一粒万倍とは?
親神様のご守護を農業の実感に例えてお教え下されています。
たとえば米は、一粒の籾種から、稲穂になり、それをまた蒔き、またまきと繰り返していくと、やがて万倍の米ができます。
原典・おさしづに
雨ふる中もだん/\しのぎ、百石まいて一粒万ばいといふ
明治29年10月10日のおさしづ
不自由すれば不自由は一粒万倍にしてかやす
明治31年4月20日のおさしづ
心配は楽しみのたね、一粒万倍といふ事はもうとうから/\さとしおいたるほどに
明治38年12月4日のおさしづ
とあります。
日々、親神様のお話を聞き分け、身上かしものかりものの理を自覚し、たんのうとひのきしんに徹して、常に人に喜んでいただく、たすかっていただくという真実は、たとえそれが小さなものであっても、その一粒の真実の種を万倍にして下さるのです。