明けの日常
寮祭の次の日。
いつも寮祭の明けはしんどいが、今回は特にキツかった。
なぜなら、今月に入って既に3回の飲みの場が設けられたからである。
こんなに短スパンでお酒は欲しないタイプの人間であるのに、こんなにも続けて飲み会があるとしんどい。
しかもそのうちの2回は長時間で日も越す場だったから尚更。
もうお酒が美味しく感じないくらいに至っていた。
昨日は夕づとめが済んでお開きとなったが、それまでが休憩なしのスケジュールだったため、心身ともに疲労を感じていたように思う。
今日も葛藤の末、ゆっくり歩くことにした。
あんまり行かない方角の遠方に行き、移動時間を稼ぐ作戦を遂行。
戸別に励んだ時間は2〜3時間だったが、濃密のように思えた。
淡々と断わられて回り、理残しで色んなバリュエーションの話をしてつとめる中に、1件のお出会いも頂いた。
インターホン越しで
「天理教でたすけて頂き、人だすけにつとめております」
と申し上げると、ちょっと待っててと言われる。
また聞きにくかったとかいう類かなぁと思って期待せずにいると、60代の婦人さんが出てきた。
「夢の一人暮らしを始めたところだから困ってない。けれども将来的に頼りたいかも」
と言われ、話を聞いて下さる。
おぢばのお誘いをしたが、まだ分からないと言われ、ゆくゆくはという返し。
けれども、
「雰囲気が良い。心が清いのね。近くに来たら寄ってね。お茶でも出す」
と受け入れて下さる。
なんとも有難い対応で、めちゃくちゃ普通の婦人さんだった。
他宗教をかじっているっぽいため、受け入れるタイプだと思うが、縁を感じてくれている。
どのくらいのペースで通おうか思案どころだが、通ってお誘いし続けると決めた。
ただ、1番問題なことに犬を飼っている。
お連れするためには、犬をどうするかという相談が壁となるし、なんせ私は大の犬嫌い。
家に上げてもらえるとしても躊躇してしまうのが目に見えている。
しかも、その犬は老いているが男嫌いということで、今日もしっかり吠えられた。
大きな難題だが、覚悟を決めたら耐えられると信じれるし、これを機に犬を克服しなければならないかも。
どこかで、
やむを得ずの場面がくれば克服できるかも…
と心の中で思っていたため、その機会を頂くことになるかもしれない。
今後の展開で、成ってきたことを受け止めれるように努めて行こう。
心定めと親の理
夜に出ていた帰りしな、会長さんから電話が入った。
「用件は解決した。今月は別席者の予定と仕切りの調子はどう?」
というイタイ内容である。
頑張ってみますと答えたが、だいぶな重荷。
仕切りに関しては見当がつかな過ぎて困るが、別席者の方は、心に掛かっている方がいたから行こうと思い、その足で向かってみた。
夜分だからどうかと迷ったが、思い切って向かってみると受け入れて下さった。
その方は、10日ほど前に出会い、さまざま困り事があってどうしようもないと教えてくれていた。
けれども、話を聞いてもややこし過ぎて私では対処しきれないものだった。
下手したら、裏社会絡みに発展してしまうような話で、下手に突っ込まないように努めたが、たすけを求められていたから今回は覚悟して向かってみた。
行くと、
「やっぱりたすけてほしい。ここを出たい。けれどもあなたも怖い気がする」
と、私にも疑いの心を持つ。
目が細い私だが、目つきが鋭くてビビられていた(笑)
まぁ、どうせなら会長さんに相談するのが一番だと思って電話すると、会長さんが30分ほど時間をかけてお話して下さった。
「威圧的な口調」
だと受け止められていたが、会長さんや教会の様子、おぢばの写真などをお伝えし、柔らかく丁寧に、必死に説明させていただいた。
ただ、会長さんからも
「ゆっくりで、相手方が来たいと言ったらお連れするように」
と言われていたため、待つ姿勢を取り、ゆっくり考えて電話を下さいと言って家を出た。
まさかのガッツリした本格的なおたすけの可能性が出てきて、私が1番驚いている…
年末までの心定めに向けた思いと、親の声を受けて即座に動いたことが噛み合ったかもしれない。
とにかく、焦らずにゆっくり待つことにして日々を過ごしたいと思います。
今日も濃厚な一日をあざした。