立教180年4月号 天理教八生兵庫分教会 よろこび月報

ご挨拶 

修養科一期講師の伏せ込み─おぢばから吹く風 ②!

花冷えの中にも、春の息吹が随所に感じられる今日この頃、ようぼく、信者の皆様におかれましては、常日頃お道の御用、特に八生兵庫分教会の上に絶大なお力添えを賜っておりますこと、厚く御礼申し上げます。

修養科一期講師の御命を頂き、おぢばに伏せこませて頂き、早や1ヵ月がたちました。

親神様、教祖のお膝下(ひざもと)で24名の修養科生さんと共に過ごす日々は誠に尊くありがたいことでございます。

また、朝づとめ、夕づとめは毎日本部神殿にて、上級の親々に感謝申し上げ、修養科生の皆様、そして八生兵庫分教会の皆様の無事と成人を願いつつ参拝させて頂いております。

今月は、4月10日と仕切っての天浦成人理立を運ぶ月であり、また教祖誕生祭が執り行われ、婦人会総会が開催されます。

一人でも多くの方をお誘い頂き、おぢばにお帰り下さいますようお願い申し上げます。

今月も何卒宜しくお願い申し上げます。

にをいがけ・おたすけの成果

別  席  者8名
よ ふ ぼ く2名

天の理に合わす

木下寿美子先生教話集 第二集「48、天の理に合わす」より

何もかもこの世の中の一切が、かりものです。

・・・天の理に合わすということは我が身思案を捨てて、親神様がお創り下さったご理想である、互い救け合いというところにあります。

・・・思うようにご守護が無い時は、どっかに自分が思い違いがあんので、そこに気が付けば誰も彼も皆救かる、皆が喜ぶという方向へ持ってさえ行ければ、もうどんな事でも自由用自在なご守護を頂戴出来るんです

教話集 第五集「7、天の理を立てよう」より

理に背いたことを内緒ですればするほど、余計に表面にパーといろんな問題が起こってくるわけですから、どんなときでも誠真実の心で・・・「理を立てていこう」「理の方へしっかりと踏ん張っていこう」と、その時は(つら)い無理みたいな事ですけど、後々にどれほど大きな喜びと有難さをお見せ頂くかわかりませんから、・・・目の前にいろんなことが起こりますけども、それに惑わされないように、天の理を立て、親に尽くし・・・あくまでも存命の理におすがり申し上げて、狂った状態が起こってきても、正しい天の理に守られて、共々にたすかっていくように通らせて頂きたいと思います。

天の理に合わす

3月22日順子奥様 朝席でのお話

おやさまを見失わない

世間では、どんなに盛大な商売をしていても、二十年三十年経ったときに、尾羽(おは)()()らした状態、逼塞(ひっそく)した姿が見えてきます。

形は立派な家屋敷、立派な商売をしていましても、その根っ子の部分にどんなものが伏せ込まれておるか・・・夫婦の裏切り合い・恩を仇で返したもの、親不孝、色情の狂いであったり、とんでもないものが伏せ込まれ、やがてそれがキッチリと芽を吹くんですね。

まさに“長者三代続かず”という姿がたくさん見られます。

しかしお道を通れば、たとえ三畳一間でお茶漬けとお漬物だけの毎日であっても、夫婦が揃い、親子が恩の贈り合いをし、おたすけをしながら、その中で節が出てきても「おやさま、おやさま・・・」とお(すが)りし、その節を運命が伸びゆく力に変えて通りきれます。

心の成人のために道中は、子供を亡くしたり、一家離散・断絶の運命を一時は見せられることもあります。その中でも真剣におやさま雛形を慕い、通りきる中にやがて盤石(ばんじゃく)な成程の姿が出てくるんです。

私も本気になって三十数年間この道を通らせて頂いてこんな結構な素晴らしい道がどこにあるだろうかとヒシヒシと感じさせて頂いています。・・・

どんな中も、決しておやさまを見失ってはなりません。

精神定めて十二下り

今朝、十二下りの時にそれぞれに注意をさせて頂きましたが、毎日やっているとどうしても自分流に流れてしまいがちです。

おやさまのお教え下さったこの手踊りは、世間にある太極拳やヨガとか気功とかそういった類のものとは全く違います。

お手振りでも鳴り物でも、教えて頂いた通りに理に合わせて素直につとめさせて頂けば、本来のいんねんではあり得ない、いついつまでも元気な体をご守護頂くんです。  

木下寿美子先生は九十歳になっても、手踊りされていました。

足が…背中が…腰が痛いから・・・目が回るから・・・頭がフラフラするから・・・と言って、おつとめを自分の身体の都合に合わせてはいけない!

自分の都合に「理」を引きずり下げて、余計に自分のいんねん通りに体が駄目になる・・・そういう悪循環を平気で繰り返している人が多い。

“痛いから頑張る!”という精神ひとつが大事なんです。

でなければ、いんねんなんて切れません。

自分の都合と自分の好みに合わせていけば、自分の本来の元のいんねんに埋没してしまいます。

素直に声を聞く流れを作る

皆さん、これまで我をはって、何か良いことがありましたか?

・・・借金と病気と孤独・・・頑固は骨にきますから、最後は体が不自由になっていく。

頑固に自分流を貫いて良いことなんて何もないんですから・・・おてふり一つ注意されたら、まずそのことを素直に受け入れて、心に留め置き、そして真剣に努力を重ねる。

何より、自分の代で素直に親の言うことを聞く流れを作っていく。

そうしたら子供が親の声を素直に聞ける、孫が素直に声に添って実行できる、こうしていんねんが薄れてくるんですね。

かわいそうな人では駄目 

人間は決してかわいそうな人になってはいけません。

親神様は、かわいそうな人を創ろうと思って十億年もかけたんじゃぁないでしょう。

陽気ぐらしをして「有難いなあ、勿体ないなあ・・・」と言うて幸せに生きる人間を見たいと思われて(はじ)められた世界で、かわいそうな姿で通っていては、とても親不孝だと思いませんか。

特に教会に居ながら、ここが痛い…あれが(つら)い…もう(とし)やから…と人に同情させて、自分も埃積み、相手にも埃を積ます。

教会というたすけ道場の理を潰して、親神様がお喜び頂けるはずはありませんね。

せっかくおやさまから身上事情を頂いても、ただかわいそうな人になって嘆いていたんでは、運命が伸びゆく力にはなりません。

(天浦の)恵美子奥様は、身上を頂いた時に深いお詫びをされたそうです。

それは、

『初代は同じ歳の時に、教会を売って裸になって通られた・・・同じ歳に自分は自分の身上で通らないといけないのはつとめ方の足りない親不孝な姿であり、本当に申し訳ない。』

とお詫びされました。

そこにさすがは大教会という百数十年にわたって、代々親が裏切ることなく、おやさまのご恩に報いるために、必死で裸になって迫害の中を通られた子孫の魂やなぁ・・・素晴らしい理を頂いておられるなぁと私はつくづく感心させられました。

一つひとつのことに対して、どう受け取りどう表現するかが、その人の徳分だと思います。

いつも背中に「天理教」

どんな表情・どんな言葉・一挙手一投足、自分の言動によって、おやさまの顔に泥を塗るのか、おやさまのご恩に報いるのかが決まります。

常に私たちはその看板を背負っているわけですから、人工的に造って見せる表情ではなく、隠すに隠せない背中・・・つまり、人生の通り方で天理教をお伝えする・・・だから、はっぴの天理教の文字は必ず背中にあるんです。   

~  中  略  ~

心が育ち、運命が変わるための成人理立に向かって与えられた一分一秒の時間を無駄にしないよう、頑張らせて頂きましょう。

月間よろこびスケジュール

日   程                                 日  付行    事時   間
4月3日(月)  <中央区布教>    9:30神殿集合
   4日(火)天浦分教会 霊祭10:00執行
   5日(水)【別席団参①】/<兵庫布教>兵庫9:00発/10:00神殿集合
   6日(木)  八生兵庫 婦人の集い10:00 神殿集合
7日(金)  <西区布教>   11:00八生瀧川布出発
8日(土)【別席団参②】八生兵庫 担当9:00兵庫発
10日(月)<教会長布教所長夫妻布教・おつとめ練習>/前日ひのきしん9:30天浦/14:00神殿集合
11日(火) 日()日( 土)天浦分教会 月次祭/〔 成人理立 運び 〕9:30執行
12日(水) 日()日( 土)名田分教会 月次祭 /<垂水布教>10:00執行/13:00出発
13日(木)<松山布教> 
14日(金)八生兵庫分教会 霊祭/<芦屋布教>/喜竜会10:00執行/13:00~/18:00
15日(土)琴緒分教会 月次祭11:00 執行
16日(日)    兵神大教会 月次祭10:00 執行
18日(火)《教祖誕生祭》6:30八生兵庫出発
19日(水)《婦人会総会にあわせた春のおぢばがえり団参》
20日(木)<天浦分教会布教実習> 10:30天浦神殿 集合
23日(日)【別席団参③】 9:00兵庫発
25日(火)天浦青年会活動/修養科生入学受付9:30集合/兵神詰所15:00面接
26日(水)御本部月次祭   6:30八生兵庫出発
28日(金)<天理布教>/詰所バザー8:00 兵庫出発
28日~29日あまうら子供会「おやさまご誕生まつり」17:30天浦神殿 受付
29日(土)《全教一斉ひのきしんデー》*場所時間は天理時報を参照下さい
30日(日)【別席団参④】/おつとめ練習兵庫9:00発/10:00神殿集合
5月 1日(月)八生兵庫分教会 月次祭 前日ひのきしん/前日神名流し (13:00出発)
2日(火)八生兵庫分教会 月次祭10:00執行