立教186年12月号 天理教八生兵庫分教会 よろこび月報

ご挨拶

陽気ぐらし世界実現のために教祖の道具衆としての使命感に燃え立とう!

日々それぞれの持ち場立場において、八生兵庫分教会の上に絶大なるお力添えを賜り、誠にありがとうございます。

さて、本年を振り返りると、世界では各地で戦争や内乱、テロが発生し、又、地震や台風、旱魃等自然災害や疫病なども頻発、蔓延して多くの尊い命が失われました。

国内においても大掛かりな犯罪集団による詐欺事件、強盗事件の多発や毎日のように報道される政治家の不正行為、又、止まらない物価の高騰による生活困窮者の増加など先行きに暗い影を落とす事柄も多く、親神様の望まれる陽気ぐらしとはかけ離れた状況となっています。

そうした中にあって、私達は教祖百四十年祭三年千日年祭活動に突入し、昨年ご発布頂いた諭達第四号、更に「教祖の ひながたを手本に明るい心で通りきろう」との大教会活動方針、そして当教会の掲げる「心の温度を二度上げよう」「パッション(情熱)・ミッション(使命)・モーション(行動)」「喜ぶ・楽しむ・ 尊重する」を指針に、私達は人類の未来を脅かしかねない困難な状況の治まりと陽気ぐらし世界実現のために教祖の道具衆としての使命感に燃え立ち、おつとめを真剣に勤め、にをいがけ、おたすけに東奔西走して年祭活動を勇んで務めさせて頂きました。

その結果、身上おたすけ・人だすけ」の上にあまたの不思議な御守護をお見せ頂くとともに、年頭に定めた7月の仕切り・4月10月の成人理立のお尽くしについては心定め完遂の御守護を頂戴し、人作りについてもおさづけの理拝戴・修養科修了は達成させて頂くことができました。    

初席者の心定め、そして、本年における残された最後の大きな御用である「仕切り」に向かって、最終日まで諦めることなく 懸命に務めさせて頂きましょう。

今月も何卒よろしくお願い致します。

仕切りへの挑戦

立教186年11月30日朝席のおはなしより

いんねんの自覚

この道を通りきる上で、教祖の道具衆としての“使命の自覚”と、もう一つは“いんねんの自覚”が大切と思います。

木下寿美子先生は、親の声を受け、教会を売って丸裸になられました。

そのどん底の暮らしの中で初めて、ご主人(天浦分教会初代会長様)に対して、心底お詫びがついたと聞かせて頂きました。

先生は31歳で商売の道を断ち、全てを納消して道一条に踏みきられてより16年間、親に尽くしきって道一条をお通りになられましたが、「主人が悪い…」という思いは拭えずにおられたと聞かせて頂きました。そんな中、教会を親の声一つで売却し、丸ごと尽くされたのです。

いんねん納消

その理によって当時40代後半の先生は、苦労の道中で深いいんねん自覚が出来たとお聞きしました。「これまで自分は夫になんと申し訳ないことをしてきたのか─」と慟哭するような思いになられたそうです。

当時、まだ教会の復興もままならない貧しい中で、必死の思いで大きなお金を作り、なんとそれをご主人に「どうぞ、貴方の自由に使って下さい」と渡されました。

それを受け取られた初代会長様は三ヶ月で全て使い果たされ、その後「─単独布教に行く」と言って、寝袋をもって広島へ布教に出られました。

その後は初代会長様がお出直しになられるまで、夫婦睦まじくあられました。

このような親の成らん中のたんのうといんねん自覚に基づく徹底した納消があって、私たちもこのお道をぶれずに通らせて頂いていることに、感謝してもしきれません。

道一条の決心

私はこのお話によって、道一条を踏みきる決心を固めました。

寿美子先生ほどの信仰者が、これほどの苦労とたんのうをされて初めていんねん自覚ができたということに愕然とするとともに、当時美容をしていた28歳の私のような者が「到底仕事しながらいんねん自覚するのは無理だ…」と思いました。

そして、何を犠牲にしても道一条を通らしてもらいたいとの念に駆られました。

これを先生にご相談させて頂いた時、「順子ちゃんね、その話を聞いてあんたが道一条通る決心がついたのは、その話に理があるからよ。その話は自分が本当に通った事実だからこそ、通ったという理があなたの心を動かしたのよ」と教えて下さいました。

その時「そうか、人さまにたすかって頂くためには、たすけさせて頂く者が、徹底して実践実行をしなければいけない!」と、切実にそう感じさせて頂きました。

おぢば往復200㎞

私がこれまで道を通る中で、最もいんねんの自覚をさせて頂けたのは、やはりこの仕切りのご用でした。

20年前の今頃、12月の仕切りに向かって、まだお尽くしの借金が残っていた当時49歳の私は、一郎会長と心定めにどうでもという思いで、その理作りに一番したくないしんどいことをさせて頂こうと、天浦分教会からおぢば往復200㎞を徒歩帰参することにしました。

もう死にもの狂いでヘトヘトになりながら200㎞を歩き切って、確か夜9時前に天浦の神殿に着いたその時です。

私がお金を借りていた方が そこに居り、「早く返してね」と言うのです。仕切りの心定めの宛も全く無い中で、その言葉は本当に身に堪えました。

ここまで来たら「もう方法論は無い…」と、休む間もなく早速次の日からにおいがけに一生懸命歩かせて頂きました。

前生のさんげ

そんな中でご縁ができた多系統の教会の奥様が、お尽くしのことで私に相談を持ちかけられました。

その方の義理の弟さんが西陣織の織元で、値段の付けられないような高価な帯を持っておられるというので、私は「じゃあそれを売って、上級にお尽くししたらいいんじゃないですか…」と言うと、その奥様がこう仰るのです。

「それは駄目です。姑の思いがこもっている、その姑の息子が精魂こめて作った芸術品を、私には売ることはできません。」私はその話を聞いた時、ドーンッと胸に迫るものがありました。

その教会の奥様が姑さんを思いやる心に、とめどなく涙が溢れてきました。

苦労を求めて200㎞歩いていましたから、奥様のその一言で、私の人生の大きな問題点に気づくことができたと思います

それは私がこれまで姑に対してそんな心遣いを したことが一度もないつまり私自身の中にある前生から重ねた親不孝のいんねんが、幼い頃には親が離婚して出ていくような境遇となり、実の母・育ての母・嫁ぎ先の母、どの親にも親孝行出来ない、それは誰のせいでもないすべて私であった申し訳ございませんというひれ伏すようなお詫びの心が腹の底から湧いてきました。

そんな心になって歩く中に数日で、借金の返済も含め、定めた通りの仕切りのお供えをさせて頂くことができました。

いかに心を変える事が大事であるかを、思い知らされました。

運命を買う仕切り

教祖がこの仕切りを通して、ここを直さなければ永久に 親と別れていく運命だと教えて下さり、その理作りによって気づかせて頂く機会を頂戴し、心底お詫びさせて頂けたのだと感じております。

この仕切りという世界たすけのお尽くしで、気付けなかった自分のいんねんを悟り、変えられなかった運命を変えて頂けると信じております

ご守護頂くのは一瞬です。

しんどいことこそ喜んでつとめさせて頂きましょう。

信仰信念の確立

立教186年11月11日 朝席のおはなしより

昨日は御本部月次祭において、勿体無くも親々のおかげで登殿参拝をさせて頂き、かぐらづとめを一望できる場所で参拝させて頂くというご褒美を頂戴し、いまだ昨日の興奮冷めやらぬ心持ちで朝を迎えさせて頂きました。

考えてみれば、私たちは1時間半ほど車に揺られれば、おぢばに帰ることができ、美味しいお弁当まで付いているにも関わらず、暑いや寒いやと言うて不足してしまっているのが現状です。

これは本当に勿体ないことです。

世界中にはおぢばに帰りたくても帰れない方が山ほどおられます。

中南米やヨーロッパの方など、日本に渡るために 毎日必死で働いて節約をし、カップラーメンで食事を凌いでは一家4人暮らしのその内代表で2人だけがおぢばに帰るという家族の姿、

またアルゼンチンのご婦人は、教祖に一目でもお会いしたいとの思いから、我が家を売却し、帰参の費用を捻出して帰って来られました。

確かに教祖はご存命ですので、世界のどこでもお働き下さいますが、かんろだいを間近に拝し、教祖のお膝元、教祖殿へと運びたいと切に願っている方がたくさんおられます。 

~ 中  略 ~

お道の信仰は、一所懸命務める中に喜んで通らなければものにはなりません

結果も出てこなければ、成人もできません。

文字通り、一つのところに命を懸けることが大切です。

そして、その中に、文句を言わずに喜んでつとめることが肝心なのです。

では、どうすれば一所懸命になれるのでしょうか 。

それはやはり低い心であります。

「まあまあこれぐらいで…」という心ではいけません。

低い心で、「どうでもさせて頂こう!」と、勇んでお礼を言いながらつとめることが、何よりも大切です

私自身この道によって、木下寿美子先生のお導きによって、自分という殻を突き崩して頂き、心の解体をして頂きました。

本来は真面目で堅い性分でしたが、人様に勇んで頂くため、親に喜んで頂けるためなら、あほになって何でもできるようにお育て頂きました

誠にありがたい限りです。

にをいがけ・おたすけの成果

別  席  者4名

月間よろこびスケジュール

日   程                                 日  付行    事時   間
12月 3日(日)天浦 六座のおつとめ ◇7:00~ 17:00(予定)
4日(月)天浦分教会 霊祭10:00執行
     6日(水)婦人のつどい/女鳴り物練習10:00 神殿集合
  7日(木)<西区布教>9:30 神殿集合
  8日(金)<中央区布教>9:30 神殿集合
10日(日)天浦前日ひのきしん13:00神殿集合
11日(月)天浦分教会 月次祭9:30執行
12日(火)名田分教会 月次祭/<西宮布教>10:00執行/9:30神殿集合
13日(水)<兵庫布教>10:00神殿集合
15日(金)琴緒分教会 月次祭11:00 執行
16日(土)<松山布教>5:30 八生兵庫出発
18日(月)  八生兵庫分教会 霊祭/女鳴物勉強会10:00執行
 【仕切り〆】 
20日(水)<天浦分教会布教実習> 10:30天浦神殿 集合
22日(金)<垂水布教>9:30 神殿集合
23日(土)兵神大教会 月次祭10:00 執行
25日(月)【八生兵庫 別席団参】9:00兵庫発
26日(火)  御本部月次祭/遥拝式   ・9:30 執行/神殿集合