出直しとは
天理教では死ぬことを出直しと言います。
出直しとはケンカしたときに「顔でも洗って出直して来い」と言うように、もう一度出て来ることなのであります。
したがって、天理教では死は一回だけではなく、何回もあることなのです。
「人生一度きりと思うなよ。」
とのお言葉があるように、人生はきりなしふしんで何回も生まれ変わりするのです。
教祖は、このことを古い着物を脱いで、新しい着物を着るようなものやとお教え下されています。
普通、死は一回きりのものだと考えられてるので、死の恐怖があるのだと思います。
人生一代限りと思うと、「短い人生なんかだから、十代ではこんなことを、二十代ではあんなことを、、、」というように非常に狭苦しい人生観が生まれしまいます。