立教182年5月天理教八生兵庫分教会 よろこび月報

ご挨拶

心のふしんを目指して成人の歩みを進めよう!

日々はそれぞれの持ち場立場において、八生兵庫分教会の上に誠真実を賜り、誠に有難うございます。

本年も早や3分の1が経過しましたが、先月には本年1回目の天浦成人理立、及び教祖誕生祭・婦人会総会に合わせてのおぢばがえり別席団参、全教一斉ひのきしんデー等の時旬に頂く御用を勇んで務めさせて頂きました。

成人理立においては、八生兵庫に繋がる皆様が、元一日おたすけ頂いた御恩をお返しすべく真実誠を尽くしてお勤め下さいましたお陰により、年頭の心定完通りに運ばせて頂くことができました。

又、教祖誕生祭には52名が参拝し教祖の221回目のお誕生を御祝させて頂きました。

そしてその翌日19日に開催された第101回婦人会総会には40名の婦人会員

を含む70名の方が参加させて頂きましたが、そのうち 初席者6名、中席者11名が別席を運ばせて頂きました。

総会式において、婦人会長様は「陽気ぐらし世界実現のために役立つようぼくに成人できるよう自分自身を錬磨していくことが、道を通る私達の態度である」と述べられ、教えの実行によって心の埃を払い、胸の掃除を常に心がけ、人をたすける行いを実行することが大切であるとして、各自が心のふしんを目指して活動方針を日々実行し、成人の歩みを進めようとお話下さいました。

続いて、祝辞に立たれた宮森内統領は

「親が我が子にかける優しい言葉、心づかいが教祖のひながたであり、どこまでも教祖のひながたをたどり、日常の中で陽気ぐらしの台となるのが婦人会の目指すところである」

と述べられ、次に

「一人の人をおぢばに連れ帰るときに初めて教祖のお心がわかり、先人の苦労が分かる」

と指摘、そして

「身近な人をおたすけすることが、親神様の御恩が分かり、実のようぼくに育つ方法である」

とご教示下さいました。

私達はお聞かせ頂いたお言葉を素直に実践する努力を重ねつつ、7月の仕切りこどもおぢばがえりという次なる塚に向かわせて頂きましょう。

今月も何卒よろしくお願い申し上げます。

天浦のふしん”に学ぶ

立教181年12月10日一郎会長様の朝席より

本日の教話集は「天浦のふしん」でした。

教会が空襲で焼失するなど、何度も移転を繰り返していましたが、事情教会であった尼ノ浦から天浦分教会に改称し、当時の飾東大教会長様のご尽力により、ようやく土地が与わり、灘区大内通に神殿ふしんが完成しました。

掘建て小屋からの再出発

ところが、その頃兵神大教会が板宿から現在の桜木町に移転する時で、当時の大教会長清水國雄先生が、夜中に酔っぱらってご来会され

「木下!この教会を売れ!売って尽くせ!」

と仰られました。

出来たばかりの教会であるにも関わらず、先生は直ぐにハイ!と受けられまして、教会を売り、現在の 垂水の地に教会を復興されました。

当時まだ水道も電気も通っていないウサギなどの野生動物が生息していた原野のような場所に大内通の教会の倉庫の廃材を運び込んで掘建て小屋のようなとこ ろから再出発しました。

垂水にそびえ立つ”白亜の殿堂

それから僅か7年後に白亜の殿堂とも言われる程、立派な神殿が出来ました。

周りは殆んど家が建ってない小高い所に銀屋根がキラキラと光っていまして、よく親父と国鉄(現在のJR)から天浦分教会を見ては、私も子供心に”きれいやなぁ…”と眺めたことを覚えています。

その神殿ふしんは1円の借金もなしに出来ました。

ちょうど昭和37年のことです。

その頃、親父の会社が、個人商店から株式会社になる時で、オーバーローンでまとまったお金が手元にあり、木下寿美子先生は私の親父から言えば叔母にあたりますから「おばちゃん、貸したるで。」と、かなりのまとまったものを運ばせて頂いたところ、焦げ付いていた借金が帰って来たり、思わぬご守護がありましたので「もう、返してもらわんでもええで。」ということになったわけです。

ふしんと身上とご守護の立て合い

それから教会にはどんどん人が寄り集まってきて、住込み人も増え、大変なことになってましたね。

女子青年たちが三畳位の部屋に三段ベッドで寝ていました。

そうなってくるといよいよふしんの機運が高まってきましたが、図面を引いていると、坪50万円─高度経済成長の終わり頃、バブルのちょっと前で金利が物凄い上がってきまして、借り入れ金利が当時10パーセントでした。

7億3千万のふしんをやろうということで「6億円借りないかん…」前会長様は「ふしんは、無理や…  どこにそんな出来る信者がおるんや?」と諦めかけたとき・・・

そこで「やろうやないか!」と、手を挙げたのが私の親父でした。

親父は筆頭役員としてまず一千万円運ばせて頂きました。

しかしその直後、血尿が出て腎臓癌が見つかるんですね。  

その時は、「ええことしたのに、なんでや?」と思いますが、親父は「かしものかりものの理が分かったわ!」と言って、腎臓一つ取っただけで、それからは26年間めちゃくちゃ元気に生きました。

その節と立て合って、孫にあたる真一が生まれました。

西村家の後継者が産まれ、自分の病気もご守護頂きました。

尽くし伏せ込んだものは末代

そしてふしんが始まりました。15年のローンの返済でしたが、それが何と12年で完済しました。

三和銀行の方がびっくりしていました・・・

世間の仕事をせずに、神様の御用につとめているところの方が、案外早く完済するのだと言っていました。

ですからこのたすけ一条の上には、不思議な教祖のお働きがあるんです。

そのふしんの上に大きく尽くされた弁護士の森谷先生が、血液の癌…不治の病になられました。

人間の目から見れば、それだけ一生懸命して病気になるなんて、矛盾してるようにも思われます。

ところが、その後継者が父親の節を通して、布教の家始まって以来の白熱的な布教師として育っています。

森谷先生が天浦のふしんの上に尽くされた何十倍、何百倍のものをこれから彼は生み出していくでしょう。

ふしんというものはそういうものなんです。

尽くすということは本当に凄いことです。

表面に見えるふしんは小さくともそこに伏せ込まれた理というものの偉大さを感じます。

おやさまからの理の御諭し

R172飾東大教会「ようぼく成人の集い」順子奥様 のお話より

難儀を喜び 苦労を楽しむ

木下寿美子先生からのお仕込みは、       

『この道は無から有を生み出す道!親の声を聞かせて頂くということは、自分の思いは立たんやろ・・・けれども自分の都合は自分の徳一杯のこと。自分の都合を超えて、親の声をまっしぐらにハイ!と受ける中に奇跡が出てくるあほらしい事を選んで、負けて、損をして通りなさい!だから、あほらしくない人生が出てくる。難儀を喜び、苦労を楽しみなさい!』

毎回毎回の練り合いのお仕込みがこれだったんです。

まさしくそれは、先生のお通りになられた道であり、教祖のおひながたの五十年もまさにそうであると思います。

そんな先生のお傍に置いて頂いておると、尽くすことが生き甲斐、裸になっていくことが楽しみになるんですね。やっぱり通られた道の威力というものは凄いものだなあ・・・

不思議と先生の姿を見ると”尽くさせて頂こう!喜んでもらおう!”というような気持ちになるんですね。

大袈裟(おおげさ)ではなく本当に命を懸けて尽くさせて頂こうという思いでした。   

~ 中 略 ~

成らん中の念願の神殿ふしん

8年待って、ようやく取り掛かった念願の神殿ふしん

そんな私たちの前に、大きな壁が立ちはだかったんです。

それは、土地が定まり地鎮祭は済ませたものの、法律の改正により建築確認申請の許可が下りず2年間足踏み状態、更にふしん費の借り入れが難航し、もう「念願であったふしんもこれで頓挫(とんざ)か…」というそんなある日、あまりにも心が苦しくて、一人で教祖殿に (ぬか)づいて、教祖に自分の胸の内を全部聞いてもらいました。

教祖殿の畳を涙と鼻水で濡らしながら、顔が上げられないその中に・・・

「あんた、理がわからんやろ・・・理というものが、わからんのやろ?それは目に見えないモノや。しかし厳然とあるのやで。それが分からなかったら、通られへんのや。身上事情を通して、親からの仕込みを通して、その理というものを教えていっているのやで。」

と、教祖から諄々とお言葉を賜り、魂の底にグーンと感じさせて頂いたんです。

その後、「そうだ!尽くしが足りてないんだ。」とふしんの理立を上級に運ばせて頂く中に、(とどこお)っていた問題が(ことごと)く拓かれてゆき、様々な節がございましたが、十年という長い年月を教祖にお連れ通り頂き、現在本格的な神殿建築をさせて頂いております。

にをいがけ・おたすけの成果

別  席  者13名

月間よろこびスケジュール

日   程                                 日  付行    事時   間
5月3日(金)  八生兵庫 婦人の集い10:00神殿集合
   4日(土)天浦分教会 霊祭10:00執行
   5日(日)【別席団参①】兵庫9:00発/9:30神殿集合
   6日(月)  <兵庫布教>10:00 神殿集合
7日(火)  <西区布教>   9:30 神殿集合
8日(水)  <中央区布教>   9:30 神殿集合
9日(木)  【別席団参②】八生兵庫 担当9:00兵庫発
10日(金)<大教会伏せ込みひのきしん>/前日ひのきしん/おつとめ練習9:30兵神大教会/14:00天浦神殿
11日(土) 日()日( 土)天浦分教会 月次祭9:30執行
12日(日)名田分教会 月次祭 /<垂水布教>10:00執行/13:00出発
八生兵庫ミニ子供会「お楽しみ上映会」14:30神殿集合
13日(月)  <西宮布教>9:30 神殿集合
15日(水)琴緒分教会 月次祭11:00 執行
16日(木)    <松山布教>5:30兵庫出発
17日~18日天浦子供会「野外活動&お泊り会」17日17:00受付(天浦)
18日(土)八生兵庫分教会 霊祭/教祖伝勉強会/喜竜会10:00執行/13:00~/18:00
19日(日)《 兵庫教区青年会総会》11:00神戸ポートピアホール
20日(月)<天浦分教会布教実習> 10:30天浦神殿 集合
22日(水)【別席団参③】 9:00兵庫発
23日(木)    兵神大教会 月次祭10:00 執行
24日(金)婦人会伏せ込み団参/<天理布教>/詰所バザー8:00 兵庫出発
25日(土)天浦青年会活動/修養科生入学受付9:30集合/兵神詰所15:00面接
26日(日)御本部月次祭   6:30八生兵庫出発
31日(金)【別席団参④】 9:00兵庫発
6月 1日(土)八生兵庫分教会 月次祭 前日ひのきしん/前日神名流し (13:00出発)
2日(日)八生兵庫分教会 月次祭10:00執行