目が回るから・・・頭がフラフラするから・・・と言っておつとめを自分の身体の都合に合わせてはいけません。

自分の都合に「理」を引きずり下げて、余計に自分のいんねん通りに体が駄目になります。

そういう悪循環を平気で繰り返している人が多い。   

“痛いからこそ頑張る!”という精神ひとつが肝心です。

でなければ、悪因縁は切れません。

自分の都合と自分の好みに合わせていけば、自分の本来の元のいんねんに埋没し 運命が根本たすかるおつとめが台無しです。

かわいそうな人では駄目

人間は決してかわいそうな人になってはいけません。

親神様は、陽気に勇んで、「有難いなあ、勿体ないなあ・・・」と言うて幸せに生きる人間を見たいと思召されて創められたこの世界で、かわいそうな姿で通っていては、とても親不孝だと思いませんか?

特に教会に居ながら、ここが痛い…あれが辛い…もう歳やからと人に同情させて、自分も埃を積み、相手にも埃を積ます。

教会というたすけ道場の理を潰し、親神様がお喜び頂けるはずはありませんね。

折角おやさまから身上事情を頂いても、ただかわいそうな顔で嘆いていては、運命が伸びゆく力にはなりません

いつも背中に「天理教」

日々の表情・出す言葉・一挙手一投足、その自分の言動によって、

おやさまの顔に泥を塗るのか─、おやさまのご恩に報いるのか決まります。

常に私たちはそれぞれ看板を背負っているのですから、人生の通り方・背中で天理教をお伝えする・・・

だから、はっぴの天理教の文字は必ず背中にあるんです

今日も成人理立に向かって与えられた一分一秒の時間を無駄にしないよう、頑張らせて頂きましょう。

月間よろこびスケジュール

日   程                                 日  付行    事時   間
3月3日(水)     婦人の集い 【別席団参①】10:00 神殿集合 兵庫9:00発
 4日(木)天浦 霊祭10:00執行
 5日(金)  <中央区布教>   9:30神殿集合
  7日(日)  <西区布教>11:00八生瀧川布出発
9日(火)    <兵庫布教>    10:00 神殿集合
10日(水)天浦月次祭前日ひのきしん13:00天浦集合
11日(木) 日()日( 土)天浦 月次祭<遥拝式>9:30執行
12日(金) 日()日( 土)名田 月次祭 /鳴物勉強会/教理勉強会10:00執行
14日(日)<兵庫布教>    10:00 神殿集合
15日(月)琴緒 月次祭/お手ふり勉強会11:00 執行/10:00集合
16日(火)   <松山布教>      5:30兵庫発
17日(水) おはなし会~勇ませ8SAY!10:00 2F直会室集合
18日(木)八生兵庫 霊祭/女鳴物勉強会10:00執行/12:45
20日(土)<天浦分教会布教実習> 教理勉強会10:30天浦神殿 集合
22日(月)<垂水布教>9:30神殿集合
23日(火)兵神 月次祭<遥拝式>・鳴物勉強会<10:00執行>
26日(金)御本部月次祭<遥拝式>・鳴物練習  よう <10:00執行>
4月 1日(木)八生兵庫分教会 月次祭 前日ひのきしん 
2日(金)八生兵庫 月次祭10:00執行

新型コロナウィルス感染拡大の為、急遽、予定が変更になる場合も多々ございますので、予め行事内容・時間など、ご確認の上、ご対応して頂きますよう宜しくお願い致します。

また、行事ご参加の際はくれぐれもマスクの着用などの感染対策にご協力くださいませ。

よろこび月報3月号 立教184年3月2日 発行