てをどりとは
天理教の救済方法の根本は、つとめであります。
つとめとは、かぐらを主としててをどりに及ぶものです。
原典みかぐらうたにも
いつもかぐらやてをどりや
すゑではめづらしたすけする
と仰せられているように、てをどりはたすけのためであって、単なる踊りや行為ではないでのあります。
かぐらづとめは、元のぢばにおいてのみ務められますが、てをどりは土地ところでもつとめさせて頂くことができるのです。
てをどりの地歌としてお教え下されたのが、第4節のよろづよ八首、第5節の十二下りのお歌であります。
教祖は慶応3年に十二下りの地歌をお教え下さり、その後満3年かかって、てをどりの手振りをお定め下されました。
教祖はてをどりについて
「手を振るのやない、心の理をしっかりおさめて、理を手で振るのやで」
「一寸の手を間違えさえも命の切り替えになる」
とも諭されています。
てをどりはまさに地上に充ちる陽気くらしの現れとも言うべきものであります。