臨機応変
今日は、昼頃からある施設の大掃除ひのきしんの予定だった。
その施設とは、ハンセン病患者さん用の療養所で、そこには本部直属の布教所も存在している。
どんな経緯で天理教の布教所が出来たかは知らないが、ちょっと前から寮長先生が色んな面のお世話どりもされており、その関係で寮生との関わりもあるそう。
例年大掃除に赴いているそうで、今年も行かせていただく予定となっていた。
ところが、今日は急遽、その布教所の前所長婦人さんの葬儀が務められることとなり、まずは参列させていただくことになった。
初めて行かせていただいた療養所は、車でも50分くらいかかる田舎、島の中にあった。
病院のホールで務められた全く面識のない方の葬儀に参列させていただいた。
婦人さんは12歳の時からハンセン病を患って入所され、68年間療養していたと言われる。
元々は未信者の方で、遺族である弟さんの親族が見られた。
最後の挨拶にて弟さんがお話されたが、60年以上会えてなかったと言っておられ、ハンセン病の影響で差別などの苦労があったことを知る。
想像できない道中を歩まれたんだと聞かせていただき、胸がジーンとした。
全く知らない方だったが、感動する式を参列したことは良い経験である。
式の後は、当初の予定通りで大掃除させていただいたが、時間の変動によって拭き掃除のみに変わり、すぐにつとめ終える形となった。
初めて行かせていただいた布教所は、本部直属だけあってけっこう立派な神殿である。
信者さんがおられるか分からないが、キレイにされている神殿とかで、すごいと思いながら掃除させていただいた。
終えてからは、寮長先生の親心で帰ってからすき焼きを頂いた。
まさかこんな所ですき焼きを食べるとは思っておらず、賑やかに楽しみながら呑み食いできて有難い限り。
ありがたい年末を過ごせている。
明日も、感謝してラスト1日を過ごそう。