ありのままdiary R187.11.12

名田の理を戴く

今日は名田の祭典日。

今日はおたすけに呼ばれていたため、理を戴きたい気持ちで朝を迎えさせていただいた。

呼ばれたのは、先月に別席を運んでくれたYさん。

向かう時に思い出したが、ちょうど今日で、出会って1ヶ月だ。

1ヶ月という節目でたすけが舞い込んでくる不思議さに驚きと、心づもりをさせていただいてから向かった。

Yさんは、先週のお祭りにお誘いしていたが、祖父が亡くなったことで参拝できなかった。

しかも、その直後に信頼する友人に裏切られるという大きなふしを頂いていた。

一昨日から連絡を受け、生活的な困窮と心が乱れそうだということを伝えられ、私も、

「何ができるんや、何もできんぞ…」

と考えさせられた。

そして、会長様に相談して助言を頂き、それを以て今日は行かせていただくことにした。

YさんはLINEではめちゃくちゃ絵文字を使うタイプの人だが、会ってみたらすごく暗い顔をしている。

キツイ、どう声かければいいんや…

と思いながらも、起こった出来事を聞かせていただく。

ふしが3つくらい重なり、変な気を起こしかけたとも言っておられたが、私の顔を思い出して踏み止まったと伝えられる。

「大きい。責任が大きい。頼られ過ぎるぞ…」

という心中とは裏腹に、笑顔で丁寧に対応した。

その中で、

「おぢばに帰って変わろうとするのに、こんな事が起きるならやめようか、という気も起こった」

とも伝えられたので、私も瞬時に

《ふしから芽が出る》

教えを簡単に説明させていただいた。

「私たちも信仰してるからといって全てが上手くいく訳ではない。むしろ苦しいこともたくさんある。苦しい病気や、辛い出来事だって頻繁に起こる。けれどもそれは、神様が成長させてやろうという思いから与えて下さっている。神様の親心なので、私たちは踏ん張って、なんとか前向きに喜んで受け止める教えなのです。Yさんも、世間で頼れる存在が1つずつ減ってきた。これは、神様に頼ったり、天理教の教えや人の繋がりに頼り、信じるためのキッカケかもしれません。善い方に進むための1つの機会だと思います。めちゃくちゃしんどいと思いますが、踏ん張って下さい。」

と、なるべく簡単にお話させていただいた。

自分でもビックリした。

基本的に話が苦手で詰まるタイプだと思っていたが、こんなにもスラーッと言葉が出たことに驚く。

学生時代と、その後数年は教理を求めて頑張っていた過去があり、会長様からは

「実践が大事だ」

と何度も言われたけど続けたこと、それが1つ表に出た気がした。

にをいがけ・おたすけでの言葉は、神様が貸して下さると聞かせていただくが、それも踏まえて、これまでやってきたことが活きた瞬間だと思えて喜べた。

Yさんも、前向きに頑張りたいと言っておられ、修養科を勧めたりした後、近い内におぢばへ帰る約束をさせていただいて別れた。

その後、時間はお昼になっていたが、喜び心で少しだけ勇み心も出てきて、すぐに戸別に励ませていただいた。

以前から、Yさん宅の近くにある大きなマンションが気になっていたから行かせていただいた。

11階建てを全て回ったが対応がめちゃくちゃ少ない。

居留守してる家もたくさんあるなぁと思いながら、理残しに思いを込めて回らせていただいた。

すると、マンションでの戸別最中というのに、電話が鳴り続いたのである。

今度おぢばを約束した方をはじめ、IさんやMさん、そしてTさんまでもが突然に連絡をくれた。

Tさんは、先月にキャンセルされて以来、おぢばへの思いが弱まっている気配がしており、そろそろもう一度誘おうと思っていたところであった。

精神的な安定が取れないため、近くならないと決めれないと言われたが、前向きに考えて下さるようだし、私も、そうしたことが良くなるためにも帰りましょうと押した。

Iさんは、次の予定はいつになるか早めに教えてほしいという催促の電話で、しっかり考慮して決めていかなければと思った。

どの方にせよ、みなさんいつ運んでいただこうかと、日取りや車の手配を考え、おぢばに帰って頂けるように願っていたところであるため、ほんとに有難いことを見せて下さったと喜べた。

日頃の願いを、名田の祭典日という理のある日に返して頂けたのかもしれないから、やっぱり日々気を抜けないものですね。

一つ一つが成っていきますよう、明日からの日々を意識して通らせていただこう。

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