天理教人名辞典 稲尾某 いなおぼう

稲尾某 いなおぼう

『稿本天理教教祖伝』に

「社寺掛の稲尾某」(118頁)
「主として稲尾某が取調べに当った」(119頁)
「稲尾は、これは神経病や、大切にせよ。とて、医者に脈をとらす」(120頁)

と出ている人物。

奈良県庁文書では明確に確認できがたい。

稲生潜蔵(いなおせんぞう)ではないかと推測されている。

稲生潜蔵ならば、

①生年月日不詳。
②愛知県人、
③奈良県庁記録によると、明治5年(1872)2月5日付けで参事、十五等を申し付けられる。庶務掛勤務。
④教祖(おやさま)は明治7年12月23日、奈良県庁の呼び出しに応じ、現・奈良市山村町の円照寺(臨済宗)、通称山村御殿へ出張された。

その頃「いなお」なる県庁役人は、稲生潜蔵と思われるが、潜蔵が取調官であったかどうか、他に史的裏付けの文献は見当たらない。