ありのままdiary R187.12.8

土壇場

今日は勝負の日。

約束の人が約束通りに進んで頂けたならば、教会で住み込んで家を手配して頂いたり、ゆくゆくは修養科も考えていくことになる存在。

ただ、その分だけ懸念すべき点も幾つかあり、まずはドタキャンがないかが1番の心配だった。

これまで6人お連れさせていただき、どれも油断してなかったが、今回はいつもと一味違う感覚がしていた。

しっかり約束をしたし、むしろ相手から頼まれたことだけど、なにか帰ってきてから朝を迎えてもずっとモヤモヤする状態であった。

「案じれば案じの理が回る」

というお言葉もあるし、なるべく案じ心は出したくなかったから願い込み、大丈夫と自分に言い聞かせていた。

なんせ、心定めに向かっていた上に親の声を頂き、思い浮かんだ人を訪ねて進んだことだから、神さんがお連れ通り下さると信じていた面も大きくあり、これは成ると願っていた。

お昼に約束していたため、お願いづとめをつとめたり、忙しくて出来てなかった部屋の掃除や整理などで時間を使わせていただいた。

あらかじめ、おぢばがえりの際は諸先生に連絡しなければいけないから連絡済みであるため、ここでキャンセルはなりたくないという思いで迎えに行った。

訪ねた瞬間、私のモヤモヤの気配がすぐに的を得たことを感じた。

昨日、荷物を全てまとめて神戸に持って行く話をしていたはずなのに、扉を開けると何にもまとまってない。

「はっ?なにこれ、、、」

という戸惑いと苛立ちを抑え込み、大丈夫ですかと尋ねる。

すると、早いね、もう来たの?

いやいや、約束の時間やし、しかもあえてゆっくり目に来たけどな。

マズイなぁと思いながらお話したが、昨日しっかり話したのに全く噛み合っていなかった。

「まだ9時かと思ってた、明日帰って来るよね?」

と言ってくる。

いやいや、何回も荷物まとめて神戸に行くから帰って来ないと説明した。

嫌な気配が募り、どうしますかと尋ねる。

話が通じないため、会長さんに報告したところ、無理そうだという判断が決まりそう。

そうした問答の最中、ヘルパーさんがやって来た。

尚更マズイと思い、ヘルパーさんに私の立場を話し、その方の認知などの問題を尋ねた。

聞くと、予想通りだったが、加えて想像以上の症状を持っており、なかなか手のかかる人だと判明。

認知症もあるし虚言癖もあるため、被害妄想で色んなことを喋るそう。

おぢばにお連れするにも、市役所の福祉関係に問い合わせる必要があると言われたため、やめておこうという話となった。

ある程度の懸念点も覚悟して臨んだが、想像を超えてきたことにビックリしてしまった。

会長さんに報告して断念し、今後も関わることも控えた方が懸命だと考える。

初の経験をさせていただいた。

天浦や八生でもドタキャンはざらにあることで、そうした経験がつきものだと聞いてきたし、心が鍛えられるから成人のためにも必要かとも思うが、自身は初めてだからけっこうなショックだ。

しっかり約束を交わしたし、会長さんや諸先生に報告した上の出来事で、しかも神戸の2倍くらいある岡山の距離感を考慮するとなかなかに痛手。

教会でも準備や手配をして下さっていたため、私の悔しいという自分の感情よりも申し訳ない気持ちの方がはるかに大きい。

こんなにキツイんだと痛感し、今後の糧になることは間違いないから良い経験。

もしお連れしたことも想定したが、もっと多くの方に迷惑かけてしまうことになるため、神さんが止めてくれたのか、とも考えた。

色んな思案をしたが、ネガティヴにならないようにしよう。

今日はお昼から向かってお話して帰ったため、歩く時間はゼロでした。

明日から、上がらないモチベーションをなんとか奮い立たせ、新たな出会いを求めてつとめたいと思います。

ドタキャンで濃厚な日をありがとう。

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