三大いんねんとは?
天理教が始まったのは、天保9年10月26日ですが、その天理教が始まりの起源になる「三大いんねん」という概念があります。
- 教祖魂のいんねん
- やしきのいんねん
- 旬刻限の理
という三つです。
この「三大いんねん」は、遠く人間創造の元はじまりに由来するもので、
「この世元はじまりのお話」(元の理)によると、
この世の元初まりは、どろ海であつた、月日親神は、この混沌たる様を味気なく思召し、人間を造り、その陽気ぐらしをするのを見て、ともに楽しもうと思いつかれた。
この世元はじまりのお話
そこで、どろ海中を見澄されると、沢山のどぢよの中に、うをとみとがま混じつている。夫婦の雛形にしようと、先ずこれを引き寄せ、その一すじ心なるを見澄ました上、最初に産みおろす子数の年限が経つたなら、宿し込みのいんねんある元のやしきに連れ帰り、神として拝をさせようと約束し、承知させて貰い受けられた。
とあります。
人類最初の母親としての「み」の魂が「教祖魂のいんねん」であり、宿し込んだ元のやしきというのが「ぢば」であり、これを「やしきのいんねん」と言います。
さらに、宿し込んだ子数の年限「九億九万九千九百九十九年」というのが、「旬刻限の理」です。
「この世元はじまり」のこうした約束に基づいて、子数の年限が満ちた天保九年十月二十六日に、魂のいんねんある教祖を社として、親神様ご自身がいんねんある「ぢば」においてお現れ下されました。